ドルフ・ラングレン ザ・リベンジャー(ICARUS)88分

投稿者: | 2020年6月11日

お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

ドルフ・ラングレン監督主演作は妻子のある殺し屋が家族を守るために組織と戦う珍しく血の通った家庭人役のバトルアクション!

2010年製作 アメリカ製作 アクション

監督 ドルフ・ラングレン

出演 ドルフ・ラングレン、ボー・スベンソン、サマンサ・フェリス

本日も殺しの依頼で世界を飛び回る

監督・主演は(エクスペンダブルズ)での復活以降(おそらく本作は同時期に撮影していると思われますが)も出演作の途切れないドルフ・ラングレン。

敵の黒幕役でB級作品で出演の多かったボー・スベンソンが出演しています。

家族を気遣うドルフ。珍しいシーン。

あらすじ

元KGBの工作員イカロス(ドルフ・ラングレン)はソ連崩壊後、妻と一人娘に恵まれ表向きは起業家として暮らしていた。

しかし裏の世界ではマフィア組織の暗殺者としての顔を持っており家族にも秘密にしていた。

そんなある日、敵対する組織から命を狙われ、その危害が妻子にまで及ぼうとしていた。

家族を守るため、命がけで組織と戦う事を誓うイカロスに新たに謎の組織が接触してくるのだった、、。

夫は世界を股にかける暗殺者だった

感想

元人間核弾頭ドルフ・ラングレンの監督・主演作品です。

まず、タイトルにリベンジャーとありますが、復讐はしません。

今更ドルフ・ラングレン作品の邦題に意味などないかもしれませんが、復讐に燃えるというより、敵組織に命を狙われて家族に危害が及ぶので家族を守りながら戦っている父親という役どころです。

というか、それが物語のほとんど全てです。

ただ、今回は一応家庭人の役なので血の通っている人の役で、大切な人が亡くなった時に叫びながら泣いたりする珍しいシーンがあります。(涙は一滴も流れていませんが、、。)

通常ドルフ作品の多くはドルフ単独で存在しているパターン(事件が起こっている地域にふらりとやってきて助けてふらりとどこかに行く、等)が多いです。

家族などの積極的に守るべき存在がない事が多く、結果として【俺は関係ないけど助けてやる】的な不愛想なキャラクターが多かったりします。

で、本作は家族がいて子供がご機嫌を損ねたり、奥さんに怒られたりする自分以外の他人と密接に接する役柄です。

そのため演技はいつも通りのソルジャー演技ではありますが一風変わった雰囲気を醸し出しています。(+αぐらいですが)

また、ラストで往年のB級アクション俳優ボー・スベンソンが登場して対決します。

割と良い歳の落ち着いたベテランですので普通の通販番組に出てきそうなおじさんにしか見えません。

逆にドルフは家族を人質に取られているとはいえ、あの戦士体形なのでどちらが善玉でどちらが悪玉か分からなくなってきます。

しかもハッピーエンドかと思いきやラストでちょっと不安を残す、さっき思いついたようなラストカットがあり少し蛇足感がありました。

という事で時々あるドルフ監督・主演作ですが、いつもとちょっと違う雰囲気を味わいたい方はご鑑賞してみていかがでしょうか。

これも珍しいスーツ姿で戦うドルフ

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