【香港映画】ダブルフェイス 潜入者(潜行者UNDERCOVER VS UNDERCOVER)90分

投稿者: | 2020年9月12日

お薦め度 ★★★★★☆☆☆☆☆

バース・オブ・ザ・ドラゴンでブルース・リーを演じたフィリップ・ン主演の香港映画お得意の潜入捜査官アクション!!

作品紹介

日本劇場未公開作品

今回ご紹介するのは、(バース・オブ・ザ・ドラゴン)で人気者となったフィリップ・ンを主演に芸達者たちが集まったお得意の潜入捜査官アクションです。

それでは、まずはあらすじから、

麻薬組織に潜入捜査官として潜り込んでいるウーは、組織のボスの信頼を得て、幹部まで昇りつめていた。

そんなある日の取引で、謎の二人組の妨害に合い、取引相手と抗争が勃発、組織のボスは命を落とすことになる。

その後、組織のボスの座を継ぐことになったウーに例の二人組が接触してくるのだった。

二人の正体とその目的とは、、!?

とてもヤクザ組織の幹部に見えない潜入捜査官フィリップ・ン。もうちょっと気合入れた方が良い

古くはチョウ・ユンファ主演の(友は風の彼方に)や、近年大ヒットした(インファナルアフェア)シリーズ系の香港映画お得意の潜入捜査官ものです。

ですが、本作に関しては他の作品のようにドラマ性の濃い作品ではなく、どちらかというと80年代、90年代の元気だったころのストーリーは後で考えたようなアクション重視の香港作品です。

アンディ・オン、悪役多いですが、笑うとナイスガイですね。

かといって面白くない、という事ではなく、アクション自体は見どころが多いので飽きることはありません。

ガンアクションありカンフーアクションありコメディ要素もあり、といった懐かしい香港アクションです。

主演が(バース・オブ・ザ・ドラゴン)でブルース・リーを演じたフィリップ・ンで、

正直表情が全然表に出てこないので、何を考えているのか分かりにくい感じですが、爽やかな印象があるので、今後も人気は出そうです。

一応、ブルース・リーを演じるぐらいですので身体能力は高く、アクションも自身でこなしているシーンも多かったように見えました。

ですが、敵役として登場するアンディ・オンのしっかりとした格闘アクションを相手にすると、

恐らく身体能力は高く上段への蹴りなども綺麗に決まるのですが、柔すぎる感じがあり、強そうには全く見えないのが終始気になってしまいました。

というより、アンディ・オンが凄すぎてちょっとまだ釣り合わない感じがしました。

それでも、今後どんどん活躍してくれそうなのでこれからに期待ですね。

それと今回相棒的な位置にヴァネス・ウーが居ます。

F4のヴァネス・ウーです。

本作一番の功労者ヴァネス・ウー

当時からアクションは一番できる感じで(カンフー無敵)なんてカンフーアクションもありました。

感情が表に出ないフィリップ・ンに変わって、ヴァネス・ウーがエキセントリックなキャラクターを楽しそうに演じているのが、もしかしたら本作一番の見どころかもしれません。

ヴァネス・ウーのイメージが変わるくらいに印象的な役柄で、常に落ち着きなくなんかやっているような、実際にいたら煙たがられるような役柄です。

それが、なんか凄くハマっていました

登場時は少しだけからむ役なのかと思っていたら、結構出ずっぱりでした。

なので、見終わってみると主役であるフィリップ・ンよりヴァネス・ウーの印象が強く残る作品となっていました。

確かに、その雰囲気で主人公だとちょっと気ぜわしい感じがするぐらいのキャラクターなので、無表情の主人公がいて、その相方ぐらいが調度良いのかもしれません。

というような感じで、本作は準主役のヴァネス・ウーを特に注目して鑑賞してただきたい、懐かしい雰囲気の香港映画となっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。

というか、ジャケットはもう少しヴァネス・ウーの扱いを大きくした方が良かったですね。

前から見たとして一番後ろに小さめに写っています。

しっかりしたファンの方もいるので、ちょっと勿体ないですね、、。

結構極悪なタイプの悪役キャラです
女ドラゴン、ジャン・ルーシャー、今回は結構おいしい役です。

作品情報

2019年製作 香港製作 アクション

監督 フィリップ・ルイ、フランキー・タム 製作 ゴードン・チャン

出演 フィリップ・ン、ヴァネス・ウー、アンディ・オン、ニコラス・ツェー、ラム・シュー、ジャン・ルーシャー、ン・ガーライ

ラストは2対1の大バトル!

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