皆さんこんにちは、まぁくです。いよいよオリンピックも始まって盛り上がってきている昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。日本の選手には、コロナに負けずに頑張ってもらいたいですね。
さて、先日、以前から気になっていた邦画の心霊ホラー作品を鑑賞しました。
(さんかく窓の外側は夜)です。
(BUTTER!!!)などのヤマシタトモコ先生原作のコミックの実写映画化作品です。
映画版の監督は森ガキ侑大監督、出演は岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一、等による話題作です。
基本は心霊現象に影響を与える事ができる心霊探偵と、幼いころから心霊をはっきり見る事ができる書店員が、バディを組んで心霊がらみの事件を解決していく物語で、
主演二人のキャスティングから、もっとライトな感じの大衆向けのホラー風味のミステリー作品、ぐらいに予想していたのですが、
これが、思いのほか、血の量の多い、ホラー好きも納得な、完全ホラー作品となっていて、中盤までは、それなりにミステリー強めなんですが、
ラスト近くまで行くと、完全な異世界ファンタジーホラー、ぐらいの独特の表現の光る作品となっていました。
とくに本作のラストの表現は、かなり独創的でしたので、コミックではどういう表現になっているのか、気になりますので、今度読んでみたいと思います。
あと、個人的には助演ではありましたが、滝藤賢一の安定感も不安感も両方醸し出せる確かな演技力が、観ていて非常に魅力的でした。
さて、オリンピック熱が高まる昨今ですが、オリンピックの偉大な記録は、その後もずっと記録され続けていきますが、
世の中には、バブル時代に盛り上がりを見せ、多くの人を楽しませてくれたものの、その後記録されずに記憶から消されてしまいそうな運命をたどっている存在があります。
VHSソフトです。
有名な作品は、その後DVD化され、今でも多くの人に楽しまれていますが、全てがDVD化されているわけではありません。
世の中にはそんなDVD化から漏れてしまった作品が多数あります。
という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(アクション編 其の十)という事で、また濃いめの作品を中心に少しご紹介したいと思います。
それでは、まずは、デビッド・クローネンバーグの生み出した人気シリーズのスピンオフから、、。
〇スキャナーズ ニューエッジ ザカリアス (SCANNER COP) デビッド・クローネンバーグ監督の1作目とその直接の続編2本は既にDVD,ブルーレイ化、その後に続く次世代シリーズは、2作目の(スキャナーズ最終章)のみが既にDVD化されていますので、その次世代シリーズの1作目にあたる本作のみが未DVD化となっています。どちらかというとスキャナーバトルをそのまま刑事サスペンスと融合して、シリーズを軌道修正した本作の方がDVD化の魅力があると思われますが、大人の事情とかあるのでしょうか、、。
〇女囚物語2 炎の復讐 (VENDETTA) 不当な判決によって監獄に入れられた女性が、その監獄内での壮絶なリンチによって命を落としてしまう。その死に疑問を持った姉が、自ら事件を起こして逮捕され、その監獄の秘密を暴く、というジャンクロード・バンダムの(ブルージーンコップ)のような物語。でも、こちらは主人公が容疑者を次々に血祭り挙げていくバイオレンス編なので、基本復讐がテーマの作品です。炎の復讐。
〇グラスシールド (THE GLASS SHIELD) 黒人差別の残る地区に配属された新人黒人警官が、軽い気持ちで同僚に合わせて偽証したら、警察内部の黒い陰謀に巻き込まてしまい、唯一の味方は署内唯一の女性警官だけだった、という腐敗警察もの。黒人刑事にアイス・キューブ、女性警官にロリ・ペティという豪華な配役に加えて、腐敗警官側に悪役専門マイケル・アイアンサイド、エリオット・グールド、M・エメット・ウォルシュという物凄い顔ぶれ。
〇ブラヴォー・ツー・ゼロ (BRAVO TWO ZERO) 1991の湾岸戦争を舞台に英国陸軍特殊空挺部隊SASがイラク領内に潜入してスカッドミサイル制圧までの活躍を描いたアクション作品。原作は、描かれている作戦に参加したアンディ・マクナブの手記を元に執筆されていて、映画化にあたって、原作者自ら脚本も担当しています。主演は(パトリオットゲーム)(サイレントヒル)などの名優ショーン・ビーン。
