ダスト・ウォーカー(THE DUST WALKER)95分

投稿者: | 2020年9月15日

お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

田舎町を舞台にしたトレマーズ系モンスターホラーと思いきや、ゾンビとスナッチャーズを足して2で割ったような憑依系スリラー!!

作品紹介

2020年1月11日公開

今回ご紹介するのは、田舎町で住民が次々と宇宙生物に憑依されていくSFサスペンス作品です。

それでは、まずはあらすじから、

オーストラリアの田舎町にある日、宇宙からの飛来物が墜落する。

その物体からは謎のウィルスが拡散され近づく村人に次々と寄生していく。

危うく難を逃れた警官ジョアンナは事態を解決するために奔走するが、今度は謎の巨大生物が出現し行く手を遮るのであった、、!?

本作の主人公カッコいいですね

オーストラリアの田舎街を舞台にした、SF侵略ホラーでしょうか。

大筋では、ウィルス(にしては手のひらぐらいあるので大きめですが)ぽい寄生生物が宇宙から飛来して近づくものに手あたり次第に寄生していくSFサスペンスアクションという感じです。

寄生されるとある程度ゾンビっぽくなりますが、人間を襲って喰う、という事でもなく、ただ、ぼーっと、少し離れたところから、こっちを見ている、という具合でときどき急に走り出したりします。

で、ときどき襲われたりもします。

まるでゾンビのように寄生された住民

なんとなく、ルールがはっきりしないので、侵略ホラーやゾンビホラーという事でもなく、ただ、そういう事件が起こった、というあいまいな展開です。

それと、この事件が起こっている最中に砂嵐が来るのですが、逃げようとした住民が車で走り抜けようとすると走り切った先が、スタート地点に戻っている、という説明不可能な謎のトワイライトゾーン状態になっていたりもします。

何故そうなるか、の説明はその後一切ありません。

挙句の果てに、後半謎の巨大生物が登場しますが、この生物の登場理由だけはラストではっきりしました。

それ以外はあいまいなルールの物語設定なので、なかなか感情移入が難しい展開となっています。

その設定プラス、これだけの異常な事態に直面しながら、主人公や主要登場人物が全くパニックに陥ることなく、いたって冷静に(見える)対処している演出にさらに他人事感が募ります。

主人公に至ってはまるでセガールのように自分が常に一枚上手のような感じで常に対処しています。

そんな未知の生物に対して何故そんなに自身があるのか、良く分からないキャラクターです。

セガールかドルフ・ラングレン主演でしたら、ある程度強引に納得できますが、シュっとした女性警官にその無敵キャラクターは荷が重いのではないでしょうか。

それでも、面白くない、とまではいかないぐらいには楽しめますので、B級SFものなどがお好きでしたら、本作もご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

子供を守って戦う主人公の妹

作品情報

2019年 オーストラリア製作 SFサスペンス

監督 サンドラ・シベラス

出演 ジョリーン・アンダーソン、ステフ・ドーソン、タリーナ・ナビード

やがて住民は孤立していきます

その他のSF侵略サスペンス作品

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