お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
サム・ライミ率いるゴーストハウスピクチャーズによる(呪怨)ハリウッドリメイク作のさらにリメイク作!!
作品紹介
2020年10月30日公開
今回ご紹介するのは、サム・ライム製作によるハリウッド版(呪怨)シリーズの第4弾でリブート作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ある日、人気のない森で車の中の変死体が発見された。
現場に就いたマルドゥーン刑事(アンドレア・ライズボロー)は、相棒の刑事より、「その変死体の事件には関わるな。」と、注意を受ける。
納得のいかないマルドゥーンは独自に捜査を開始する。
その過程で、ある屋敷に行き着く。
この屋敷を調べていく内に、別々な時代で何度も死人が出る事件が発生している事実に突き当たる。
しかし、新しい事実が明らかになるにつれ、マルドゥーンの身の回りで、説明のつかない出来事が頻繁に起こるようになる、、、。
ハリウッド版(呪怨)シリーズの第4弾にしてリブート作品です。
要するにリメイクのリメイクです。ややこしいですね、、。
一応、物語的には2004年の日本のあの家から始まりますので、日本のオリジナル版からの新たなる続編といったところでしょうか。
それをやるにしては早すぎるような気もしますが、、。
ですので、正直、前作までの記憶がまだ新しいので既視感が強く、展開が読めてしまってちょっとお約束通りになり過ぎてしまっているように感じてしまいました。
呪怨シリーズの特徴的として物語と物語の合間を繋ぐ物語(これもややこしいですね、、)がどんどん派生していくような展開を本作1本でまとめきっていますので、
パズルのピースが収まるちょっとした爽快感はありますが、時系列がバラバラに挿入されていますので、整理しながら鑑賞するのに多少混乱してしまいました。
それが、本作の魅力、と言ってしまえばそれまでなのですが、、。
展開自体はお約束っぽいですが、逆に言うとツボをついたストーリーとも言えますので、
どちらかと言えば今までの(呪怨)シリーズを鑑賞していない方の方が、より単純にホラー作品として楽しめるのではないでしょうか。
大筋としては、日本から憑いてきた霊がアメリカに渡ってその家に住んでいた人たちや、その家に足を踏み入れた人たちを呪い殺していく、というお約束の展開ではありますが、
結局日本で取り憑いた霊の説明などは一切なく、日本オリジナル版の悪霊である加耶子なのかどうかもはっきりわかりません。
最終的に時系列がはっきりする後半で、取り憑かれた者が死んで霊となって、他の人に取り憑いて殺し、またその霊が他の人に取り憑いて、
という数珠繋ぎ的に延々と続いていく(今後も続きそうな感じでした)物語は、アメリカ国内では前作から暫く間があっての4作目という事である程度は新鮮味もあるかもしれませんが、
日本ではオリジナルから相当な本数の、同じような流れのシリーズがありますので、そろそろ新鮮味を出して変化球的な内容の物語を観てみたいところですね。
どちちらしても、多分新作が公開されれば、また鑑賞してしまうと思いますが、、。
というわけで、本作はハリウッド版の4作目ではありますが、本作のみで話は完結しており、
(呪怨)を鑑賞したことがない人にこそ、しっかり楽しめる作品となっておりますので、ハロウィン時期の今にこそ鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2020年製作 アメリカ製作 ホラー
監督・脚本 ニコラス・ペッシェ 製作 一瀬隆重、サム・ライミ、ロバート・G・タパート
原作 清水崇
出演 アンドレア・ライズボロー、デミアン・ビチル、ジョン・チョー、ベティ・ギルピン
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