【香港映画】画中仙 ジョイ・ウォンのゴースト・ラブ・ストーリー(画中仙PICTURE OF A NYMPH)93分

投稿者: | 2026年1月24日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

(チャイニーズゴーストストーリー)のジョイ・ウォンとウー・マが再び同じような役柄を演じ、弟子役でユン・ピョウも登場する、完全なあやかり作品ながらも、サモ・ハンスタントチームの素晴らしいアクションが光る雰囲気満点の武侠ファンタジーアクション!!

作品紹介 

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、(チャイニーズゴーストストーリー)のジョイ・ウォンウー・マが再共演したゴーストファンタジー作品です。

それでは、まずは簡単なあらすじから、

婚礼に向かう途中で妖怪王・九尾の狐に捉われた花嫁チーモウは、そのまま囚われ幽霊となってその地を彷徨っていた。

そんな中、その地を訪れた書生のツイは、チーモウと運命的な出会いを果たし、お互い惹かれ合っていく。

しかし、ツイの友人となった道士シーアルと師匠のイェンは、ツイがこの世の者ではない存在に魅入られている事に気付くのだった。

監督・脚本、そして道士役で出演も果たしているのは、(チャイニーズゴーストストーリー)のイン道士から、

バーニングセンセーション)(詳しくはこちら)、(電光!飛竜拳)(詳しくはこちら)等、多くの作品で助演、監督として活躍しているウー・マで、

本作でも、当時人気のあった道士役で、再び助演しています。

ウー・マ

女幽霊役は勿論、(チャイニーズゴーストストーリー)や(ゴッドギャンブラー)等、人気絶頂期のジョイ・ウォンで、

本作以降も何度も演じる事になる悲哀を背負ったゴースト役を、妖艶に演じています。

ジョイ・ウォン

で、ウー・マ演じる道士の義理の息子役で、(オン・ザ・ラン)や(サイクロンZ)と同年のユン・ピョウが登場し、

素晴らしいアクションで物語の世界観を深めていきます。

ユン・ピョウ

で、ジョイ・ウォンと恋仲になる書生役で、(ホンコンフライドムービー)や(ドラゴンイン)(詳しくはこちら)等の

ン・カイワーが登場し、幽霊騒動に巻き込まれていきます。

ン・カイワー

で、ジョイ・ウォンを捕らえる悪の妖怪、九尾の狐役で、(妖刀秘伝)(詳しくはこちら)や(香港レディレポーター)等の

エリザベス・リーが登場し、主人公達を追い詰めていきます。

エリザベス・リー

で、ユン・ピョウが想いを寄せる女性役で、(誘拐同盟スクランブル5)(詳しくはこちら)や(スコーピオンファイター)等の

メイ・ローが登場し、出番は少な目ですが、可憐な魅力を放っていきます。

メイ・ロー

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、人里離れた山中で妖怪と戦って暮らすイェン道士(ウー・マ)が、

