お薦め度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
ジム・ヘンソンプロダクションによる、パペットと人間が共存している世界で起きた事件をメリッサ・マッカーシーと捜査するバディムービー!!
作品紹介
2019年2月22日公開
今回ご紹介するのは、ジム・ヘンソンの息子ブライアン・ヘンソンが監督し、メリッサ・マッカーシーが主演したコメディ作品です。
それでは、まずはあらすじから、
パペットと人間が共存する世界で、元警察官のフィルは今は私立探偵をしていたが、ある日依頼者より、自分を脅迫している人物を探し出して欲しいと依頼を受ける。
早速捜査にあたるフィルだったが、手掛かりを追って訪れたポルノショップで殺人事件が発生する。
その事件の参考人として現場に残ったフィルは、そこでかつて警察官時代の相棒コニー刑事(メリッサ・マッカーシー)と再会する。
犬猿の仲だったフィルとコニーは早速いがみ合うが、事件の糸口をつかむため、一時休戦し、合同で捜査を開始することになる。
ジム・ヘンソンプロダクションのブライアン・ヘンソンが監督を手掛けた作品で実写と人形劇を融合させた大人向けのコメディとなっています。
大人向け、というのは、人形劇でありながら、かなり下ネタ率が高い、という事で、そういった内容が苦手な方はちょっと厳しい内容となっています。
ちょっとエロい、というレベルではなくて割と直球な表現となっています。
要するに人形劇で、そういった内容を表現する、という部分を楽しむ作品、という事のようです。
あまりにストレートなため、(セサミストリート)の製作元であるセサミワークショップから自社のロゴの無断使用で訴訟問題となるほどに、過激な内容となっています。
そりゃ、教育番組と本作を結びつける何か、があったら、それはそれで、ちょっとまずいかもしれなません。
それぐらいに直球な下ネタ連発作品です。
それでも、物語の本筋としては、よくある殺人事件を捜査するバディもので、中心となる二人のキャラクターの対比がこの上ないぐらいぐらいに効いていますので、物語展開は結構楽しめます。
下ネタ率は高くても、結構笑えるギャグもあったりしますので世界観を受け入れられるかどうかで、評価が分かれるのかと思います。
あと、基本的には人形である、という事に意味がありますので、完全に人が動かしている人形の感じは伝わります。
ですので、リアル感はほとんどありません。
リアル感はありませんが、パペットが殺された事件を真剣に捜査する物語でもありますので、なかなかその辺の違和感とのせめぎ合いかと思います。
全米公開時は批評的にも、興行収入的にもあまり振るわなかったようですが、その辺の世界観のバランス感覚が原因で、あまり多くの人に受け入れられなかったのではないでしょうか。
結果的にラジー賞も監督賞、作品賞など主要部門でノミネート、その内メリッサ・マッカーシーは最低女優賞を受賞してしまいました。
というように、評価はいまいちですが、変わった作品ではありますので、何かの機会がありましたら、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2018年製作 アメリカ製作 コメディ
監督・製作 ブライアン・ヘンソン
出演 メリッサ・マッカーシー、マーヤ・ルドルフ、ジョエル・マクへイル、エリザベス・バンクス
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