皆さん、こんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言も延長、という事で、また長期化に突入しそうで、色々と大変になってきましたね。
映画館では、とりあえず営業は通常通りですが、やはり上映時間の短縮はあるようで、夜の20時以降のレイトショーは取りやめになっていました。
そういう状況なので、しょうがないのですが、やはり映画館が暗く締まっているのは、なんか寂しいですね、、、。
さて、今回はそんな状況の中、内容はさておき、とりあえず勢いと元気だけは、有り余っていたジャンル、香港映画の未DVD化作品に関して10本ほど選定して、少しご紹介してみたいと思います。
今回は、意外と劇場公開作品もあったりしますが、まずは日本と香港の合作から、、。
〇香港・東京特捜刑事 (皇家師姐3雌雄大盗 IN THE LINE OF DUTY PART3) 日本劇場公開作品。ミッシェル・ヨー主演の(レディハード香港大捜査線)のシリーズ第3弾。今回の主演はシンシア・カーン。日本との合作で、日本からは藤岡弘。と(大福星)(ゴッドギャンブラー)などで大活躍の西脇美智子。容疑者を追ってシンシア・カーンが日本まで来て、藤岡弘。と共同捜査する、という良く言えば(ブラックレイン)的なポリスアクション
〇妖獣大戦 (猫 NINE LIVES) 総監督に(孔雀王)のラム・ナイチョイ、監督に日本から羽仁未央が参加、主演は赤井英和と香港側からは(孔雀王)のグロリアイップと豪華な日本・香港合作の大作。原作は香港の人気小説、ウェスリー博士シリーズが原作。当時の雑誌記事でいよいよ公開予定!などの記事をさんざん読んだ気がしましたが、結局公開されずにひっそりとVHSのみ発売、という何かの事情がありぞうな作品。特撮スタッフが凄まじく豪華で佐川和夫監督、樋口真嗣監督なんかも参加していたりします。
〇ミスティー (霧都情仇) 日本劇場公開作。(愛人・ラ・マン)のレオン・カーファイ主演、(孔雀王)のグロリア・イップ共演作品。敵役に(男たちの挽歌)のレイ・チーホン。マフィアのボスであるレイ・チーホンと、その養女であるグロリア・イップが部下であるレオン・カーファイと共に血で血を洗う抗争を繰り広げる物語。一応、香港ノワール的な物語。
〇金城武の死角都市・香港 (方面牌)日本劇場公開作品。サモ・ハンキンポー監督主演作品。共演はユン・ピョウなので(五福星)のようなゴールデントリオのアクション作のはずが、ジャッキー不在で金城武がピンチヒッターという事で、アクション頑張っていますが、その後このトリオでのシリーズ化にはならず、、。
〇男たちの挽歌4 (新英雄本色)日本劇場公開作品。名作(男たちの挽歌)のタイトルが付いているけれど、内容的には無関係な(ゴッドギャンブラー)などの娯楽派監督、バリー・ウォンの製作・脚本・監督作品。主演は後ほど(欲望の街)シリーズで大ブレイクすることになるイーキン・チェンと今や香港を代表するビッグスターになった(つきせぬ想い)のラウ・チンワン。他にマイケル・ウォンやバリー・ウォン監督の女神チンミー・ヤウなんかも出てます。
〇ビビアン・スーのロマンシング・ドラゴン (龍在少林 LITTLE SHAOLIN DRAGON) 香港と台湾の合作でアイドル的人気のあった、ビビアン・スーとビッグスター、ユン・ピョウ共演の(インディ・ジョーンズ)的なアドベンチャーアクション。さらに(レディクンフー激闘拳)や(捜査官X)などのレディドラゴン、クララ・ウェイなども出演する豪華な作品。製作は(愛と復讐の挽歌)などのテイラー・ウォン。
〇ソルジャー・オブ・マフィア 愛と復讐の戦士 (PHANTOM WAR) チョウ・ユンファ主演の(愛と復讐の挽歌)で印象的な敵役をしていたアレックス・マン出演作品。邦題もあやかっています。ベトナム戦争のPTSDに悩む主人公が帰還後のロンドンでかつての宿敵と再会し、再び戦いに突入するという香港ノワール作品。
〇実録香港マフィア戦争 四大天王(四大天王)当時人気のあったジャンル、越境者の犯罪アクションの1本。内容は名作(省港旗兵・九龍の獅子クーロンズソルジャー)シリーズのように犯罪目的で香港に越境してきた男たちが、強盗などを繰り返し、やがて壮絶な最後を迎えるまでをドキュメントタッチで描いたアクション。
〇マギー・チャンのドッカン爆弾娘 (聖誕奇遇結良縁)(ポリスストーリー)で人気のマギー・チャン主演のコメディアクション。殺人の目撃者となってしまったマギーと殺人犯の追いつ追われつの大暴走。監督は元ショウ・ブラザースのスター俳優デビッド・チャン。製作はサモ・ハンキンポーと筋金入り。当時の香港映画界の第3勢力、D&Bフィルムズ製作作品。VHSのジャケットにはマギー・チャンの演技に関して『ひょうきんな演技がたまらなくお♡ちゃ♡め。』と書いてあります、、。時代ですね、、。
〇ドラゴン・キッズ 七福星 (七小福 LUCKY SEVEN) 原題はジャッキーたちの少年時代を描いた秀作ドラマと同じだが、こちらは当時人気のあった(カンフー・キッド)の人気にあやかって製作された似たような内容の香港と台湾合作によるキッズカンフー作品。勿論、ジャッキーの(七福星)とも関係ありません。
というような感じで、今回は珍しく10本中4本が劇場公開作品となっています。
香港映画といえば、正直、今も昔もほとんどが、劇場未公開のVHS・DVDスルーというのが常ですが、
逆に劇場公開されていながらもDVDになっていない作品も多く存在してしまう、不遇なジャンルでもあります。
特に日米合作作品なんかは日本でもそれなりに知名度ありますので、DVD化すれば結構売れそうな気配もしますが、
逆に権利関係が難しいのかもしれないですね。
日本の有名コミック原作で日米合作の超話題作でありながら、未だにDVD発売のない(孔雀王)シリーズなんかもそういった関係でDVD化が難しそうです。
ただ、DVD化されていないVHSのみリリースの時代の作品を振り返ってみると、
今では薄まってしまった、とにかく勢いだけは他に負けない元気な香港映画らしさが、結構溢れていますので、
コロナでダメージを受けてい折る今のような状況にこそ、香港映画のようなハツラツさが必要なのではないか、とふと思ったりもしました。
少しでも早く、コロナの状況も収束に向かって欲しいですね。
という事で、本日もお立ち寄り頂きありがとうございました。
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