お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
ビリーズブートキャンプのビリー隊長ことビリー・ブランクス主演、(ゼイリブ)の元プロレスラーロディ・バイパー共演の格闘アクション作品は、敵役に(七福星)などのリチャード・ノートンを配した意外に豪華なジェームズ・グリッケンハウス製作作品!!
作品情報
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、ビリーズブートキャンプのビリー隊長ことビリー・ブランクス主演の格闘アクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
CIA工作員のジェイク(ビリー・ブランクス)は、あるミッション中に裏切り者の罠に落ちて命を狙われ、記憶喪失となってしまう。
担ぎ込まれた病院で偶然居合わせた元刑事の賞金稼ぎエルモ(ロディ・バイパー)の協力によって、裏切り者の捜査が進められるが、
その黒幕は意外な人物だった!?
ビリーズボートキャンプで一躍有名になったビリー隊長ことビリー・ブランクス主演の格闘アクション作品です。
今回はCIA工作員ながらも冒頭で記憶を失ってしまい、証拠隠滅のために命を狙われているところを偶然賞金稼ぎであるロディ・バイパーに助けてもらい、
なんとなくバディを組みつつ巨悪に挑む、という物語になっています。
一応、そのような基本の本筋はありますが、そこは筋肉マンばかりが出演している格闘アクション作品ですので、戦いの合間にストーリーが進行していくイメージの、
格闘アクションメインの作品となっています。
しかも本作はビリー・ブランクスとロディ・バイパーの完全ダブル主演作品ですので、アクションもそれだけ多く、それぞれのアクションが際立つようなシチュエーションの多い作品となっています。
主演二人は基本的にバディを組んでいる仲間同士なので、二人の戦いは残念ながら出会った直後の一瞬なのが残念ですが、
悪漢側に(七福星)や(ナイスガイ)などのジャッキー・チェン作品の敵役で有名なリチャード・ノートンが扮していますので、
ジャッキー作品までとはいかないまでも、キレのある魅せるアクションが展開されていきます。
作品全体の雰囲気は90年代のB級アクション特有のゆる~い雰囲気に包まれているので、記憶喪失な上に、常に命を狙われている、
というかなり危機的な状況ながらも、緊迫感は薄く、ロディ・バイパーの能天気なキャラクターとも相まって今の時代ではまずありえないような独特の雰囲気の漂う作品となっています。
結局、ビリー隊長の記憶はなんとなく蘇り、自分が何者かさえも分からなかったビリーが、突如として戦闘能力の高いエリートCIAへと復活しますので、
一体何のために記憶喪失になる設定にしたのかも謎ではありますが、そういう行き当たりバッタリ的な物語展開も90年代のゆるアクションの雰囲気を味わえるポイントとなっています。
しかも、本作はロバート・ギンティ主演の(エクスタミネーター)やジャッキー・チェン主演の(プロテクター)や、(マクベイン)などを製作したジェームズ・グリッケンハウスが製作している作品ですので、
良くも悪くも大味感は漂うアクションとなっています。
という事で、やはりこういう90年代のB級ゆるアクションは、鑑賞後も何も残らない(良い意味でです)ので、疲れている時や、
頭を使った時の後などの気分転換には最適なジャンルだと思われます。
病院から退院後、二人は友情を深めつつ、若干ブロマンス的なシーンも匂わせつつ、二人の友情演出も深まっていくのかと思われましたが、
そんな事をし始めると、本作独特のユルさは無くなってしまいますので、そういう深まりそうなドラマはあっさり目に、やはりあくまでユルめに徹しているのが、本作の一番の良さとなっています。
という事で、独特のユルさで、観るとエクササイズをしたように気分転換ができ、サクッと疲れの取れる作品となっていますので、
ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
あと、リチャード・ノートンの活躍ももう少し観たかったですね。
作品情報
1995年製作 アメリカ製作 格闘アクション
監督 スティーヴ・コーエン 制作 ジェームズ・グリッケンハウス、シャピロ・グリッケンハウス
出演 ビリー・ブランクス、ロディ・バイパー、リチャード・ノートン、リサ・スタール
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