おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
トランクルームに隠されたダイヤモンドを巡って、そこに勤務するミーナ・スバーリと、ジェフ・フェイヒーが攻防を繰り広げるサスペンスアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開 衛星放送放映題 ロックド・イン
今回ご紹介する作品は、ミーナ・スバーリとジェフ・フェイヒーが激突するサスペンスアクション作品ンです。
それでは、まずはあらすじから、
トランクルームで働くマギーは、夫が刑務所で服役中のため、生活苦にあえぎながらも、懸命に生活していた。
しかし、ある夜、娘のタリンと勤め先を訪れたマギーは、上司が見ず知らずの怪しい男二人と揉め事となっている現場を
監視カメラで確認した事で、思いもよらぬ騒動へと巻き込まれて行くのだった!?
監督・脚本は、ドキュメンタリー(Operation Pedro Pan: The Cuban Children’s Exodus)等のカルロス・V・グティエレスで、
限定された空間でのスリリングな攻防戦を演出しています。
主演は、(アメリカンビューティー)や(ハントロワイヤル)(詳しくはこちら)等、大作映画から、最近はB級作品でも活躍している
ミーナ・スバーリで、悩める母親を好演しています。
で、ミーナの娘役で、(リーサルストーム)(詳しくはこちら)や(庭から昇ったロケット雲)等のジャスパー・ポーリッシュが登場し、
母親と共に窮地に立たされていきます。
で、ミーナに襲い掛かる悪党役で、(バーチャルウォーズ)や(ザ・コマンドー)(詳しくはこちら)等の
ジェフ・フェイヒーが登場し、ほとんど殺し屋のように迫ります。
で、ミーナを追い詰めるもう一人の悪党役で、(エルカンタンテ)や(人生は小説よりも奇なり)等のマニー・ぺレスが登場し、
主人公達親子と限定された空間で攻防を繰り広げていきます。
で、トランクルームを滞納する男役で、(ソウ4)以降のシリーズや、(コズミックシン)等のコスタス・マンディロアが登場し、
端役と思いきや後半にかけて大活躍して行きます。
そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、夫が突然刑務所に服役した事で、17歳の娘と共に生活苦にあえぐ母親ミーナが、
トランクルームで真面目に勤務しているシーンから始まります。
因みに、ミーナはトランクルームに勤務していますが、
閉所恐怖症です。
で、既に家賃を滞納気味で、二か月分の家賃を直ぐに支払わないと追い出されてしまう、という切羽詰まった状況の中、
上司が、トランクルームの使用料を滞納している男の滞納を誤魔化す、という怪しい動きから始まり、何やら隠れてゴソゴソしている現場を目撃します。
しかも、事務所に隠してあった箱を開けてみると大金が隠してある、という胡散臭さで、とにかく怪しさ満点ですが、
滞納者をそのままにしていると、色々不都合も出てきますので、とりあえず差し押さえる方向で手続きし、その日はミーナは退勤します。
で、帰宅するとグレかけ直前の娘は、反抗期真っ盛りで、直ぐに口喧嘩となり、大家からは家賃を催促され、
どうにもこうにも追い込まれたミーナは、ドライブがてら、勤め先のトランクルームへと娘と共に戻ってきます。
で、こっそりと事務所に忍び込み、、、、、、
秘密の箱から大金を取り出し、どうしようかと迷っていると、、、、、
上司と見知らぬ二人が何か揉めていて、その二人はローカルニュースで話題になっているダイヤモンド強盗殺人事件の容疑者で、、、、、、、
隠れて様子を伺っていると、ダイヤモンドの隠し場所が、そのトランクルームのどこかで、上司がそのダイヤモンドを隠していて、、、、、
という所まで判明すると、あっけなく上司は射殺されてしまい、逃げようと思っても、出るに出れない状況のニーナは、
事務所に戻って、勤務中で気付いていないフリをするものの、怪しんだ二人組が迫ってきて、さらに、車で待っていてしびれを切らした娘も建物内に入ってきてしまう、という流れで
強盗殺人犯2人組と母娘2人が、限定された空間で、ダイヤモンドを巡るスリリングな攻防戦を繰り広げていくメイン展開へと突入していきます。
B級作品ながらも、しっかりとした人物の背景と、緊迫感を煽る設定など、物語を盛り上げる要素が豊富にあって、
その物語を、少人数ながらも、ミーナ・スバーリとジェフ・フェイヒーというベテランキャストがしっかりとした演技で盛り上げる、
という全体を通してなかなかサスペンスフルな作品となっています。
ただ、短編作品かドキュメンタリー作品しか製作していないカルロス・V・グティエレス監督の特色でもあるのか、
60分ぐらいの上映時間だと秀作になりそうな内容を、無理矢理90分間に引き延ばしたような間延び感がありますので、
限定された空間のはずが、外に何回も出て、何度も逃げるチャンスが到来しながらも、結局建物内に戻り、
建物内でも悪党二人組が結構なズッコケなために隙だらけで、何度も失敗を繰り返し、特に戦闘能力が高い設定ではない女性二人に、散々な目に合わされます。
例えるならシリアスな(ホームアローン)という感じでしょうか。
後半には、一応捻りもあるのですが、その捻りも、捻り初めたら即、捻っていると察知できるような捻りで、
恐らく鑑賞しているほとんどの人が気付いているのに、主人公母娘だけが何故か気付かない、というタイプの
『志村!!後ろ!!後ろ!!』
系の鈍感ぶりなので、結果的に
襲う方も、襲われる方もズッコケ
という、結果的にサスペンスものとしては、少々盛り上がりに欠ける内容となっています。
という事で、90分と短めながらも、少々間延びしてしまう作品ではありますが、中盤あたりまではしっかりとサスペンスを楽しめる作品ですので、
シチュエーションサスペンス好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2021年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション
監督・脚本 カルロス・V・グティエレス
出演 ミーナ・スバーリ、ジェフ・フェイヒー、ジャスパー・ポーリッシュ、マニー・ぺレス、コスタス・マンディロア
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