ルート666(ROUTE 666)90分

投稿者: | 2020年12月24日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

ゾンビブーム以前に製作された、荒野で展開されるゾンビ風ゴーストガンアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ルー・ダイヤモンド・フィリップスが荒野でゾンビ風ゴーストと激突するホラーアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

連邦政府諜報部員のジャック(ルー・ダイヤモンド・フィリップス)とステファン(ロリ・ペティ)は裁判の証人となる男、ラビット(スティーヴン・ウィリアムズ)を護送する任務に就いていた。

ところが、近道をしようと閉鎖されていたルート66号を走り始めたときから、異変が起こり始める。

何者かによって捜査員が犠牲になったのだった。

そして、その正体を知った時ジャックは自身のルーツを知る!?

主演の3人。この3人中心に展開していきます。ずっと荒野の道端で、ですが。

ラ・バンバ)のルー・ダイヤモンド・フィリップスと(プリティリーグ)のロリ・ペティ主演のゾンビ風ゴーストが登場するゴーストガンアクションです。

監督はウィリアム・ウェズリーで(ヘルゴースト悪魔のスケアクロウ)が先日ブルーレイ発売されました。

本作が制作された2001年はまだ、今ほどゾンビ映画のブームは訪れていなく、本作は見かけはゾンビだけれども、

スゥっと消えたり、突然出現したりのリアルには存在しないゴースト、と戦うホラーアクションとなっています。

スゥっと現れるプリズナーゴースト(主人公の父親含む)

今でしたら、恐らく完全にゾンビ扱いになるのではないでしょうか。

タイトルはロード・オブ・ザ・デッドか、ハイウェイ・オブ・ザ・デッドぐらいですね。

そんなゴーストアクションですが、基本的にはアクション寄りの作品となっています。

二丁拳銃で弾数をあまり気にしない系のアクションで、当時(ザ・ロック)などから始まって流行っていた、カメラをグラグラにブレさせる落ち着きのない演出のアクションがメインとなっています。

途中、思い出したようにガンアクションの合間に落ち着きのないカットが挟まっていますので、

恐らく、当時大ヒットしていたアクションものの影響は、かなり受けていると思われます。

そんなアクションを繰り広げつつ、中盤になってやっとゾンビ風ゴーストが登場しますが、その中に実は、ルー・ダイヤモンド・フィリップスの亡くなった父親が混じっています。

何故かというと、ここはかつて犯罪を犯して服役している囚人が道路工事の作業を行っていて、

何らかの出来事があって囚人4人が亡くなってしまった場所だから,という偶然

しかもその内の一人がルー・ダイヤモンド・フィリップスの父親という偶然、というか奇蹟

で、浮かばれないゴーストがゾンビ風になって帰ってきた、といった大筋になります。

まぁ、ストーリーはこの際どうでも良いのですが、結構テンポも良く、ガンアクションもしっかりはしていますので、意外と楽しめるB級ホラーアクションとなっています。

ホラー要素も晴れ渡った明るい空の下での撮影なので、特に怖いとか、グロいとかいう事もありませんので、ホラーが苦手な方でも全く問題ないと思われます。

逆に、ホラー目当ての方は少々物足りないかもしれませんが、その分アクションで十分補っています。

娯楽作品好きの方でしたら、結構楽しめる作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

上映時間も90分でサクッと楽しめますよ。後には何も残りませんが。

ロリ・ペティが相棒役

作品情報

2001年製作 アメリカ製作 ホラーアクション

監督・脚本 ウィリアム・ウェズリー

出演 ルー・ダイヤモンド・フィリップス、ロリ・ペティ、スティーブン・ウィリアムズ、L・Q・ジョーンズ

父親のゴーストは最後はプラトーンのようなポーズで消えていきます

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