【レア作品!香港映画】キョンシーアーミー精霊師団不死身の大作戦 (疆屍發威/茅山鬪殭屍/茅山斗僵尸VAMPIRE SHOWS HIS TEETH)93分

投稿者: | 2023年7月25日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

キョンシーを利用して悪事を働く一味と正義の道士の戦いを描いた前編・後編のキョンシーアクション作品!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、キョンシーを使って悪事を働く闇組織と正義の道士の戦いを描いたキョンシーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

チャン道士が率いるキョンシー隊一行を見つめる、ある男がいた。

男は金の密輸団のボスで、キョンシー隊が関所で、調べを受けずに通過できている様を見て、自分達もキョンシー道士に変装し関所を通過する事を思いつく。

そして、無事関所を通過した密輸団だったが、その偽キョンシーに化けた組織員が暴行事件を起こしてしまい、事件が明るみに出てしまうのだった。

そして、警察に捜査強力を依頼されたチャン道士達は、捜査を進める中、夜中に怪しいキョンシー隊と遭遇する!?

キョンシーブームに乗って製作されたキョンシーアクション作品です。

監督は、カーター・ワンシャー・クワンリも出演しているコメディ(見銭眼開)や大島由加里出演の(罪加一等)、

ゴーストコメディ(賭鬼)等のアルバート・ロウで、小気味良いアクションとドラマ演出で、テンポの良い物語を演出しています。

で、主演の道士役には、ジャッキー・チェン主演の(ポリスストーリー)の裏切り刑事役や、

香港極道 警察)、オールスターのサモ・ハン作品(上海エクスプレス)、ミシェル・ヨー主演の(皇家戦士)、

そして名作(男たちの挽歌)、最近ではルイス・クー主演の(サンダーストーム)と香港映画の名作に、脇役ではありますが多数出演しているカム・ヒンインで、

本作でも、一見正義感は強そうだけれども、お金を稼ぎたくてしょいがない面のある、危なげな道士役を好演しています。

カム・ヒンイン
カム・ヒンイン

で、弟弟子である小宝役には、カンフーアクション(還我少林)等に出演しているリー・キンヒン

リー・キンヒン
リー・キンヒン

丸坊主の弟弟子、大虎役で、(骸骨キョンシー)(詳しくはこちら)や(少林寺武者房)、(プリズン・オン・ファイアー)、(ハードボイルド)等のジャッキー・ヤンが出演し、

アクションは少な目ですが、いつもの天然キャラ爆発で、コメディ演技を披露し、大人のキョンシーアクションを盛り上げています。

ジャッキー・ヤン
ジャッキー・ヤン

で、ヒロイン役で、(ドラゴンアームズ危険的刑事)(詳しくはこちら)や、(レディハード)(上海エクスプレス)等のシャーリー・クワンが登場し、

後半以降からではありますが、物語の世界観を深めています。

シャーリー・クワン
シャーリー・クワン

そんなスタッフ・キャストが揃った本作は、恐らくミニテレビシリーズか、ビデオオリジナル作品だったようで、

200分ぐらいの作品を前編と後編に分けてVHSリリースされた作品の第一弾になります。

ただ、現在の本国のデータベースでは、後編の上映時間が86分となっていますので、元々ミニシリーズ様に撮影していた作品だけれども、

世に出た時点で、既に縮小版に編集された状態で公開されたのかもしれません。

ですので、それなりに物語が端折られてしまうので、ところどころ突然の展開もあったりしますが、大きな流れは、前後編を鑑賞するだけでしっかりと理解できるようになっています。

