未DVD化のレア作品 【アクション編 其の二十四】

投稿者: | 2022年3月21日

皆さんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。早速花粉の猛威に鼻炎薬が手放せなくなってしまっていますが、花粉の季節が終われば梅雨ですね、、、という厭な事ばかり考えていてもしょうがないのですが、、。

さて、先日少し古めの邦画ホラー作品を見ました。

個人的には昔からのお気に入りで、DVD化はされていたものの、廃盤以降レア化していた作品が、最近になってようやく再DVD化された作品です。

タイトルは、、、

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地獄の警備員

スィートホーム)(回路)の黒沢清監督作品です。

過去に殺人を犯すも精神鑑定の結果、無罪となった凶暴な元力士が、絵画の売買を行う商社ビルの警備員として勤務し始め、

早速殺戮を開始する、というビル限定で展開される(13日の金曜日)系のスラッシャーホラー作品です。

主演は本作がデビューとなる松重豊と、大杉漣、長谷川初範、内藤剛志という豪華なキャストで、ビル内を血の海と化していきます。

その潔いタイトル、松重豊のモンスターぶり(当然ですが若い!)、大杉漣の唐突な変人ぶり(笑えます)、長谷川初範の英雄ぶり(ウルトラマン80を思い出します)と見所が満載で、

特に後半ビルに閉じ込められてからの怒涛の展開に目が離せない傑作となっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。

伊坂幸太郎と『地獄の警備員』との奇妙な関係とは? 松重豊 ...

さて、(地獄の警備員)は、めでたく再DVD化が叶いましたが、世の中にはVHS化だけで未だにDVD化されずに忘れ去られている作品が多く存在する、

という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(アクション編 其の二十四)という事で、いつものように濃いめの作品をご紹介したいと思います。

それでは、一時期テレビの洋画劇場で繰り返し放映されていた人気作品から、、

エイリアンコップ (PEACEMAKER) 劇場公開作品。善と悪、二人のエイリアンが宇宙から襲来し、地球上でチェイスを展開するSFアクション。完全に(ヒドゥン)の影響によって製作された作品ですが、(アライバル2)等のB級SF作品を多く監督しているケビン・S・テニーのテンポの良い演出と随所で流れるカッコ良いテーマ曲によって見ごたえのある作品になっています。主演はタランティーノ監督の(ジャッキーブラウン)で復活後は、(ハーレーコップ)(詳しくはこちら)等のB級作品や(エンド・オブ・ホワイトハウス)シリーズ等で現在も大活躍中のちょいワルおやじロバート・フォスターと悪役専門ロバート・ダヴィ。

Peacemaker (1990) — The Movie Database (TMDB)

キャノンボール新しき挑戦者たち (SPEED ZONE!) 劇場公開作品。大ヒットシリーズの第三弾ですが、前二作と製作会社もキャストも総入れ替え、というか似たような感じを狙った別作品です。ただ、一応製作が本家のゴールデンハーベスト社総帥レイモンド・チョウとなっているので全くの無関係という感じではなさそうなカーレースお祭り映画。ブルックシールズ、アリツサ・ミラノ、ジョン・キャンディ、リーバン・クリーフと、本家には劣るものの、豪華な作品です。

カオス・ファクター (CHAOS FACTOR) 米国諜報部員が偶然見つけた生物兵器の実験記録を巡ってCIAとの攻防が描かれる軍事サスペンスアクション。VHSのジャケットには【本作は米国空軍の全面協力により製作されています】と記載されていますが、全面は言い過ぎのような、、、。当時大ヒットしていた(シュリ)の頂きジャケットが胡散臭くて良いですね。

ザ・クリーナー (DOUBLE TAP) リチャード・ドナーとジョエル・シルバーが設立した製作会社(ディケイドピクチャーズ)の第一回製作作品。狙った獲物は二発目の弾丸で必ず死に至らしめる伝説の殺し屋クリーナーの活躍を描くクライムアクション。主演は(クライングゲーム)等の名優スティーヴン・レイ。

ストライカー (STRYKER) フィリピン製作による、核戦争後の荒廃した大地で展開する(マッドマックス)系のバイオレンスアクション作品。監督は(ファイアーホーク)(シューティングサンダー)などのB級作品を数多く監督しているシリオ・H・サンチャゴ。ちなみにテレビ放映タイトルは(最後のアマゾネス)です。

