お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
セガール、スティーヴ・オースティン、マイケル・パレ、3大スター共演による監獄を舞台にしたテロリストとの重要人物争奪戦!!監督はいつも通りのセガール専門監督キオニ・ワックスマン!!
作品紹介
2013年1月12日公開
今回ご紹介するのは、セガール、スティーヴ・オースティン、マイケル・パレが豪華に共演したアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
民間軍事会社を経営するクロス(スティーヴン・セガール)とマニングス(スティーヴ・オースティン)は、老巧化した刑務所の閉鎖任務に就く。
しかし、その閉鎖の合間をぬって一時的に収監されている国家機密を握る囚人を巡って、テロリストの襲撃を受ける。
襲撃時にまだ施設内にいたマニングスと、施設外にいたクロスはお互いに連携を取り、監獄施設の奪還作戦を開始する!?
セガール、スティーブ・オースティン、マイケル・パレというB級作品の大スターが共演したコマンドアクション作品です。
監獄が舞台ではありますが、囚人セガールと元WWEレスラー、ストーン・コールドことスティーヴ・オースティンが激突するいわゆる、監獄ものではありません。
重要な機密を握る女囚を巡って、監獄内に侵入、制圧したマイケル・パレ率いるテロリスト相手に、その監獄の閉鎖任務に就いていた同じ軍事会社に勤めるセガールと、スティーヴ・オースティンが
それぞれ少数のチームを率いて監獄奪還作戦を開始する、というアクションとなっています。
さらに、こういった大スターが共演している作品にありがちなように、同じシーンで共演している事もほとんどありませんので、イメージ的には監獄を舞台に、それぞれのバラバラのパートが単独で進みつつ、
途中で物語が一瞬交差する、という展開がメインとなります。
ですが、舞台を監獄内と限定しているために、バラバラなわりには、意外に統一感があり、また、セガール専門のキオニ・ワックスマン監督(キオニ・ワックスマン監督について詳しくはこちら)という事もあり、
キャストの顔の映らないバックショットのシーンを上手く挿入する(その道の才能にはかなり秀でていると思われます)という、
キャストの拘束時間を極限まで少なくした撮影方法などの多様で、
3大スターが共演した割には、あまり同じシーンに映っていないという違和感を感じる事なく、自然に物語を楽しめるアクション作品となっています。
セガールの格闘も前半に少しと、中盤にほんの少し、ラストのマイケル・パレとのバトル、とそれぞれ少な目ではありますが、
一応自身である程度こなしている格闘アクションにはなっていますので、格闘アクション面でも、それなりに見せ場のある作品となっています。
今回、一番ヒーローっぽいキャラクターを好演しているスティーヴ・オースティンがセガールに遠慮しているのか、見せ場がもう少し欲しかったとろこですが、
途中で登場するラテン系美女に棒切れ1本で、ノックアウトされる、というある意味、余裕ともとれるシーンを演じていましたので、あえて1歩引いたキャラクターと演じている、といったところかもしれません。
できれば、ラストはどう見てもセガールが一方的にシバいているようにしか見えない、マイケル・パレとのバトルではなく、
主演二人のバトルが、少しでも良いので観たかったところですが、そうなってくると、キオニ・ワックスマン監督の必殺のバックショット撮影では、ごまかし切れなくなりますので、
本作のような仲良し設定が、一番ベストなのかもしれません。
ただ、この主演二人のあまりの強さに、悪者であるはずのマイケル・パレがずっと、か弱い存在に見えてしょうがなかったですが、、。
という事で、本作はB級ビッグスターが3人も共演している作品で、安定感のあるキオニ・ワックスマンが監督している作品ですので、
アクション好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
意外にテンポ良く最後まで鑑賞できますよ。
作品情報
2012年製作 アメリカ製作 アクション
監督・製作総指揮 キオニ・ワックスマン 製作総指揮 スティーヴン・セガール 制作 ステーヴ・オースティン
出演 スティーヴン・セガール、スティーヴ・オースティン、マイケル・パレ、アリーヤ・オブライエン
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