お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
眠ってはいけない!!オルガ・キュリレンコ主演による金縛り表現が秀逸な神経衰弱系ホラー!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、元ボンドガール、オルガ・キュリレンコ主演のホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
犯罪心理学者のケイト(オルガ・キュリレンコ)は、睡眠中に殺害された被害者の妻の精神鑑定を依頼される。
「犯人はマーラという悪霊である。」、という妻の主張は受け入れられず、精神病院に強制収監される。
自身の鑑定によって、結果的に親子を引き離してしまったケイトは、その罪悪感から、妻が通っていたという、睡眠障害の会合に出席する。
そこで集まっている人々もマーラという悪霊を信じていることを知り、自身にも得体の知れない何かが、迫っている事に気づき始める、、。
(インシディアス)シリーズや(スプリット)などの話題のホラー作品を多数製作しているスティーヴン・シュナイダー製作作品です。
元ボンドガール、オルガ・キュリレンコが主役の犯罪心理学者を演じています。
(エクソシスト)や(死霊館)のような心霊ホラー作品で、呪われたが最後、眠るとマーラという悪霊に呪い殺される、という、設定で、
後半は、その呪いをどのようにして解いていくのか?という物語がメインの心霊ホラー作品の王道の展開となっています。
一応呪われる、きっかけなどもあるのですが、少々強引でした。
悪霊に呪われるホラーというのは、ありがちな設定ですが、本作の出色の部分は、襲われるときの表現方法が一風変わっています。
本作では、悪霊に襲われる際に、西洋の作品では珍しく『金縛り』が重要な要因となっています。
まだ、呪いがかかり始め、ぐらいの時期から頻繁に『金縛り』にあうのですが、その表現方法が独特な表現となっています。
顔(眼?)を中心としてカメラを固定したような撮影方法で、物凄く臨場感があります。
例えるなら、バラエティ番組のジェットコースターなどに乗る企画でCCDカメラが装着されたヘルメットを被って撮影したような、
カメラが固定されている顔部分は動いて映っていないけれど、それ以外の体の部位は動いて映っている、ような映像です。
ちょっと、表現が下手ですいません、、。
そんな感じの撮影方法で、『金縛り』について各国それぞれの伝説なども掘り下げています。
その先にマーラという悪霊がいて、その悪霊を回避するために睡眠障害で悩んでいる人がいる、というのが物語の重要な要素となっています。
『金縛り』をメインに掘り下げている作品も、なかなか珍しいのではないでしょうか。
ただ、そこ意外の部分が、あまりにお約束すぎて、一昔前の心霊ホラー作品のような展開が多く、
ラストのシーンまで予想できてしまうので、ストーリー部分での捻りがもう少しあれば、もっと楽しめる作品になったと思われますので、ちょっと勿体ないですね。
後半の精神が衰弱して追い詰められるオルガ・キュリレンコ(言いたくなる名前ですね、、)は、なかなかの名演技でしたので、そういった面でも勿体ないです。
似たような設定のスペイン製睡眠障害ホラー(108時間)のほうが、物語的には面白かったように感じました。
というように、ありがちではありますが、日本人には馴染みのある金縛りが題材となっている珍しいホラー作品となっていますので、
ホラー好きの方でしたら十分楽しめると思いますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2016年製作 アメリカ製作 心霊ホラー
監督 クライブ・トンジ 製作 スティーヴン・シュナイダー、マイルズ・ネステル
出演 オルガ・キュリレンコ、クレイグ・コンウェイ、ハビエル・ポテット、ロージー・フェルナー
その他の心霊ホラー作品
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