お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まだ続いていた!?悪魔の棲む家シリーズ最新作は、いつも通りの展開と分かり易い伏線が、逆に安心感のあるB級ホラー
作品紹介
劇場未公開
今回ご紹介するのは、地味にずっと続いている(悪魔の棲む家)シリーズの一応最新作です。
それでは、まずはあらすじから、
田舎町の古い一軒家に引っ越してきた少女ヘイリーとその家族は、引っ越した当日から家屋内に何かの気配を感じる。
やがて、不可思議な出来事が次々と起こり、ついには犠牲者が出てしまう。
屋敷について、調べ始めたヘイリーは、ある驚愕の事実に直面する!?
(悪魔の棲む家)の原題が(MITYVILLE HORROR)で本作が(AMITYVILLE TERROR)という事で一見正当なシリーズっぽいですが、本家とは何の関係もない作品です。
無関係の作品ながら、内容は本家とほとんど同じで少し変化を加えた程度で大筋は同じです。
ですので、もう、お馴染みすぎて流石に予想通りの展開になります。
新しい部分といえば、呪われた家の存在は実は町ぐるみで知っていた、というどうでも良さそうな部分だけでしょうか。
中盤までは、それなりにB級ホラーとして楽しめますが、後半残り15分ぐらいになると急展開の連続で、
大事な登場人物が急に死んだり、急に(シャイニング)のパクリ(レベルが低すぎてオマージュとは言いにくいです、、)シーンが出てきたり、とってつけたように伏線回収したり、
と急展開すぎて、瞬きする間もありません。
ある意味、よそ見注意です。
あと、物語ラストに色々あって主人公の少女が涙を流しますが、涙を流す瞬間は描かれません。
顔を俯いて、上げたら涙が流れている、という具合に、肝心の涙を流すときの感情表現さえありません。
なんか、ここまでくるとコント見てるみたいですね。
どうせなら、下手なオマージュや、ちょっとした変化球を加えるより、本家そのままをやった方が良いような気がしますが、そうすると権利関係で問題ありそうなので、この辺りぐらいまでのパクリ具合が調度良いのでしょうか。
流石に今回は(悪魔の棲む家)とタイトルにつけなかった邦画メーカーの判断は良いと思います。
そういえば数年前に(悪魔の棲む家REBORN)なんていうのもありましたね、、。
そちらは、B級作品ではありますが、それなりに(悪魔の棲む家)してました。
本作も、物語的には(悪魔の棲む家)しているといえば、していますが、内容が全く追いついていない、と言わざるをえない作品となってしまっています。
というわけで、B級ホラー好きの方でしたら、名作ホラーの流れをくむ作品ですので、それなりに楽しめる作品となっています。
お好きな方は機会がありましたら、ご鑑賞されてはいかがでしょうか。
作品情報
2016年製作 アメリカ製作 オカルトホラー
監督 マイケル・アンジェロ
出演 カイウィ・ライマン、アマンダ・バートン、トレバー・スティンズ
その他のオカルトホラー作品
鑑賞後の切なさが胸を打つ、傑作ホラー(マローボーン家の掟)はこちら
役作りのために108時間眠らなかった、その先に見たものとは、、(108時間)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