鮫の惑星 (PLANET OF THE SHARKS) 90分
お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作品紹介
2017年1月14日公開
今回ご紹介するのは、B級(作品によってはZ級)作品の製作でお馴染み、アサイラムピクチャーズの製作作品です。
それでは、まずはあらすじから、
温暖化によって氷河が融解し、地球の98%が海に覆われた近未来。
わずかに生きに残った人類は、海上に生活の基地となる建物を建て、自給自足で生活していた。
しかし、すでに地球上の生態系は一変し、地球の覇権は獰猛な鮫が握っていたのだった。
そして、人類は再び緑あふれる大地を取り戻すために鮫に戦いを挑む!!
簡単に言ってしまうと、(ウォーターワールド)ごっこです。
主人公のおじさんもケビン・コスナーと同じような髪型で頑張っています。
何故、今(ウォーターワールド)なのか?という感じではありますが、
恐らく、(シャークネード)シリーズもひと段落ついてしまい、ネタも尽きてきたので、
鮫のイメージから逆算してアドベンチャー的な要素の作品という事で(ウォーターワールド)を、
しかも(猿の惑星)のリブートも人気だったので、(猿の惑星)のタイトルをそのまま鮫に置き換えて(PLANET OF THE SHARKS)にしよう、という単純な事ではないでしょうか。
実際の内容は(猿の惑星)っぽさはラストに一瞬、自由の女神が映るくらいです。
因みに、最初から地球での話と分かっているので、本当にただ単に自由の女神が映るだけです。
内容的には、(ウォーターワールド)的な設定で鮫と戦う、ほとんどそれだけです。
アサイラム社の作品にツッコミだすとキリがありませんので、もうそれは良いのですが、
衣装やロケに予算を割いてしまったのか、肝心の鮫と戦うシーンが予想以上に少ないのは、ほとんどそれだけが目当てなので、残念でした。
上映時間の大部分で、あまり魅力的とは言えないキャストが、色々説明してるシーンか、
あまり魅力的とは言えないキャストがマリンスポーツをしている映像が続きますので、90分の上映時間が長く感じてしまいました、、。
あと、意味ありげに生き残っていた少女が、最後までまるで活躍しなかったのも、どうなのでしょうか。
急な脚本の変更などあったのでしょうか。
それとも次作への引き、でしょうか。
だとしたら、なかなかの引っ張り具合です。
作品情報
2016年製作 アメリカ製作 モンスターアクション
監督・脚本 マーク・アトキンス
出演 ブランドン・オーレ、ステファニー・バーン、リンジー・サリヴァン
鮫の惑星 海戦記パシフィックウォー(EMPIRE OF THE SHARKS) 89分
お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
作品紹介
劇場未公開作品
という事で続編のあらすじは、
大洪水により地表の98%が海に覆われてしまった地球では、生き残った人間は海上に僅かな建物を建て、そこに村を形成していた。
そんな中、暴君フィエン(ジョン・サベージ)率いる一派が、鮫を操る装置を開発し、その兵器によって村人を支配していた。
村人の中には不思議な力を持つ少女ウィロー(アシュレイ・デ・ラング)も捕らわれており、強制労働を強いられていた。
やがて、鮫はウィローの力に反応を示しだす、、!?
