修行度 🔥●●●●●●●●●
正義のビキニ美女トリオが痛快にゴツイ悪党男子をやっつけていくセクシーレディースアクション、、、、ではなく、麻薬組織のドラッグディーラー美女トリオが、荒稼ぎし過ぎて、麻薬カルテルに襲われて捕まり、UFC選手ジュリア・アビラに泣きながら助けてもらう犯罪サスペンスアクション!!ド派手にいきません!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、ビキニ美女トリオが主人公の犯罪サスペンスアクションです。
それでは、まずはあらすじから、
麻薬売買専門のビキニ美女3人組、通称“スクワッド”のジーナ、ベラ、ダニは、春休みシーズンの観光客相手に荒稼ぎしていたが、
麻薬カルテルに目を付けられ、殺し屋を差し向けられるのだった!?
監督・製作・脚本・編集とマルチにこなしているのは、エリック・ロバーツ主演の(GUARDIANS)等を監督しているリック・ウォーカーで、
B級感あふれる作品世界を創り出しています。
で、主演となるトリオの一人で、(シャーク・クルーズ)や(BLIND WATERS)等サメパニック系作品への出演の多いメーガン・カラスキージョが登場し、
セクシーな魅力で、作品世界を彩ります。
で、トリオの他のメンバー役で、テレビシリーズ(ラブクラフトカントリー)等のアレア・ハンシンガーが登場し、
こちらも可憐な魅力で、活躍して行きます。
で、トリオの最後のメンバー役で、本作の監督リック・ウォーターズ監督作品(MASTERPIECE)等に出演しているグレース・エヴァンスが登場し、
同じくセクシーな魅力で大活躍しています。
で、トリオに付かず離れずで助っ人ウーマン的に登場する役柄で、総合格闘技団体UFCの本物の格闘家ジュリア・アビラが登場し、
本物のアクションを披露し、作品のアクション性を高めています。
そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語、まずは、春休みのバカンスで賑わった若者観光客を相手に、麻薬の売買で荒稼ぎする美女トリオ、
通称(スクワッド)がノリノリで麻薬の売買をこなしながら、都合が悪い相手はさっさと銃で撃ち抜く、
楽し気な日々が描かれます。
いきなりの展開ですが、このトリオは麻薬捜査官でなければ、特殊技能を持つ凄腕エージェントでもなく、謎の麻薬売買組織を背景に持つ、
単なるトップセールスのドラッグディーラーです。
本国版や日本版のDVDジャケットイメージなどからは、薄着で、マシンガンと拳銃を握りしめて、バッタバッタとゴツイ男子相手に華麗なガンさばきや、
超絶格闘アクションを披露しそうな感じですが、主人公トリオは、正義の見方でも無ければ、心根の優しい真面目女子でもありません。
冒頭で、いきなりそういうシーンから始まり、以降そのキャラクターはブレる事なく、最後まで麻薬の売買の話だけをメインに進んでしまいます。
で、浜辺で結構な売上をゲットしたビキニバッドガールズ(以下BBG)は、当然ながら、その地域を取り仕切る麻薬売買組織や、
米国の麻薬カルテルから目を付けられてしまいます。
で、麻薬カルテルは、縄張りを荒らしたBBGに殺し屋を差し向けます。
さらに、今度は、BBGの雇い主の組織も襲われ、組織のトップであり、BBGの育ての親も犠牲になり、孤立無援となったBBGは、
ついに麻薬カルテルのボスに捕まってしまい、最大のピンチが訪れる、、、、というのが本作の大筋となっています。
最初から最後まで突っ込みどころ満載な作品ですが、まずはBGGが大前提として麻薬を楽し気にバンバンン販売している悪党、、、、
なのに、まるで(チャーリーズエンジェル)のようなノリで、痛快に健康的に悪党退治を頑張る女子、的な描かれ方をしている点が恐らく最大のダウトだと思われます。
実際は(チェーリーズエンジェル)に倒される側のトリオですので、、、
次に、前半は銃を取って不意に邪魔者を撃ち抜く、というガンアクションを予感させるシーンが登場しますが、
本格的に物語が進み始めると、そんな痛快さは吹き飛び、
麻薬の製造元を割り出そうとする麻薬カルテル相手に、簡単に捕まってしまうは、
麻薬カルテル側に手を組もうと誘われて簡単に騙されるは、
捕まった時は、銃で脅されて泣くは、
結局何回も捕まる割には、一度も自力で脱出できずに、他人に助けてもらうは、等、
話が進めば進む程に、
痛快さからは遠く、遠く離れたトリオとなっていきます。
で、アクションに関しては、BBGが全然活躍しない分、プロの格闘家であるジュリア・アビラが結構なアクションパートを担っていくのですが、
このアクション、、、、というより、全てのシーンにおいてですが、リック・ウォーカー監督の特色なのか、撮影監督の特色なのか、分かりませんが、
とにかく人物が近すぎたり、暗すぎたり、で終始何をやっているのか良く分からないシーンが多く、
プロの格闘家までキャスティングしておきながら、ほとんど全体像が映らないのでなんとなくピンチになってなんとなくピンチを乗り越えている、というアクションの繰り返しとなっています。
79分という短い上映時間に色んなキャラクターが登場しますが、このアップやブレの多様、暗所での撮影によって、全員の顔を覚えるのが困難で、
BGGでさえ、途中説明も無く他の女子が紛れていたり、突然子供時代の思い出のシーンが流れ出したかと思うと、
BGGの子役が、大人のBGGに似ていないので、どのキャラクターの思い出を語っているのかも分からない、という混乱に次ぐ混乱なストーリーとなっています。
そこに、裏切る、裏切らない、実は隠れていた、実は生きていた、等と混乱している内に、いつのまにか物語にFBIが登場しているけれども、
誰が、どうFBIと繋がっているのかも良く変わらないうちに、エンドロールが流れて、
BGGは(THE SQUAD MIAMI)で帰って来る!
とメッセージが流れて、口をあんぐりと開けたままでスタッフロールを見終える事になります。
という事で、日本でDVDがリリースされるかは分かりませんが、本当に続編は製作はされているようで、
さらにシリーズ第三弾(THE SQUAD ASSASSINS)まで製作される予定もあるようですので、その予習のためにも本作をご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、続編では痛快ぶりが覚醒、、、、、、、、、していれば良いのですが、、、。
作品情報
2022年製作 アメリカ製作 レディースアクション
監督・製作・脚本・編集 リック・ウォーカー
出演 メーガン・カラスキージョ、アレア・ハンシンガー、グレース・エヴァンス、ジュリア・アビラ、ペイジ・クリート、ハンナ・ハント、リッキー・カッター
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