カンフー映画としてのおすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
(新・桃太郎)シリーズで人気のリン・シャオロウと日本から参戦の和製レディドラゴン、大西ゆかりが共演したキョンシーもゲスト出演するファンタジーアクション!!
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![妖魔伝/靈幻童子(1986) – カンフースター総合情報サイト ...](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG7_3pEukl9cqDEoVjtZh2wcjeW-dzgTMQdX8QwTdvF5nj4CT7JLKdCGVc97X7Wyl-gBiU9W2JfAW0RM03oO6EldoTj5b248QHvoPxkP7eKfMCyuQTx4hUnDlVNPsSbTeiw_57Fn7bhRf3wD9e6W0yNi9sOD5LFKI7AbK00ybM00UE00lIbB_aK_cqSQ7Xq7GKA==/sb5968-2.jpg?errorImage=false)
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、リン・シャオロウと大西ゆかりダブル主演のファンタジーアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
南派と北派に分かれる妖術師一派の間で、絶大な妖力を得られる宝を巡って争いが巻き起こっていた。
南派の当主の娘、冷秋月は、行方不明になった父親と姉を探していた。
そんな時、北派の門弟小君と出会い、交流を深めていたが、北派の当主の策略によって父と姉が罠にかけられていたことが発覚するのだった!?
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(新・桃太郎)のリン・シャオロウ主演の武侠ファンタジーアクション作品です。
とは言っても当時人気だったキョンシーが登場して妖術合戦を展開するような(妖怪道士)(詳しくはこちら)のような世界観で、さらに台湾製作ですので(幽幻道士)などのテンテンちゃんが
登場しそうなファミリー向けの世界観の作品となっています。
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恐らく、このファミリー路線を狙うために前半取ってつけたような大人キョンシーと子供キョンシー二人の和みエピソードが挿入されているのではないでしょうか。
それも本編のストーリーには全然関係ないので、そのシーンのみ別に付け足したような感じになっています。
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そのキョンシーも登場するようなアクションを盛り上げるキャストは、まずは、この後、(新・桃太郎)シリーズで人気者になっていくリン・シャオロウが主役を演じています。
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桃太郎役が示すように、そのボーイッシュな魅力と超絶アクションで、女子でありながらも男子役を演じる事が多かったのですが、
本作の役柄小君役は、一応字幕では女の子言葉で、話しているように訳されていますが、おそらく翻訳者の意向か勘違いで、そのような女の子風の言葉が付けられているだけで、
実際は男の子役を演じているのだと思われます。
![演桃太郎爆紅!林小樓「13歲就拚命軋戲」只為替母還債30年後風光 ...](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/tpvPBYOX1wpNVI1UoNSgEmtarz-3kVv7Jb7pcNWdKe_-XE33Eaz2k1r6o0VOgVPe90m7InTt43IFyVzyWMrWl2o3G84_YkKPg19zp2DZEFUj9mIWk3H1VZm0g7N2v1bNa1qvP7eRW_slvulw1Z0p7_5cTfcRrPaTWvqjRU6BU973SbsidO3jcgXJXPJYytaXajcbzj9iQo-DX3OnYNkQVYNk1FqJ9eE0Kz8G6BZUDmg=/15676611726297.jpg?errorImage=false)
そうでないとおかしいぐらいに男性ばかりの修行寺に交じってなんの隔てもなく、年頃の女性が一人その中にいるのはどう考えてもおかしいです。
しかも、男子に関しては結構ベタな下ネタ(尻を出す等)が多いので、そこに女性が一人存在している事自体がおかしなことになってきます。
違和感、というより、見ていてハラハラします。
明朗快活な健康優良児という感じの役柄ですので、そんな女性だと言われればそこまでなのですが、それぐらいボーダレスになるぐらいにリン・シャオロウが、
ボーイッシュで健康的な魅力に満ちていた、ということになるのかと思われます。
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そんなリン・シャオロウと一緒に悪徳妖術師と戦う事になるのは、日本から参加のシンシア・ラスターこと和製レディドラゴン、大西ゆかりです。
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これまでもサモ・ハン、ユン・ピョウ主演のオールスター映画(上海エクスプレス)や、(力王)、等そのアクションのダイナミックでキレの良さが、
他の女性アクションスターとは一線を画する存在となって、その後も多くのアクション作品で大活躍していく事になりますが、
