【香港映画】飛龍伝説オメガクエスト(衞斯理傳奇LEGEND OF WISELY)85分

投稿者: | 2022年4月3日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

SF小説家であり冒険家でもある人気キャラクター、ワイズリーをサミュエル・ホイが演じ、豪華なネパールロケで展開されるお宝争奪戦を描いた冒険アドベンチャー!!ジョイ・ウォンも出てます!!

飛龍伝説オメガクエスト/衛斯理傳奇(1987) – カンフースター ...
The Legend of Wisely (1987)

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、シネマシティ社が製作した、まさに超大作娯楽冒険活劇です。

それでは、まずはあらすじから、

人気作家で冒険家でもあるワイズリーは、ある謎の人物から、ネパールに眠る【ドラゴンパール】の情報を握るデヴィッドの捜索を依頼される。

早速ネパールに向かったワイズリーは、デヴィッドと再会し、ヒマラヤの密教寺の本山から【ドラゴンパール】を奪ったが、

それ以来、謎の集団に命を狙われるのだった!?

The Legend Of Wisely (1987) - Review - Far East Films
ワイズリーを演じるのはサミュエル・ホイ

香港の人気作家、ニー・クワン原作の小説の主人公であるワイズリーを(ミスターブー)(くわしくはこちら)等のスーパースター、サミュエル・ホイが演じた冒険アドベンチャー作品です。

本作以降も同キャラクターは数々のスターが演じていて、(セブンスカース)では知的でハンサムなワイズリーチョウ・ユンファが、

セブンス・カース の映画情報 - Yahoo!映画

冒険王)(詳しくはこちら)ではカンフーの達人という設定も加わったワイズリージェット・リーが、

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ブルーエンカウンター)では、宇宙人と交流するワイズリーアンディ・ラウが演じていて、それぞれの作品で独自のワイスリー像を構築しています。

ブルー・エンカウンター の映画情報 - Yahoo!映画

近年では、(モンスターランナー)(詳しくはこちら)等のショーン・ユー版も製作されていたりします。

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そんな長きに渡って親しまれている冒険家ワイズリーシリーズですが、本作に関しては、

近年の中国作品で雨後の筍のように量産されている(鬼吹灯)シリーズのような、なんちゃって箱庭探検隊のような狭い世界観の作品ではなく、

大々的にネパールロケ大々的にが行われた異国情緒を存分に味わう事のできる超大作となっています。

その雰囲気は、冒険活劇として目を見張るものがあり、香港版インディジョーンズの売り文句もあながち外れてはいないような冒険心をくすぐる映像となっています。

物語としては、【ドラゴンパール】というお宝を巡る争奪戦、というシンプルな内容ですが、とにかくその大自然を存分に利用したロケーション撮影が素晴らしく、

他の作品では、まず観ることができないような背景をバックに繰り広げられる豪華なアクションが魅力となっています。

こんな景色をバックにアクションが展開されます

恐らく、似た雰囲気の作品でいうとユン・ピョウ主演の(香港魔界大戦)などが、同じような背景での戦いを描いていましたが、

そちらは香港で撮影されたパートも多かった作品でしたので、結局はいつもの雰囲気になってしまいますが、

本作は、ほとんどがネパールでロケを行っている作品ですので、鑑賞している間中、異国情緒(日本からすると香港も異国ですが)に浸れる作品となっています。

そんなネパールで展開されるドラゴンボールドラゴンパール争奪戦ですが、参加するのは説明不要のスーパースター、サミュエル・ホイ

The Legend of Wisely (1987) Movie. Where To Watch Streaming ...
サミュエル・ホイ

アーティストであり、監督、俳優となんでもこなし、本作の監督も務めるテディ・ロビン

マルチで多才なテディ・ロビン

チャイニーズゴーストストーリー)でブレイク直前のジョイ・ウォン

The Legend of Wisely (1987) - IMDb

男たちの挽歌)でブレイク直後の元ショウブラザース社の看板カンフースター、ティ・ロンと豪華なキャストの共演が実現している、まさに超大作となっています。

ボス役のティ・ロン

逆にいうと、それ以外のキャストは、お調子者の詐欺師キャラで登場する(激突!魔拳塾)(詳しくはこちら)等のブラッキー・コーぐらいしか登場しませんので、

メインのメンバーだけで追いかけっこをやっている感じもあるのですが、、。

ブラッキー・コー

ただ、アクションに関しては、当時まだどうしても現代アクションにおいてもカンフーアクションを入れないと成立しない時代でしたので、

元カンフースターのティ・ロンは別としてサミュエル・ホイと、なんとなくテディ・ロビンまでカンフー的なアクションに挑戦していたりします。

ラストバトルは、物凄い存在との結構なバトルとなりますので、別にカンフー要素は無くても良かったのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

個人的には、本作でしか味わえないような雰囲気を味わえる唯一無二の作品だとは思うのですが、香港での公開当時はいまいち評判が良くなかったようで、

結局そんなには注目されなかった不遇の作品となっているようです。

確かに、タイトルにもなっている飛龍伝説に関して、物凄いラストが待っていますので、ちょっとあっけにとられる流れになってしまいますが、

それでも、そこに行きつくまでのアクション展開は素晴らしい作品ですので、ブルーレイなどが発売されて、

もっと本作に注目が集まれば、と思いますので、今後の再ソフト化に期待したいですね。

ラストは龍が、、、

という事で、クライマックスはさておき、中盤までの大自然アクションは必見ですので、香港映画好きの方や、アクション映画好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

そういえば、(インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国)なんかは、本作を参考に、、、、、

しているわけはないですね、、。

Legend of Wisely – Realise – Renkli Şeyler
ラストは見上げて終わり

作品情報

1986年製作 香港製作 アドベンチャーアクション

監督 テディ・ロビン

出演 サミュエル・ホイ、テディ・ロビン、ジョイ・ウォン、ティ・ロン、ブラッキー・コー

The Legend of Wisely (1987) - Backdrops — The Movie Database ...
The Legend of Wisely (1987) — The Movie Database (TMDB)

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