ラスト・クリーク(RUST CREEK)108分

投稿者: | 2021年2月28日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

都会に面接に向かう途中の女子大生が、道に迷った人気のない田舎で遭遇する恐怖の日々!!レディサバイバルスリラー!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、女子大生が田舎道で遭遇する恐怖を描いたサバイバル作品です。

それでは、まずはあらすじから、

就職活動中の大学生ソーヤ(ハーマイオニー・コーフィールド)は、都会での面接を受けるため、車で急ぎ面接地に向かっていた。

近道をするために入った田舎の脇道で、地図を広げていたら、妖しい男二人組に突然襲われそうになる。

一時的に撃退するも、追われる身となったソーヤは、山の中を逃げ回るが、そこで何かの目的で小屋で孤独な生活を送るローウェルと出会う。

他に頼る者のいない森の中で、ローウェルと時間を共にすることになったソーヤに、二人組の男が忍び寄る、、、!?

男二人の怪しさに、警戒心を深める

スターウォーズ最後のジェダイ)にも出演していたハーマイオニー・コーフィールド主演のレディサバイバル作品です。

田舎町で道に迷って、その土地で暮らす変人に命を狙われる、という、古くは(悪魔のいけにえ)などの系列に近い、サバイバル作品となっています。

しかし、本作はホラーというよりサスペンスに近い作品となっていますので、グロい表現や、

ショッキングな演出などはほとんどありません。

ですので、そういったジャンルが苦手な方でも安心して(変な表現ですが)楽しめる作品となっています。

おかしな二人組に狙われた女子大生をハラハラしながら、その行く末を見守る作品です。

襲われかけて、逃げ出して、ある小屋にたどり着て、そこで暮らす怪しい住民になんとなく助けられるまでの前半は、

こういったタイプの作品では割とありがちな展開ですが、小屋が舞台になってからは、ちょっとした監禁サスペンス系の物語になっていきます。

逃げようと思えば逃げれられる環境ですので、監禁とも言い切れませんが、一応手をロープで縛られていたりする時期もあるので、ソフト目の監禁と言った感じでしょうか。

そこで、住民であるローウェルと暫く同じ時間を過ごしているうちに、それとなく信頼関係が芽生えてくる、という展開になります。

で、結局悪者二人と、その後ろにいる黒幕との対決となっていくのですが、それぞれが、結構隙だらけなので、

緊迫感にかけるのが少し残念な展開となっています。

妖しい二人組の男に出くわしてしまう

また、広い土地で、敵が3人だけ、で足を怪我しているけれども、途中から結構治っているようで、走っていましたので、

その閉塞感のない奔放な雰囲気が、監禁ものにしても、サバイバルものにしてもそれぞれが、あまり盛り上がりに欠けてしまう要因となっているのではないでしょうか。

あと、前半襲われるときの主人公の格闘の強さは、ガタイの良い二人の男を相手にしても、全く引けを取らない強さで、

その後、その強さが発揮されないのも、ちょっと残念な展開でした。

あと、陸上選手設定も足を怪我してしまってほとんど走れなくなるので、その脚力を活かすシチュエーションがほとんどないのがもったいないですね。

ただ、主演のハーマイオニー・コーフィールドの存在感は際立っていて、華奢な感じなのに、表情はしっかりとした意志の強さを常に感じる魅力を振りまいていましたので、今後の活躍には大いに期待できそうですね。

という事で、ちょっと緊迫感にかけるサバイバルサスペンスですが、ハーマイオニー・コーフィールドの魅力は全開になっている作品ですので、

有名な大スターになる前に本作を鑑賞しておくのはいかがでしょうか。

ダイヤの原石発見ではないでしょうか。

ラストは正体を現した黒幕との対決となる

作品情報

2018年製作 アメリカ製作 サバイバルスリラー

監督 ジェン・マクガワン

出演 ハーマイオニー・コーフィールド、ジェレミー・グレイザー、マイカー・A・ハウプトマン

事件はやがて黒幕の存在が見え隠れし始める

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