というわけで、同じセットなどを使用しての仕切り直し続編、という事で出演者は基本的に総入れ替えとなっています。
ですので、前作で生き残った少女の話なんかは、かけらも出てきません。
唯一前作のほぼ主人公に近かった偽ケビン・コスナーのみ酒場シーンで1シーンだけ恐らく同じ役でゲスト出演しています。
それがあるので、一応世界観は同じ、という事になります。(多分ですが、、)
ただ、本作は前作が(ウォーターワールド)ごっこだったのに対し、(アクアマン)ごっこ風になっています。
製作年度も同じ2017年ですので、おそらく製作の噂を聞きつけて速攻で製作したのではないでしょうか。
そんな本作ですが、これが意外にも前作より楽しめてしまいます。
今回は、前作のように鮫対人類で地球の覇権を争うような物語ではなく、
人間同士で種族に分かれて争う物語で、鮫は悪い帝国側が操る兵器的な役割で登場します。
パワーグローブのようなゴツイ手袋を装着して、手を振ったりしたら受信機みたいな装置を付けられた鮫が敵に襲い掛かる、という全くどういう原理かわからない生物兵器と化しています。
ただ、攻撃するだけの兵器となっていますので、意外にもこの設定のために鮫が活躍するシーンが前作より増えています。
もう、それだけで前作より作品ランクが上がっていますが、本作はキャスト面でも前作より明らかに豪華になっています。
帝国側のボス役で、なんとあのジョン・サベージが出演しています。
(ディアハンター)や(ヘアー)に出ていたあのジョン・サベージです。
最近はめっきりB級作品への出演がメインになっていたようですが、それでも有名なハリウッドスターの出演はアサイラム作品の中では、めったにない事なので快挙ではないでしょうか。
それにつられて、主演周りの出演者も前作とは比べ物にならないぐらいに見栄えのするキャストになっています。
主演の少女役アシュレイ・デ・ラングも(ターミネーター3)のサイボーグ役で有名なったクリスタナ・ローケンにどことなく似ていて雰囲気のある役を演じていました。
あまり台詞の無い役なので、演技力は未知数(逆にいまいちなので台詞をあえて減らしているかもしれませんが)ですが、
雰囲気だけはありましたので、もしかしたら、数年後にはしっかり劇場公開されるようなB級作品に出演しているかもしれません。
物語は、この少女とジョン・サベージが鮫を操る対決、となりますが、この辺が(アクアマン)風全開でした。
なかなかラストの対決は楽しめるのですが、この鮫合戦がラストのみなので、もう少し中盤ぐらいでもちょこっと入っていればもっと楽しめる作品にはなったと思いますが、アサイラム作品では多分そんな予算はなさそうですね、、。
ということで、
(鮫の惑星)シリーズはどちらからでも鑑賞できる作品で、もし、どちらかだけでも鑑賞、という事でしたら、2作目の方をお勧めします。
アサイラム作品という事を割り切って鑑賞すれば結構楽しめますよ。
作品情報
2017年製作 アメリカ製作 モンスターアクション
監督・脚本・撮影・編集 マーク・アトキンス
出演 アシュレイ・デ・ラング、ジョン・サベージ、ジャック・アームストロング
その他の鮫パニック作品
ブレイク・ライブリー主演の傑作鮫映画(ロストバケーション)はこちら
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B級のサメ映画の本当に多いですよね。これも中々、一風変わった作品だなと思い覗いてみました。
サメ映画なのに、サメのシーンはあまりないんですね笑 確かにそれじゃ期待外れしそうですね。
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映画マンさん、こんにちは、お立ち寄り頂きありがとうございます。サメパニックものは定番人気のジャンルですね。手を変え品を変え、描かれていますが、結局どれもほとんど同じですね(笑)。(鮫の惑星)は、B級、Z級作品を多く製作しているアサイラム社が製作しているサメパニックものですが、酷い作品の中にも時々、振り切った良作を製作する製作会社ですので、期待して鑑賞したのですが、サメがあんまりでてきませんでした、、。同じアサイラム社では(シャークネード)シリーズはシリーズ6作あるぐらいに人気のあったシリーズですので、そちらでしたら結構楽しめると思いますよ。意外な元青春スターとかも出演していたりしますので。あと、個人的にはサメパニック作品の中では(ロストバケーション)が群を抜いて楽しめました。短い時間でサラっと状況説明して、前半に散りばめた伏線を後半で全て回収していく物語にどんどん引き込まれてしまいます。サメパニックにご興味おありでしたら、良かったら、お時間おありの時にでもご鑑賞くださいね。