お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆
ジョン・トラボルタ、タイ・シェリダン、クリストファー・プラマー豪華共演の犯罪サスペンスと思いきや難病の息子を想う親子3代のヒューマンドラマ!
作品紹介
2016年6月18日公開
今回ご紹介するのは、ジョン・トラボルタ主演のヒューマンドラマです。
それでは、まずはあらすじから、
天才的な才能のある贋作画家レイ(ジョン・トラボルタ)は服役中だったが一刻も早く出所するために犯罪組織のボス、キーガンと裏取引を行った。
その理由は最愛の息子ウィル(タイ・シェリダン)がガンにかかり余命少ないと知ったからだった。
しかし、再会した二人の関係はレイが服役した事でぎこちない関係となっていた。
それでもレイは関係を修復しようと「どんな願いも3つ叶えてみせる」と約束する。
それからレイはウィルの望むことをできる限り叶えてやり、親子の関係も次第に修復されていくのだった。
そんなとき、出所時に借りを作ったキーガンより美術館の展示品を盗み出し贋作と入れ替える計画への参加を要望される、、。
最近のトラボルタは主演作が途切れないながらも少し残念な内容の作品も少なくなく、
本作も内容自体は正直あまり期待せずにトラボルタ自身が見たいという理由だけで鑑賞し始めました。
ですが思っていた内容とは全く違っており、予想以上に良い余韻の残る秀作ヒューマンドラマとなっていました。
トラボルタの存在感もさることながら息子役のタイ・シェリダンの繊細な演技が非常に良く、
ガンで余命少ないながらも辛いところはできるだけ見せずに、しかも思春期特有の父親との微妙でナイーヴな接し方を上手く体現していました。
後に(レディプレイヤー1)などでブレイクするのも納得です。
また、豪華にも祖父役が伝説のクリストファー・プラマーなので昔ワルだったが今優しいおじいちゃんを好演しており、この3人の家族をとても説得力のあるものにしていました。
本作の主題は贋作を作成して本物と入れ替えて、という邦題にある最後のミッションはどちらかというとメインではなく、
この家族3人のヒューマンドラマがメインにあると思われます。
最後のミッションはその主題を引き立たせるための手段だと思います。
というわけで予想とは全く違う展開の物語でしたが、非常に見ごたえのある作品でした。
作品情報
2014年製作 ヒューマンドラマ
監督 フィリップ・マーティン
出演 ジョン・トラボルタ、タイ・シェリダン、クリストファー・プラマー
スタッフ・キャスト
出演は(パルプフィクション)の復活劇以来、常に一線で活躍し続けるジョン・トラボルタ。
共演に後に(X-men)新シリーズやスティーブン・スピルバーグ監督の(レディプレイヤー1)でブレイクすることになるタイ・シェリダン
トニー賞、エミー賞、アカデミー賞と三冠受賞している伝説の俳優(ゲティ家の身代金)のクリストファー・プラマー。
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