お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆
タフガイ、デイヴ・バウティスタ主演のファミリー層向けのスパイアクション!!予想外に秀作!
作品紹介
2020年1月31日公開
今回ご紹介するのは、無骨なタフガイ役オンリーのデイヴ・バウティスタがファミリー層向けのアクションコメディでイメチェンを計った作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ある任務で失敗してしまい、経験の浅い技術職のボビー(クリスティン・シャール)と組んで監視任務をすることになったJJ(デイヴ・バウティスタ)。
監視対象の義姉ケイトとその娘ソフィ(クロエ・コールマン)が暮らすアパートに監視カメラを設置するが、あっという間にソフィに見破られてしまう。
JJがCIAであることを見破ったソフィは、それを秘密にする事を条件にスパイの手ほどきや、授業参観に来ることを要求してくるのだった!?
これは、予想以上に楽しめるアクションコメディでした。
個人的にはデイヴ・バウティスタ作品の中では一番楽しめた作品です。
どの作品でも無骨なタフガイ以外の何物でもない役柄とストーリーが多かったバウティスタ出演作品ですが、本作は無骨な部分と子供にたじたじになるシーンのバランスが良く、終始安心して楽しく観れる作品となっていました。
バウティスタの魅力もさることながら、子役のクロエ・コールマンの芸達者ぶりと、スタローンとデ・ニーロ共演でヒットした(リベンジマッチ)のピーター・シーガル監督のツボを押さえたコメディ演出が上手く相乗効果となって秀作のコメディ作品としてレベルを押し上げていました。
とにかく、子役がしっかりしているけれど、ハリウッド作品にありがちな、あざとさがなく、この子相手なら野獣のような外見のバウティスタも頭があがらないだろうな、という説得を持たせるだけの存在感があります。
今後、確実に大活躍してくれそうな存在ですね。
たぶん、他の子役が演じていたら、本作のような良い雰囲気にはなっていなかったような演技力でした。
バウティスタもそんな子役につられて、今まで以上の違った存在感を示していて、完全に役柄の幅が広がったように感じました。
今まで人間以外の役や、人間離れした役ばかりだったバウティスタフィルモグラフィーの新しい方向性を見出した作品かと思います。
そんな感じで終始、微笑ましい笑いに包まれ、落ちこぼれぎみの相棒もしっかり活躍して、スパイは爆発を背中にゆっくり歩く、という小ネタも上手く取り入れて、ラストではしっかりとカタルシスを感じさせてくれる上手くまとまった展開となっていました。
筋肉スターが子供相手にたじたじ、という作品は今までにもありましたが、その中でも本作は、今までの作品以上に楽しめる作品となっています。
鑑賞後の後味はすこぶる良い作品ですので、機会がありましたら、是非ご覧頂きたい作品です。
作品情報
2020年製作 アメリカ製作 アクションコメデイ
監督 ピーター・シーガル
出演 デイヴ・バウティスタ、クロエ・コールマン、クリステン・シャール、パリサ・フィッツ・ヘンリー、グレッグ・ブリック、ケン・チョン
その他のデイヴ・バウティスタ出演作
ドニーイェン主演(イップマン継承)に登場したチョン・ティンチーを主役しにたマックス・チャン主演作品(イップマン外伝マスターZ)はこちら
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