【レア作品!香港映画】妖怪道士2(鬼馬天師TAOISM DRUNKARD)

投稿者: | 2024年2月27日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

(ミラクルファイター)、(妖怪道士)に続きユエンブラザーズが製作したファンタジックな法術カンフー合戦を描いた娯楽アクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介させて頂く作品は、ユエンブラザーズによる(妖怪道士)シリーズの第二弾です。

それでは、まずはあらすじから、

龍虎山のお騒がせ者の醉道士が、不注意で大事な天師像を壊してしまった。

罰として辰年8月15日玄の刻生まれの若者を探してくる事を言い渡された醉道士は、下山するが、街で出会った若者チュウが、探している生まれだという事を知り、

なんとか連れて帰ろうとするが、チュウは、法術師の名門、科学門の証印を管理する老婆の孫で、その証印を狙う悪の法術師・老魔から命を狙われていた。

熟練の法術師でもある醉道士は、チュウを守るため、老魔との対決を決意する!?

監督は、本作で監督デビューを飾り、出演者としても本作や(妖怪道士)(詳しくはこちら)、(ミラクルファイター)(詳しくはこちら)等で、

同様の役柄を演じているユエン・チュンヤンで、安定の存在感で、正義の法術師として活躍していきます。

ユエン・チュンヤン(二役)
ユエン・チュンヤン(二役)
ユエン・チュンヤン

主演は、(妖怪道士)、(ミラクルファイター)、そして(妖怪奇兵)(詳しくはこちら)、(ドラゴン醉太極拳)(詳しくはこちら)と、

こちらも同じイメージの役柄を好演しているサイモン・ユエンJr.が登場し、清潔感のあるヒーローを演じています。

サイモン・ユエンJr.
サイモン・ユエンJr.

で、主人公の宿敵役で、(008皇帝ミッション)や(フロントページ)等のユエン・シンイーが登場し、相変わらずの暴れっぷりで、主人公達を追い詰めていきます。

ユエン・シンイー
ユエン・シンイー

で、ユエン・シンイーに毒を盛られてしまう敵役で、(女少林寺)(詳しくはこちら)や(悪漢笑撃隊)(詳しくはこちら)等の

リュウ・ハオイが登場し、可憐な邪教の教主を、アクションたっぷりで演じています。

リュウ・ハオイ
リュウ・ハオイ

ヒロイン役は、(上海13)やアンディ・ラウ主演の(家在香港)等のジュー・ハイリンで、陽気なキャラクターで、騒動に巻き込まれていきます。

ジュー・ハイリン
ジュー・ハイリン

で、ジュー・ハイリンの姉役で、(人蛇大戦 蛇)や(香港版プレイガール ヤムチャガールズ)(詳しくはこちら)等の

ロー・ピーリンが登場し、奔放なお姉さんを演じています。

ロー・ピーリン
ロー・ピーリン

そして、ロー・ピーリンに思いを寄せる男役で、(プロジェクトA)や(燃えよデブゴン お助け拳)(詳しくはこちら)等の

タイ・ポーが登場し、お笑いシーンを盛り上げていきます。

タイ・ポー
タイ・ポー

で、ユエン・シンイーに襲われる同門の法術師役で、(醒拳)(詳しくはこちら)や(南北醉拳)(詳しくはこちら)等の

ヤム・サイクンが登場し、華麗なアクションを披露しています。

ヤム・サイクン
ヤム・サイクン

で、リュウ・ハオイの部下役で、(鬼打鬼之黄金道士)(詳しくはこちら)や(香港・東京特捜刑事)(詳しくはこちら)等の

マンディ・チャン(チャン・チーマン)が登場し、ズッコケシーンを盛り上げていきます。

マンディ・チャン(チャン・チーマン)
マンディ・チャン(チャン・チーマン)

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、(妖怪道士)でもお馴染みのユエン・チュンヤン演じる醉道士が、

