ジュラシック・ユニバース ダーク・キングダム(TRIASSIC WORLD)90分
おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、(ジュラシックワールド)公開時にあやかって製作公開されたアサイラム社製作の恐竜パニック作品です。
それでは、まずはあらすじから、
大都市の地下に設立された【トライアシックワールド】、科学者たちは遺伝子実験で恐竜ゴジラサウルスを復活させ、人間に移植可能な臓器を生成する研究を行っていた。
しかし、ある日、どう猛で知性も備えたゴジラサウルスが隔離室から脱走し、研究所はパニックに陥る。
安全装置が起動し、施設は完全封鎖。2時間後には最終処置として、施設内の生物を死滅させる猛毒ガスが噴射される。
閉じ込められた研究員たちは、それまでに、恐竜の群れを制圧し、脱出をしなければならなかった!?
安定の低クオリティ、アサイラム社製作の(ジュラシックワールド)公開時期に急遽製作されたあやかり恐竜パニック作品です。
邦題が(ジュラシックユニバース)の続編のようなネーミングになっていますが、全くの別作品で、関連性はありませんのでご注意ください。
しかも、本作はこれで終わりではなく、(ジュラシックSWAT)という今度は別物のような邦題の作品に物語は続いていきますので、そちらも併せてご注意ください。
とはいえ、基本的にどれから見ても特に問題はないのですが、、、
という事で、一作目ですが、本作は 本家がジュラシック(ジュラ紀)ワールドだったのに対してトライアシック(三畳紀)・ワールド という事で、
ジュラ紀よりも一つ前の時代区分の恐竜たちが復活する物語となっています。
となると邦題の(ジュラシックユニバース)というタイトル自体が間違いなのですが、トライアシックワールドと言われてもピンとこないので、
ここはしょうがないとスルーする大人の判断が必要になってくるかと思います。
で、そのトライアシックを研究している施設で、絶滅したゴジラサウスルス(大丈夫?)を研究の末に復活させ、人間の臓器に役立てようと(まず無理だと思いますが)した結果、
やっぱり偽ゴジラたちが暴れだし、研究部屋を脱走、施設内を暴れまわり、同時にセキュリティ設備が作動し、扉はロックダウン、
2時間後には全てを抹殺するための毒ガスが噴出される、という閉じ込められた建物内で偽ゴジラと戦うバトルアクションへと早々に展開していきます。
そこへ本家を真似たような上から目線の責任者の女性や、施設に投資しようと勝手な事を言い出す富豪、その部下や、正義の設備員など個性的なキャラクターが絡み、
割と簡単に退場していきます。
そこは、やはりアサイラムクオリティですので、サクサク人数が減っていくのですが、後半では、偽ゴジラに噛まれた負傷者は、
その体液や血液から、なんらかの人体に悪影響を及ぼす分泌物が出され、精神に異常をきたして、危険な行動をとるようになる、
という、偽ゴジラそっちのけで、人間同士の戦いになっていくのもやはりアサイラムクオリティといったところでしょうか。
というわけで、偽ゴジラは退治できますが、解決したと思ったら、、、、
という、お約束展開で終幕となります。
作品情報
2018年製作 アメリカ製作 モンスターパニック
監督 ディラン・ボックス
出演 シェリー・スターリング、ヘイリー・J・ウィリアムス、ジョセフ・マイケル・ハリス、ジェニファー・レビンソン、トーマス・ヴァルガ
ジュラシックS.W.A.T.対恐竜特殊部隊(Triassic Hunt)86分
おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作品紹介
日本劇場未公開
という事で、(ジュラシックユニバース ダークキングダム)の続編です。勿論(ジュラシックユニバース)とも関係ありません。ややこしいですね、、。
それでは、まずはあらすじから、
遺伝子操作によって生み出された2頭のアロサウルスが、脱走してしまう。
そこで、精鋭5人による特殊部隊が編成され、恐竜たちを生け捕りにする作戦が実施される。
しかし、実はこの作戦自体が、恐竜を兵器として利用しようとする者の陰謀であり、その事に気づいた隊員たちは決死の戦いを挑むことになる!?
という事で前作から3年後に製作された続編ですが、続編と言っても前作の登場人物は一人も登場しませんので、特に前作を鑑賞していなくても十分わかるようになっています。
さらに劇中何度となく、前作の回想シーンが挿入されますので、前作の出来事はその回想シーンとナレーションで完全に補えてしまう、
という前作はなんだったんだ、という2作目ですが、
今回は冒頭から遺伝子操作で復活したアロサウルス(ゴジラでなくなっている!クレーム来た?)を巨大トレーラーで護送しているシーンからいきなり始まります。
で、結局ある施設に移送して、その建物内で例によってわんぱくに逃げ出したアロサウルス達が暴れまわるところを、特別に呼び集められた戦闘員たちがバトルを挑む、
という展開になっています。
基本の大筋は結局前作と同じですが、今回は対するのが特殊部隊員という戦闘のプロ(らしくないですが)なので、前作のように逃げ回る
というより、戦いを挑んで(散って)いく展開がメインとなっています。
今回はこの展開に加え、まさかのB級界の大物、マイケル・パレがゲスト的に登場し、そのアロサウルス達を兵器として売るためのディーラーとして悪役出演しています。
本編には基本的には絡まない役柄ですが、流石に名前の通ったB級スターだけあって、スカスカの設定の本編を、本筋とは関係ないシーンで盛り上げています。
基本いつものように単調な作品ですが、後半には無理矢理の捻りで、厭などんでん返しもあり、なんとか前作以上のクオリティを目指した(アサイラムなりに)姿勢が見受けられる作品とはなっています。
という事で、DVDジャケットやメーカーの解説にも書いていない続編シリーズですが、特に1作目を鑑賞しなくても良い作品となっていますので、
どちらかだけ鑑賞してみて、楽しめたらもう1本も鑑賞する、という形で良いのではないでしょうか。
楽しめなかったら、勇気を持って2本目はやめても良いと思います。
作品情報
2021年製作 アメリカ製作 モンスターパニック
監督 ジェラルド・ラシオナート
出演 マイケル・パレ、リネア・クイグリー、ラミロ・リール、クリスティ・クルーガー、シエナ・ファラル、ウィリアム・ジェオン、ケビン・キーリング
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