バニシング(KEEPERS)107分

投稿者: | 2020年11月22日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

(フラナン諸島の謎)と呼ばれている実際の失踪事件をジェラルド・バトラー主演で大胆な仮説を踏まえて映像化!!

作品紹介

2020年1月24日公開

今回ご紹介するのは、1990年に実際に起きた灯台守3人の失踪事件を映像化した作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1990年、スコットランド沖の無人島に3人の男が灯台守としてやって来る。

25年灯台守として働いているトマス(ピーター・マラン)と、気は優しいが一度キレだすと手が付けられない大柄なジェームズ(ジェラルド・バトラー)、

そして新米の若いドナルド(コナー・スウィンデルズ)の3人だった。

嵐の夜の翌朝、海岸に瀕死の男を発見し、救助しようとするが、突然襲い掛かってきた男を逆に殺害してしまう。

そして、男の持っていた荷物の中に多数の金塊が入っていた事で、3人の運命は一変してしまうのだった、、。

前半はお互いの信頼関係も良好だった、、

アイリーンモア灯台事件)という実際に起きた事件を様々な仮説を踏まえて映像化したサスペンス作品です。

実際に灯台守3人は疾走したままとなっていますので、要するに出だしと結果だけは決まっている、ほぼ仮説によるフィクションの物語です。

作中に金塊が出てきたりしますが、その辺も完全に架空の物語なので、本作のような命のやり取りに至る物語があったのかどうかも分かりません。

物語の大筋としては、3人の灯台守のいる島に謎の男が漂流してきて、その男が突然襲い掛かってきて、

思わず不可抗力的に殺害してしまい、その男の荷物を確認したら、金塊が入っていて、大喜び、、。

という出だしで始まります。

で、ネコババを決め込んだと同時に、その謎の男の関係者が2人、島にやってきます。

この辺からサスペンス色がいっきに加速し、ある一線を越えてしまいます。

そこからは、どんどんおかしくなっていき、やがて取り返しのつかないところまでいってしまいます

とくにジェラルド・バトラーは一番越えてはならない一線を偶発的に越えてしまい、

それを機に感情の起伏が無くなってしまうぐらいに精神的に落ち込んでいってしまいます。

だんだんとおかしくなるレオニダス王、いやジェームズ

この製作にも参加しているジェラルド・バトラーが、後半段々とおかしくなっていく過程が非常に丁寧に描かれていて、非常に恐怖感を煽ります。

そりゃ、外界と隔離された逃げ場の無い無人島で、たった3人の内の1人の様子がおかしくなっていったら怖いです。

しかも、あのゴツイ、元スパルタ軍の王様レオニダスが相手ですから、滅茶苦茶怖いですね、、。

そのじりじりと押し寄せる恐怖感が行き着いた先のラストシーンでは、なんとも言えないつらい結末が待っています。

本作は結末だけは決まっているので、そこまでいったら、もうそうなるしかないようなつらい結末です。

でも、創作なんですけどね。

それでもつらいラストです。

というわけで、本作は決して後味の良い作品ではありませんが、ジェラルド・バトラーのなんとも言えない怖い存在感、

という今までなかった役柄に挑戦した作品ではありますので、興味をお持ちの方は、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

ある意味、ジェイソンより怖いですよ、、。

もはや、何をし出すかわからないレオ、、

作品情報

2018年製作 イギリス製作 サスペンスドラマ

監督・製作総指揮 クリストファー・ニーホルム 制作 ジェラルド・バトラー

出演 ジェラルド・バトラー、ピーター・マラン、コナー・スウィンデルズ

謎の男を追って、謎の男登場。

その他の実話の映像化作品

実際におきた国境地帯でのバスジャック事件を描いた娯楽作(15ミニッツウォー)はこちら

エベレスト登頂に全てを懸けた登山隊の物語(クライマーズ)はこちら

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