今日も龍虎山で、調子に乗って自作の小型カーを乗り回して(酒気帯び運転)、大騒動を巻き起こし、大事な天師像をぶっ壊してしまうところから始まります。

で、勿論大説教を喰らった醉道士は、罰として、天師像の修理費を稼いでくる事と、像を修理した後の開眼式のために8月15日生まれのチェリーボーイを連れてくることを言い渡されます。

で、その頃、法術師一派の科学門の悪の法術師である老魔(ユエン・シンイー)が、その流派の権威を持つことが出来る証印を狙って、実力者の命を次々と狙い、

ついに、その証印を管理している老婆(ユエン・チュンヤン二役)の所にも老魔は現れるものの、老婆の孫であるサイモン・ユエンJr.の必死の抵抗と、

証印を守るための仕掛け部屋のカラクリ、そして老婆の実力で、一旦は撃退される、という事件が発生します。

で、形勢不利と感じた老魔は、邪教の一つである羅殺門の教主(リュウ・ハオイ)に毒を盛り、手足のように扱う事で、身代わりにたて、なんとか証印を奪還しようと試みていく事になります。

そんな状況の中、醉道士が街でまたしても騒動を起こす事になり、お爺さんが虐められていると勘違いしたチュウが、

その騒動に参加する事で、二つの法術師の物語が交差していきます。

で、偶然出会ったチュウが、実は調度8月15日生まれという事が発覚し、勿論醉道士はチュウをなんとか龍虎山に連れて行こうとするものの、

そうこうしている内に、再び老魔の襲撃に合い、偶然居合わせた醉道士も戦いに参加する形になり、醉道士&チュウVS老魔の大激突へと発展していく、というのが、大体の大筋となっています。

醉道士と老婆役を、監督のユエン・チュンヤンが二役で演じているため、醉道士の物語と、チュウの物語が別々に進行しますので、少々混乱する展開で、

両方の物語が、その分ふわっとしてしまいますが、やはりユエン・チュンヤンサイモン・ユエンJr.がこれまで演じてきたキャラクターは安定感があり、

それほどかみ合わなくても、それぞれの物語を観ているだけで、お馴染みの世界観に浸れるような楽しい物語となっています。

本作もこれまでの作品のように、目と口と足だけの黒いボールのようなユニークなモンスターや、味のあるアナログ法術、

そしてリュウ・ハオイが、老化していく毒の表現等、随所にアイデアに満ちたファンタスティックなシーンが満載で、観る者を楽しませてくれます。

女性キャストも、アクションのできるリュウ・ハオイを筆頭にヒロインのジュー・ハイリンや、成り行きで醉道士を追い回すことになるロー・ピーリン等、キャスティングも非常に豪華で、

アクションに関しても、前作の監督ユエン・ウーピンこそ、弟のユエン・チュンヤンにバトンタッチしたものの、

ユエンブラザーズアクションチームが創り出すアクションは、やはり素晴らしく、アクションシーンだけを観ても、

ドラマ性のちょっとした薄さを補って有り余るぐらいのハイレベルなアクションの連続となっています。

できれば、このシリーズでもっと続編を観たかったところですが、残念ながら80年代中盤以降の香港映画界は、

現代劇が中心となり、キョンシー作品以外では、本作ような世界観の作品は、製作されなくなっていってしまいましたので、

お馴染みのキャラクターの登場は本作まで、となってしまったのが、悔やまれます。

そろそろ現代の技術で、本作のような世界観のリメイク作品を観てみたいところです。

という事で、安定の世界観に超絶アクションの連続の、人気シリーズ第二弾となっていますので、香港映画好きの方や、アナログ特撮アクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1984年製作 香港製作 ファンタジーカンフーアクション

監督 ユエン・チュンヤン 製作 ロー・ウェイ 

出演 サイモン・ユエンJr.、ユエン・チュンヤン、ユエン・シンイー、リュウ・ハオイ、タイ・ポー、ジュー・ハイリン、ロー・ピーリン、ヤム・サイクン、マンディ・チャン

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