本作では、恐らくリン・シャオロウを男役と考えるならば、大西ゆかりは、完全にヒロイン役としてキャスティングされているのだと思われます。
![大島由加利| 日本籍動作女演員| 曉茵萬事通](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG1EfoXCONcBl3VTQwYPoYB-yF5sKQ_4a0TyRghnRkbwHfCUK6WsdJ9JrBaTfLfYUTLgD1UAca3zAwj_cVi9UfpSoR3gSwSDdxRQoucLEygTCRGdjB5Z6kPPGlhBsFKzWF5qaw_71QBiBcqVLyaICcTLIW_GgKQBT5l05j3wgJBcrF1nO_4gfN0ftDFz4NuoMZVwg8FezC-TNk_qdv-dUWZLVTa0XOzp_F9Oh2lyhxffdn_N2YOwVVzZb9s1Z3Y8ftwrGkl9VJiC-TVK5Kcl9N5gwFrQlTK2glJN1xsoB0RHkIrpFV8jKalPaDPCXlaIK97Nbc3NplG8ss-2qhg_EG-00FBcKnSxb-ZXOIGbtL6z83-bBJKsahtE4Cvx1wbI2MNHU8HUiJTaEqXiKHQkxSwU=/6d3d27b68fbd453abfe0495b04f13750tplv-mlhdmxsy5m-q7500.image.w300.jpg?errorImage=false)
ですので、アクション女優二人が主演している武侠アクションではありますが、その役柄はヒーローとヒロイン(戦うヒロイン)という事になるかと思われます。
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物語的には、いたってシンプルで、悪の妖術師と戦う正義の妖術師(というより拳士に近いですが)を描いた内容で、
父と姉を探す南派の妖術師の令嬢が北派の悪徳妖術師の悪だくみを知り、北派に属している(とはいえ恐らく食堂で働いているだけのような感じです)けれども、
迫害されている小君と出会い、共闘して北派の当主との戦いに身を投じていく、という感じで、その過程で小君とその兄弟弟子二人のズッコケエピソードが描かれていきます。
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このズッコケぶりが、今となってはなかなかなのですが、ずっと気になってしょうがなかったのは、弟子の内の一人(というか両方ですが)、
が、どう考えても見かけと声が不釣り合いで、顔は完全な成人顔なのに、声は小学生の声にしか聞こえない、
という違和感満載の吹き替えとなっているのが、最後まで気なって気になってしょうがありませんでした。
内容とは関係ありませんが、とにかくその二人組のうちにの一人の声のおかしさに、イラっとしていまいました。
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この時期の香港、中国、台湾系の作品の声は基本は吹き替えですので、こういう違和感もありますが、このズッコケコンビの一人の声の違和感はこれまで観た中でもトップレベルです。
アジア映画の吹き替えの声なんて普段は気にもなりません(ジャッキーやサモ・ハンが地声に変わった時は流石に違和感ありましたが)が、
本作の、この脇役の声の不具合は、登場するたびに気になってしょうがない、というより、口元が映っていないと誰が話しているの分からないレベルに合っていないので、
完成させる前に何故、誰からも意見が出なかったのか不思議でしょうがないです。
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という関係のない事はさておき、本作の魅力はやはりアクションで、主演二人が登場するアクションシーンは全て素晴らしいのですが、
中でも注目は、序盤の取ってつけたキョンシーアクションと、リン・シャオロウのおじいちゃん役で登場する(ドランクマスター酒仙拳)(詳しくはこちら)等の
カンフースター、ジャック・ロン&リン・シャオロウのコンビと悪漢二人組との混合バトルは、本作でも見どころとなっています。
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ジャック・ロンに関しては、途中の妖術合戦など、随所にアクションシーンがありますので、その確かなアクションで、主演二人を後押ししています。
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クライマックス等夜間が激闘の舞台となってしまい、いまいちはっきりとアクションげ見えないのが残念ですが、日中に展開されるアクションはそれぞれが名シーンと言えるのではないでしょうか。
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という事で、超絶に動けるアクション女優二人が、本格共演した話題作となっていますので、機会がありましたら是非ご鑑賞ください。
この時期の台湾製アクションは動きがキビキビしていて良いですね。
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作品情報
1988年製作 台湾製作 ファンタジーアクション
監督 リー・ツォーナム 武術指導 アレクサンダー・ルー
出演 リン・シャオロウ、大島ゆかり、チャン・サン、ウォン・キョン
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その他のレア香港映画作品
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