死期を悟った戦士がやむを得ず河に流した赤子を、運命的に拾い上げるシーンから始まります。

シーアルと名付けられたその赤子は、すくすくと育ち立派な青年(ユン・ピョウ)となり、見習い道士として活躍して行く事になります。

そんなある日、その近隣の参道を婚礼の儀式のために籠で揺られる、ある花嫁一行が通りかかります。

その花嫁モーチウ(ジョイ・ウォン)は、幸せいっぱいでしたが、そこへ、その山林一帯で悪事を働く妖怪王・九尾の狐(エリザベス・リー)が現れモーチウに襲い掛かります。

追い詰められたモーチウは、そのまま崖から飛び降りてしまいますが、それでも九尾は諦めず、死後幽霊となったモーチウを支配し、

自身の家来としてモーチウに人間を襲わせる事になります。

そんな悲劇が発生してから暫くして、貧乏書生のツイ(ン・カイワー)がその山林地区を訪れます。

生活が苦しく自身が書いた小説を売ろうと街を目指しますが、その道中で、妖怪退治を師匠から支持されているシーアルと出会い、

シーアルが退治しようとしていた妖怪が、たまたまツイの命を狙っていた事で、結果的にツイの命を救う事となり、2人はいつの間にか親しくなっていきます。

街へも二人で向い、シーアルは片想いの女性のお店で買い物を楽しみ、ツイは小説を売りに行くとチリ紙のように扱われたので引き返す、というお互いの用事を済ませたところ、

ツイが泊まる宿が無いという事で、シーアルは父親である師匠と暮らす古い屋敷へと案内します。

で、師匠が屋敷に帰って来たところ、ツイが速攻でこの世の者ではない存在に魅入られている事を見抜いたイェン道士は、

若者をたしなめますが、人嫌いな性格故にツイとは険悪なムードとなってしまい、ツイはそのまま出て行ってしまいます。

実は、ツイは先日、河で灯篭流しをしている女性と運命的な出会いを果たし、密かに想いを寄せていましたが、

その女性こそ幽霊となってしまったモーチウで、実はこの時お互いに惹かれ合っていたのでした。

その後別れる事にはなりましたが、ツイはモーチウが遺して行ったハンカチを拾い、想いを巡らして得意の筆で、

文章ではなくモーチウの絵を書き、その絵にモーチウへの想いを綴っていたのでした。

そんなツイを物陰からこっそり覗くモーチウもツイへの想いは募っていきますが、そこへ今は主人である九尾が姿を現し、

その九尾を追うイェン道士も姿を現し、想い合う二人は、次第に追い詰められていく、、、、、!!

、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

チャイニーズゴーストストーリー)の一年後に早速本家と同じジョイ・ウォンウー・マがほぼ同じような役柄で出演した、

ほぼ同じようなストーリーの武侠ファンタジー作品です。

しかも、ウー・マ自ら監督・脚本もこなし、サモ・ハンキンポーが製作して、ユン・ピョウまで準主役のような役柄で登場するという気合の入り方で、

本家公開後に雨後の筍のごとくに製作されたジョイ・ウォンゴーストストーリー作品の中では、一番本家の内容に匹敵する完成度の作品となっています。

とはいえ、ユン・ピョウが登場するという要素以外はほとんどオリジナルと同じような物語展開ですので、既視感も物凄く、観れば観る程に先の展開が読めてしまいますので、

本家を鑑賞済みの場合、物語自体を純粋に楽しむよりも、本家との違いを間違い探しのように追ってしまうという、

作品の楽しみ方がブレてしまう程に、本家と似た内容となっています。

ですので、完成度がある程度高いのは、当たり前と言えば当たり前ですね、、、。

アクション自体は勿論、サモ・ハンスタントチームが参加した作品なので、素晴らしいのは間違いないのですが、

オリジナルのチン・シュウトン版に存在していた、妖艶さと可憐さを併せ持った美しい衣のはためきや、それを効果的に演出していた華麗なワイヤーワークの動きが、

本家に真似てはいても、少し薄まってしまい、いつのもユン・ピョウサモ・ハンスタントチームの身体能力を活かしたアクション表現に代わっていますので、

素晴らしいながらも、やはり本家のあの魅力とは別の魅力を持ったアクションとなっています。

さらに、本作、ユン・ピョウというスターを投入した事で、オリジナルではウー・マ一人が担っていたお助けマン的な役割を二人で分散することになってしまい、

さらに、本編物語上の主人公である書生が担っていた女性幽霊との悲恋物語も、メイ・ロー演じる片想いの相手が、後半になって変わり果てた姿でユン・ピョウの前に姿を現す、という展開によって、

メインとなる悲恋要素まで二人で分散する結果になってしまっています。

当然、重要な要素をユン・ピョウにも分けてしまう事で、書生がジョイ・ウォンと繰り広げる悲恋物語はなんとなく軽めになってしまい、

後半お助けマンとして登場するウー・マ道士のありがたみもあまり感じられない、軽めのラストバトルとなってしまっています。

ただ、本作におけるユン・ピョウの存在感は、

主人公ではないにも関わらずかなり大きく

ユン・ピョウがいなくなってしまうと、本当に

たった一年後に他の製作会社で製作されたリメイク作品(のお手軽版)

みたいになってしまいますので、逆にほとんどユン・ピョウ要素だけで

似たような違う作品に見せてしまう

所が、当時の香港映画のなんでもありな勢い(=節操の無さ)を感じられる作品となっています。

小さな製作会社が、無名スターや無名監督を使って勝手なあやかり作品(某〇サイラム作品のような)を製作しているのなら分かりますが、

当時どう考えても、香港映画の流れの、ど真ん中に存在していた製作会社の、そのど真ん中に居た製作者、主演級のスター俳優たちが集まって、

本作の様なあやかり作品を、速攻で製作してしまう、という所に香港映画のパワーを感じずにはいられません。

この節操の無さこそが、そのまま香港映画の面白さに繋がっていた時代でした。

という事で、物語展開は(チャイニーズゴーストストーリー)とほとんど同じですが、それでも退屈な作品ではなく、

素晴らしいアクションと勢いに満ちた香港映画らしい娯楽作品ではありますので、香港映画好きの方や、ジョイ・ウォンファンの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1988年製作 香港製作 武侠ファンタジーアクション

監督・脚本 ウー・マ 製作 サモ・ハンキンポー

出演 ジョイ・ウォン、ユン・ピョウ、ウー・マ、ン・カイワー、エリザベス・リー、ユン・ワー、ラム・ウェイ、メイ・ロー

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