スーパーキャリア (SUPERCARRIER) アメリカ海軍の全面協力により撮影され高視聴率を獲得したテレビシリーズのパイロット版。ソ連機の接近によって出撃する若きパイロットたちの活躍を描く青春航空アクション。要するに(トップガン)のテレビ版です。

スーパーキャリア2 (SUPERCARRIER) 前作のヒットによって製作されたテレビジリーズ第二弾。今回はソ連戦闘機との戦いにKGBの将校を乗せた潜水艦との緊迫した戦闘が描かれます。

砂漠の戦士テロファイター (TRIDENT FORCE) 劇場公開作品。中東でテロ組織によって拉致された米国要人を救出し、組織を壊滅させるために集まった各国の反テロ組織エリート特殊部隊(トライデントフォース)の活躍を描くコマンドアクション。

ハンター (HUNTER) 勿論、マックィーン主演作品とは全く無関係なバディポリスアクション。連続殺人鬼による女性殺害事件が相次ぎ、ロサンゼルス市警のはみ出し刑事ハンター(名前ですね)が、もっとはみ出し女刑事マッコールを囮に使い、捜査を開始する痛快作。(F/X引き裂かれたトリック)等のブライアン・デネヒーも顔を見せています。

ニンジャフォース (NINJYA`S FORCE) (ニンジャウォリアーズ)等でもコンビを組んでいるロマノ・クリストフとケン・ワタナベ、コンビのニンジャアクション。世界征服を目指す悪党グループがニンジャをつかって機密ファイルを盗み出すが、野望を砕くために日本から忍者ケンゾーがやってきて、漁師に化けたり、女装したりして事件を解決していく、トンデモ系のアクション作品。

という感じになっております。

今回ご紹介されていただいた作品の中では、完全に忘れ去られた人気シリーズ第3弾(キャノンボール新しき挑戦者たち)は、

一応、シリーズとして公開された作品ではありますので、タイトルを変更してでもなんとかデジタルソフト化してもらいたいところですね。

あとは、テレビで何度も放映されていた(エイリアンコップ)は、その調度良い具合のB級感がたまらない作品でした。

個人的にはこの頃、この良いバランスのB級感の漂う作品を多くリリースしていた徳間ジャパンのVHSソフトは、

どれも見逃せない作品が多く、シリーズものの未公開作品や、香港映画なども多く含まれていましたので、ある意味安心のブランドだったと記憶してます。

そういった作品群もまた、ご紹介できたらと思います。

それでは、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

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未DVD化のレア作品 【アクション編 其の二十四】」への2件のフィードバック

  1. S原

    何度もすいません。S原です。
    まぁくさん、さすがです!早速、ぼくのリクエスト(エイリアンコップ)に応えていただき、ありがとうございます。
    それにしても、「エイリアンコップ」はテレビ放映をしたんですねえ・・・知らなかったです。しかもロバート・フォスターだったとは。彼は味のある俳優ですが、なんとなく地味ですよね。「ジャッキーブラウン」でも、地味な役を地味に演じていましたしね(笑)

    「キャノンボール新しき挑戦者たち」!いやー痒い所に手が届くチョイスですねえ。
    たしかカール・ルイスが10秒くらい出演してたような気が・・・(笑)違う映画だったかな?

    「砂漠の戦士テロファイター 」のデザインは最高です。最近、こういうジャケットはみませんよね。いまなら逆に受ける(バズるというのかな?)と思いますが・・・

    今回の記事は、個人的に全部ストライクでした。次も楽しみにしています!

    追伸:いつか「バトルトラック」も取り上げてください。あれ、大好きなんですよ~!

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      S原さん、コメントありがとうございます!(エイリアンコップ)はB級感が調度良い楽しい映画でした!原題の(PEACEMAKER)がドルフ・ラングレン主演の(ダークエンジェル)の原題(I COME IN PEACE)と似ていて当時そちらを映画館で鑑賞したときに(エイリアンコップ)と原題も内容も似ていたので混同したのを覚えています。そちらもドルフがエイリアンと戦うような内容でした。それとジョージ・クルーニーの(ピースメーカー)が公開されたときにはまさかのリメイクか?と一瞬思いましたが、全くの無関係でした(笑)。(キャノンボール新しき挑戦者たち)、確かにカール・ルイスも出てましたね、一瞬ですが、、。というよりブルック・シールズも主演のような扱いで一瞬でした、、。そういうところも含めて良いですよね(笑)(砂漠の戦士テロファイター)も(バトルトラック)も良いですよね!丁度よい感じのB級感です!

      返信

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