【推薦!香港映画】ミスターブー(半斤ハ兩THE PRIVATE EYES)100分

投稿者: | 2021年3月31日

お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆

マイケル、サミュエル、リッキーのホイ三兄弟のそれぞれの良さが一番良く出ている捧腹絶倒、日本初紹介作品!!

作品紹介

1979年2月3日公開

今回ご紹介するのは、マイケル、サミュエル、リッキーのホイ三兄弟が一番乗っていた時期に製作された日本劇場公開第1弾です。

それでは、ますはあらすじから、

しがない探偵社を営むウォン(マイケル・ホイ)は、今日も部下のブン(リッキー・ホイ)と依頼人の浮気調査を行っていた。

そんな時、カンフーの得意な青年キット(サミュエル・ホイ)が探偵職を求めて訪ねてくる。

その類まれなるカンフー技を見込んだホイは、臨時でサムを雇う。

晴れて部下二人と秘書1人をとなった探偵事務所は、映画館の爆破予告事件の解決へ向けて捜査を開始していく、、!?

マイケル・サミュエル・リッキーのホイ3兄弟
(五福星)シリーズのリチャード・ンも出てます。
(燃えよドラゴン)のシー・キエンは強盗団のボス役

マイケル・ホイサミュエル・ホイリッキー・ホイホイ三兄弟が主演したコメデイ作品の第3作目です。

香港では(ミスターブーギャンブル大将)、(ミスターブーインベーダー作戦)に続く3作目として公開された作品ではありますが、

日本では本作が一番最初に公開されましたので、一応シリーズの第1弾となっています。

ですが、ホイ兄弟が出演している作品、という以外には、物語に関連性はありませんので、どの作品から鑑賞しても問題のないシリーズとなっています。

因みに後ほど(フロントページ)という邦題で探偵事務所から新聞社へと舞台を変えて、ホイ三兄弟自らリメイク作品も製作しています。

で、今回の物語は、しがない探偵事務所が舞台となっています。

マイケルは探偵事務所社長、マイケルお得意の金に汚く、ずる賢しこくって、ちょっと意地悪、というキャラクターです。

リッキーはそこで働く従業員で、いつものように真面目ながらも天然で、どこかおっとりした性格。

で、その探偵事務所に探偵になりたくて面接にやってくるのが、サミュエルです。

サミュエルはハンサムでカンフーの達人、まだまだ若いので、ちょっとけんかっ早い所もあります。

ですが、基本的に優しい性格の善人です。

そんな3人が浮気調査や、爆弾魔に脅迫されている映画館の支配人からの依頼、街を騒がせる強盗団の捜索、万引きに悩むスーパーマーケットの犯人検挙、テレビを月賦で購入後行方をくらました客の追跡、

などの小さい依頼から、どう考えても警察に相談した方が良い規模の大きい依頼まで、色々な依頼を受けていきます。

この依頼を受けてから解決していくまでのそれぞれの展開が非常に軽快で、テンポが良く、その合間でベタだけと分かり易くて笑える笑いを挿入していきます。

こういうタイプのコメディ作品は、やはりこのテンポと間が非常に大切ですので、流石笑いの才人、マイケル・ホイといった感じで、大笑いしている間に、物語もテンポ良く展開していきます。

基本は意地悪なマイケルサミュエルとリッキーが反撃していって、結局マイケルが反省したうえで仲直り、という(ミスターブー)シリーズのお約束展開になっています。

ただ、マイケルが演じると意地悪なキャラクターでも何故か不快感は全くありません、

むしろ、もっとやれ、的な感情まで沸きわがってしまいます。

このタイプの意地悪キャラクターを不快感無しで演じられるというのは、それだけで、貴重でチャウ・シンチーが繰り返し演じていたのも同じような意地悪キャラクターでした。

選ばれた才能をもった人にしか演じる事ができない、そんなキャラクターだと思われます。

そんなマイケル・ホイ監督作品ですが、本作においてはそれほど顕著ではありませんが、後ほど製作した作品などは、才人らしく笑いの中にも何かのメッセージが入っている作品が多く、

そんな点でも、単なる笑いだけのコメディ作品ではない、作品自体の完成度が長年愛され続ける、魅力なのではないかと思われます。

あと、本作はコメデイシーンだけでなく、意外とそのコメデイシーンにアクションを絡む要素も含まれています。

笑えるコメデイアクションシーンです。

意外に派手なカーアクションもあります!!
意外なスタントアクションもあります!!

そのアクションシーンを演出しているのは、当時すでに本作製作元のゴールデンハーベスト社で、ヒット作の製作に何本も関わっていた、デブゴンことサモ・ハンキンポーです。

中盤で、財布をすられた(と思い込んでいた)男を追跡した挙句に、ウィンナーをヌンチャク替わりにブルース・リーのように戦うマイケルに対して、

相手の男は大きな魚の歯を当時大ヒットしていたスピルバーグの名作(ジョーズ)に見立てて攻撃するという当時の流行を、

どん欲に取り入れたアクションを演出していて本作の見せ場の一つとなっています。

一応、日本テレビ放映版ではサモ・ハン自身が端役で出演していたりもしています。

(燃えよドラゴン)のパロディヌンチャク!
カンフーファイトとまではいきませんが、なかなかのアクションです!
サモ・ハン演出のスーパーマーケットでのウォン・ハーとの五獣拳バトル。

それと、毎回(ミスターブー)シリーズで大きな魅力の一つとなっているのは、

サミュエルが担当している主題歌です。

毎回非常にキャッチーなメロディで耳に残る名曲ばかりで、作品世界を表現した歌詞なども時代の雰囲気を感じられて必聴の名曲となっています。

特に冒頭、朝の香港の街角から通勤の時間帯になって、マイケルの尾行シーンに至るまでに流れる主題歌の『どうせ俺たちは、労働者階級~』と始まるシーンは、

その当時の香港の泥臭くも力強い(誉め言葉です)時代背景が垣間見れて、作品世界にあっという間に引き込まれます。

サミュエルの名曲も必見!!

後半反省してからのマイケルと二人の部下の活躍がもっと観たかったですが、リッキーがおしくも亡くなってしまいましたので、

ホイ兄弟の最後の共演作が本作リメイクの’(フロントページ)になってしまったというのが、哀しいですね、、。

という事で、笑いの才人マイケル・ホイがその一番ノッていた時期に製作した、永遠の名作シリーズ第1弾ですので、本作を皮切りに(ミスターブー)シリーズ制覇などいかがでしょうか。

結構なストレス発散になりますよ。

何故か説明もなく寝食を共にしている3人
スーパーの万引き犯を監視!!

作品情報

1976年製作 香港製作 コメディ

監督・脚本 マイケル・ホイ 製作 レイモンド・チョウ 主題歌 サミュエル・ホイ

出演 マイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキー・ホイ、リチャード・ン、シー・キエン、マース、テレサ・チュウ、ウォン・ハー、スタンレー・ホイ

ラストは仲直りして、調子に乗って来たリッキーに対して秘書がぴしゃり!!
本筋とは関係ありませんが、後に(プロジェクトA)などのジャッキー作品で有名になるマーズを発見(左端の人)!!

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ジョニー・トー監督の奇妙な捜査官による奇妙な事件の顛末(MAD探偵7人の容疑者)はこちら

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