おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆
(少林サッカー)のチャン・クォックワンが主演し、(孫文の義士団)のシン・ユー、(カンフーヨガ)のムチ・ミヤと激突する、ジョン・ウー作品、ドニー・イェン作品を彷彿とさせるバランスの良い格闘ガンアクション!!



作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、(少林サッカー)のチャン・クォックワン主演の格闘ガンアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
かつての兄弟分バノーを救うため、黒社会の組織員達の命を奪ったジョウ・クーは逮捕され9年間の刑に服した。
その後出所したジョウ・クーは、かつて妻子の命を奪った組織への復讐を誓い、その組織に狙われる少女を救いながら単身戦いを挑むのだった!!

監督は、(呪幻道士)(詳しくはこちら)や(シン・ジョーズ最強生物の誕生)(詳しくはこちら)等のチェン・シューで、本作でも娯楽要素の高い見やすいアクションを演出しています。


主人公となる【無法者】ジョウ・クー役を演じているのは、(少林サッカー)や(イップマン完結)(詳しくはこちら)等の
チャン・クォックワンで、渋さに磨きをかけたアクションを披露しています。



で、その親友バノー役で、(新少林寺)や(孫文の義士団)等のシン・ユーが登場し、素晴らしいアクションを披露しています。



で、事件を追う女性刑事ナン役で、(カンフーヨガ)や(ゴースト強化能力者)(詳しくはこちら)等のムチ・ミヤが登場し、いつもの軟体アクションを披露しています。



で、少女リンの父親の刑事シュエ・ゾー役で(ジュラシックアース 新たなる覇者)(詳しくはこちら)や(王朝の陰謀 判事ディーと天空のドラゴン)(詳しくはこちら)等の
ルオ・リクンが登場し、犯罪組織と対峙していきます。



で、誘拐されそうになる少女リン役で、(镇魂曲之九霄琴)や(喋血边境)等のワン・ハオトンが登場し、事件に翻弄されていきます。



そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、ある闇組織に囚われた兄弟分バノー(シン・ユー)を救うため、
元特殊部隊員の凄腕の暗殺者・ジョウ・クー(チャン・クォックワン)が、単身大勢の組織員の中へ殴り込み、圧倒的な強さで敵を倒し、
兄弟分は救うものの、シュエ・ゾー刑事(ルオ・リクン)率いる警察隊に逮捕されてしまうシーンから始まります。



しかし、ジョウ・クーは、その敵組織に妻子の命を奪われた過去があり、9年間の刑期に服す間、ずっと恨みを募らせていきます。

そして9年後、予定通り釈放されたジョウ・クーは、流しの道化師となり、何者かに命を狙われている政治家となったバノーを救い、
さらには、道化師として仲良くなった少女リン(実はシュエ・ゾー刑事の養子の娘)が、謎の悪党組織に誘拐されかかっている所に遭遇し、咄嗟に助けてリンと共にその場を後にします。



しかし、ジョウ・クーは、リンが刑事の娘であることは既に知っていて、リンを守り、襲ってくる悪党組織を追う事が、
自身の妻子の命を奪った犯人へとたどり着く近道だと直感し、監視を進めていたのでした。

そんな事実を知らないリンは、突然自分を連れ去ったジョウ・クーに反発しますが、自身の身を呈して守ってくれる姿に、
疑いは晴れ、次第に二人は親子のような関係になっていきます。

そんな中警察は、シュエ・ゾー刑事を筆頭に、凄腕の女性刑事ナン(ムチ・ミヤ)も加えて特捜班を組織し、
リンを現場からさらったジョウ・クーの行動を、過去の逮捕を逆恨みしての犯行と断定し、ジョウ・クーを指名手配する事になります。


これによって、悪党組織からも、警察組織からも狙われる事となったジョウ・クーは、わずかな手掛かりを頼りに、悪党組織の幹部を追い詰め、
ついには、全ての決着をつけるために単身戦いを挑む事になる!!
、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

(少林サッカー)で、ブルース・リーのモノマネをしてキャリアをスタートさせ、その後、ドラマシリーズ(ブルース・リー伝説)や(イップマン)シリーズ等、
今やアクションスターとして大活躍するようになったチャン・クォックワン主演の格闘ガンアクション作品です。

イメージ的には、ガンアクションと格闘アクションが融合された(ジョンウィック)シリーズが近めではありますが、
(男たちの挽歌)等のジョン・ウー作品のような二丁拳銃やスローガンアクションまで登場し、格闘アクションはドニー・イェン作品のようなアドレナリンMAX系ですので、
そういった良作香港映画や、その雰囲気を継承したアクション作品の遺伝子を受け継いだようなアクション作品となっています。
ですので、その辺りの作品好きの方にとっては、直球ど真ん中で刺さる内容と言えます。


物語展開等は、比較的シンプルで、凄腕の暗殺者が、妻子の恨みを晴らすため、悪党組織に単身戦いを挑む物語を描きながら、
その過程で知り合った、娘と同い年の少女との親子のような関係のドラマを織り交ぜて行きつつも、絶妙なバランスでしっかりとアクションも挿入する、
という、ドラマとアクションがしっかりと描かれた作品となっています。


ドラマ部分では、凄腕暗殺者としてクールにアクションをこなしながらも、後半ある事実が判明した後の、
チャン・クォックワンの溢れでる感情を抑えながらの名演が涙を誘います。

初登場時から、シン・ユーが、どの角度から見ても善人には見えない佇まいなのはご愛敬ですが、その辺りもあえて分かり易い部分を残しておいて、
後半への戦いの期待感を、うっすらと煽っているのかもしれません。

で、やはり本作の一番の見所は、ドラマを盛り上げるヒロイックなアクションの数々で、近年の中国系作品では、
カット割りが多すぎて何をやっているのか分からないアクション表現の作品が多い中、適度な頻度且つ、アクションを盛り上げる効果的なカット割りとスタントマンの活躍、
さらには、渋みを増したチャン・クォックワンの佇まいと相まって非常にカッコ良いアクションシーンの連続となっています。


雰囲気的には、ドニー・イェン作品のアクションシーン等に近く、ドラマ部分を鑑賞中でも、
次はどんなアクションシーンが飛び出すのか、常に期待に胸が膨らみ続ける
という、最近の香港・中国系作品ではあまり味わう事が無くなってしまったワクワク感を感じる事ができる内容となっています。

せっかく登場するムチ・ミヤが、それほど活躍しないのと、前編と後半に登場する女性強敵ファイターが、
雰囲気バッチリな割には、戦い始めると無茶苦茶あっさり完敗してしまうのは、少々残念ではありますが、
それを補ってあまりある、チャン・クォックワンの渋さとアクションの素晴らしさに、(呪幻道士)のチェン・シュー監督の今後の監督作品への期待感も高まります。


という事で、80年代・90年代からの香港映画ファン、ジョン・ウー、ジョニー・トー、ドニー・イェン作品をこよなく愛するファンの方でしたら、
直球ど真ん中の作品となっていますので、英題そのままの邦題のダサささにめげずにご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
個人的には、ベタに(孤狼の挽歌)ぐらいが良かったと思います、、、。



作品情報
2024年製作 中国製作 アクション
監督 チェン・シュー
出演 チャン・クォックワン、シン・ユー、ムチミヤ、ルオ・ダーホア、ワン・ハオトン、ルオ・リクン、ウェイ・ルー

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