〇スティールシャークス2 (RAPID ASSAULT) 1作目が予想外にVHSで大ヒットしたので、勢いに乗ってリリースされた2作目ですが、それは邦題だけで、実際はZ級映画の帝王フレッド・オーレンレイ監督の全く別物の軍事アクション作品。一応、VHSパッケージには【本作品は、アメリカ国防省および海軍省の全面協力により製作されております】と書かれていますが、恐らく空母の外観などの資料映像を提供した、という事で、実際にこの作品のためにわざわざ撮影させてくれた、という事は絶対にないと思われます。因みにそれなりの完成度の1作目はDVD化されています。
〇ジャーマンヒート裏切りの天使 (ZABOU)東西統一前の西ドイツで驚異の視聴率44%を記録していた人気テレビ刑事アクションシリーズの劇場版の2作目。今回は、主人公のシマンスキー刑事が、麻薬組織の経営するディスコに乗り込み、捜査を進めるが、そこで昔娘のように可愛がっていた少女と再会する。操作を進めるうちに、全ての証拠がその娘に向かっていく、というシマンスキーの過去と麻薬組織を軸に描くサスペンス寄りの作品。
〇ジャーマンヒート2幻の傭兵部隊 (ZAHN UM ZAHN) 邦題は2となっていますが、実はこちらが劇場版の第1弾。今回のシマンスキー刑事は、故郷であるドゥイスブルグで、旧友の一家心中事件を捜査し、その捜査の果てに容疑者としてマフィアに所属する謎の傭兵部隊と戦う事になる、というアクション要素の強い作品。今回の主演も、前作同様にゴダールの(東風)にも出演しているゲッツ・ゲオルゲ。
〇ジャーマンヒート3非情の報酬 (DER UNSICHTBARE GEGNER) 邦題は3となっていますが、本作は劇場版が製作される前に製作されたテレビムービーの内の1作。今回のシマンスキー刑事は、元競馬騎手の殺人事件を探るうちに、銀行強盗襲撃事件にたどり着き、その襲撃事件の生き残りと一戦交える、という流石にテレビシリーズな劇場版よりもこじんまりとした作品。
〇ジャーマンヒート4第3帝国の亡霊 (TATORT KUSCHELT TIERE) 邦題は4となっていますが、こちらも劇場版製作以前に製作されたテレビムービーの内の1作。今回のシマンスキー刑事は、ライン川にチフス菌に侵された子供の死体が発見され、その捜査をするうちに、養子縁組を斡旋している組織にたどり着き、さらにその組織が麻薬の密売もしている、というトンデモ組織相手に今回も強引な操作で対抗するシマンスキーの活躍を描く作品。
〇ジャーマンヒート 史上最強の男たち (TATORT KIELWASSER) いよいよ邦題にもナンバーが入らなくなった日本でのビデオ化最終作。本国ドイツではシリーズ作が20本以上あるそうなので、日本で鑑賞できるのは5本のみという一握りとなっています。今回のシマンスキーは、またしてもライン川を中心とした物語で、有毒物質であるニトロキシンが検出され、その捜査をするうちにドイツ化学工業の最大手の恐るべき陰謀にたどり着く、というまたしても陰謀もの刑事サスペンス。
という事で、今回は、一応VHSでは人気のあったジャーマンヒートシリーズを多めにご紹介させていただきましたが、表記を見てみると製作が西ドイツとなっていて、そんなところにも時代を感じてしまいますね。
流石に西ドイツ時代に製作された刑事ドラマシリーズが今後DVD化される事も期待できそうになりませんので、鑑賞する場合はVHSの中古を探すしかない、という状況は続きそうです。
といいつつも、そんな作品がある日突然ネット配信の新着リストに上がっている場合も少なくありませんので、そういう古めの作品を見つけた場合はとりあえず一度鑑賞してみる事をお勧めします。
もうそのタイミングでないと二度と鑑賞するチャンスが訪れる事がない可能性高いですので。
見放題ですと、面白くないと思えば鑑賞を止めてしまえば良いので、とりあえずは観始めてみる、という姿勢で鑑賞してみてはいかがでしょうか。
途中でやめてしまうパターンも多そうですが、、。
という事で、本日もお立ち寄り頂きありがとうございました。
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