で、まず、いきなり本編の内容とはあまり関係ない事ですが、劇中で流れる広東語の主題歌が、なかなかの名曲で、一度聞くと暫く頭から離れない吸引力があります。

さらにこの耳に残る曲が、劇中やたらと名場面でもないのに流れたりしますので、後半では、その曲を聴くとなんとなく少しテンションが上がる程に頻繁に流れます。

霊幻道士2)や(幽霊道士)(詳しくはこちら)等、キョンシー作品では劇中歌、主題歌等が非常に印象に残る作品も少なくありませんが、

本作も曲調のキャッチーさと、とにかく繰り返し、違うアレンジのバージョンも流れますので、非常にそこります。

で、物語は、中国のある田舎町で、金の密輸方法に悩む闇組織の一員が、ある夜、カム・ヒンイン率いるキョンシー隊一行が、

関所を、そんなに調べられる事なくスルーできている現場を目撃するところから始まります。

で、早速部下に命じて、組織員で構成されたニセキョンシー隊を編成し、関所を通ってみると、まさかの自分達もスルーできてしまったので、

そのまま偽キョンシー隊を演じていると、ある夜、そのキョンシーに化けた組織員が、まさかの、そのままの恰好で、一人暮らしの女性を襲う、というトンデモ事件が発生してしまいます。

しかも、あろうことか、本物のキョンシー隊を率いるカム・ヒンインと弟弟子の小宝と大虎が容疑を懸けられて逮捕されそうになる、

という、キョンシーの恰好をしている犯人→率いている道士が犯人、という楽天的な発想で、誤認逮捕、、、、、になりそうなところを、

調度旅から帰って来た師匠(カム・ヒンインは師匠ではなく兄弟子)が、連行されそうになる弟子二人にた助け舟を出し、

キョンシー絡みの事件が起きたのなら、捜査に協力する、という事で、キョンシー道士達が、この婦女暴行事件に関わっていく事になります。

で、どうもその犯人はキョンシーではなく、キョンシーに化けた人間の仕業に違いない、という事で、キョンシー隊を率いる本業を行う際に、師匠に十分注意するようにカム・ヒンインが指導されます。

で、いよいよ出発、という事で、案の定、関所付近で、見知らぬキョンシー隊と遭遇、で、本物のキョンシー隊が動き始めると、

臆病な偽キョンシー隊が恐れをなして散っていく、という感じで、婦女暴行の犯人が人間の仕業とわかり、

そのままカム・ヒンインは、犯人を調べるためにその組織員達を追います。

で、辿り着いた建物が、ある富豪の邸宅で、小窓から中を除くと、全ての悪事を働く犯人が明らかになる、、、

という感じで、後半へと跨ぐ本筋へと突入していきます。

見所となるのは、やはり主演のカム・ヒンインのキャラクターで、正義の心を持っていながらも、金銭への執着度が高く、

そのことで師匠にも何度も指導されるぐらいに、もっとお金儲けを考えるべきだと、常日頃から口にしています。

カム『お金が欲しい、、、』

この、危うさが、一つの鍵になり、後編にかけては、運命の出会いを遂げたり、悪党集団に協力を求められ道を踏み外したり、

とドラマチックな展開に至るまでの、善と悪の狭間で揺れる詳細な人間描写が描かれます。

カム『師匠、お金が欲しいです、、』  師匠『そればっかり、言うでない!』

その合間に、キョンシー作品お馴染みの道士の弟子と女幽霊との許されない恋や、イヤミ警察隊長との嫌がらせバトル、

という感じで、カム・ヒンインの揺らぐ心の描写を軸に、キョンシー作品お約束の要素が合間に挿入されていきます。

自転車はマストアイテム

残念なのは、しっかりとキョンシーものお約束の要素を入れながらも、肝心のキョンシーアクション自体がかなり少なく、

アクションもできるキャストが参加していながら、アクション自体もほんの少ししかない、という点ですが、

こちらに関しては後編への振り、という意味合いが強く、後編では前編の10倍ぐらい多くアクションが収録されています。

クライマックスバトルも、基本はカンフーバトルでの決着となっていますので、動きの多いラストバトルへと突入していく事になります。

後編に期待!!

前編だけだと若干肩透かしを食らってしまうような内容ではありますが、これから、いよいよ、というところで、

【後編へ続く】となりますので、後編に期待させる上手い橋渡し作品となっています。

という事で、ビデオ撮影の低予算作品ではありますが、しっかりとしたドラマとキャスト、キョンシーものとしての定番の展開と、

楽しめる要素の多い作品となっていますので、キョンシー映画好きの方や、香港映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1986年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 アルバート・ロウ

出演 カム・ヒンイン、シャーリー・クワン、リー・キンヒン、ジャッキー・ヤン

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