お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
ケージダイブ中の事故でサメが蠢く海底47メートルで動けなくなった姉妹の、命をかけた脱出劇!!
作品紹介
2017年8月12日公開
今回ご紹介するのは、2020年には、まさかのシリーズ最新作(海底47m古代マヤの死の迷宮)が公開された(海底47m)シリーズの第1弾です。
それでは、まずはあらすじから、
ケイトとリサは休暇でメキシコを訪れていた。
彼氏と破局したリサを元気づけるための旅行で、気晴らしのため、サメをダイブ中に目の前で見れるケージダイブツアーに参加する。
設備の十分整っていないような船とツアーに不安を覚えるリサだったが、ケイトの強い勧めでダイブに参加する二人だったが、思わぬ事故のため、リサの不安は現実のものとなる、、。
正直、本作に続編が製作されるとは思ってもみませんでした。
もう、アイデアも出尽くした感のあるサメパニックものですが、それでもやはり人気ジャンルで新作のたびにレンタルでも貸し出し中が目立つようなジャンルです。
特に夏場はベタですが、人気が集中します。
劇場公開作品でも数年に一度ぐらいの割合でそれなりにヒット作がありますので、この先も定番のジャンルとして新作が製作され続けていくと思われます。
製作当初は全米劇場公開の予定はなく、DVDリリースだけの予定でしたが、あまりに出来が良かったので、他の配給会社が権利を購入して劇場公開に切り替えた、という、その時点である程度内容が保証されているような作品です。
結果として、全米公開時初登場5位、3週連続TOP10入り、という事で興行面でも、評価面でも一定の高評価が得られた作品となっています。
個人的にも活発で行動力のあるケイトと優柔不断で行動力にかけるリサのキャラクター設定が対照的で、この違いが、やがて事故にあい、切羽詰まった状態に追い込まれることで、頼りなかったリサが劇的に成長し、前向きに行動していく、という燃える展開に繋がっていて、大変楽しめました。
サメと酸素欠乏という大きな要素を用いて人間的な成長物語としての側面もある物語となっています。
この後半にかけての展開が本作の見せ場ともなっています。
という具合にありふれたサメパニックという題材を使いながら人間の成長物語としても秀逸なストーリーとなっている本作ですが、、、。
個人的には、ラストシーンでの今までの積み上げてきたドラマをひっくり返すぐらいの結末が、どうしても受け入れられませんでした。
確かに、そこに至る伏線は、チラチラと見え隠れしていましたが、それをやってしまうと後半の燃える展開が全て無意味になってしまいますので、盛り上がっていたテンションも急下降でした。
この落ちがあっても、全米では好成績だったという事ですので、皆さんはそんなに気にならないのかもしれませんが、、。
というわけで、ラストの落ちは完全に好みは別れると思いますが、そこに至る物語は、サメ映画の中では、なかなか飽きさせない展開となっていますので、新作ご鑑賞予定の方はおさらい鑑賞のつもりで本作を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
作品情報
2017年製作 イギリス製作 モンスターパニック
監督・脚本 ヨハネス・ロバーツ
出演 クレア・ホルト、マンディ・ムーア
スタッフ・キャスト紹介
監督・脚本のヨハネス・ロバーツは2010年製作の監督・脚本を手掛けた(Fエフ)がジョン・カーペンター監督の好評価を得て注目される。その後、2012年製作(ストレージ24)、2016年製作(アザーサイド死者の扉)などの娯楽作品で人気を集めている。
ケイト役のクレア・ホルトは2011年開始のテレビシリーズ(ヴァンパイアダイアリーズ)、14年開始のテレビシリーズ(オリジナルズ)で人気を博し、映画では2009年製作の(ゴーストハウス2)などでで活躍している。
リサ役のマンディ・ムーアは1999年より歌手として活動し、モデル活動などを行う傍ら、2001年には(プリティプリンセス)で映画デビュー。その後2002年製作(ウォーク・トゥ・リメンバー)、2004年製作(セイブド!)など青春映画などで多く活躍する。
その他のサメパニック作品
ジェイソン・ステイサムが巨大なメガロドンと激突する(MEGザ・モンスター)はこちら
まさかのシリーズ第2弾(海底47m古代マヤの死の迷宮)はこちら
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