お薦め度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
(シャークネード)のアンソニー・C・フィランテ監督とアイアン・ジーリング主演コンビによる、B級掛け合わせ作品第二弾!今度は津波プラスゾンビだ!!
作品紹介
2021年3月26日公開
今回ご紹介するのは、(シャークネード)シリーズの監督主演コンビによるホラーアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
美しい海に浮かぶ孤島付近で釣りを楽しんでいた漁師であるハンター(アイアン・ジーリング)とその仲間たちは、突然の大地震に見舞われる。
なんとか難を逃れた彼らだったが、その地震をきっかけに、何故か大量のゾンビが海から大量発生、仲間の姪がゾンビに襲われてしまう。
しかも、その地震の影響で、大津波が発生。ハンターたちはゾンビが大量に含まれる津波から逃れるために海岸を目指しボートを進める!?
(シャークネード)シリーズを大ヒットに導いたアンソニー・C・フィランテ監督と主演のアイアン・ジーリングのコンビによる同系列のパニックホラー作品です。
(シャークネード)はサメパニックとトルネードの災害パニックを掛け合わせたB級ノリが楽しい作品でしたが、
本作は、ゾンビパニックと津波の災害パニックを掛け合わせた作品となっています。
(シャークネード)は好評のうちに完結しましたので、本作はその同じ製作会社と製作者、同キャストによる、ほとんど同じ雰囲気の作品ですので、
同シリーズの形を変えた続編と言っても良いぐらいのファン感涙の作品となっています。
今回も、物語を盛り上げる色んなキャラクターが登場しますが、今回の基本はゾンビパニック作品ですので、親しみの沸きそうなキャラクターも次々にゾンビの犠牲になっていきます。
そこが逆に見せ場、といえば見せ場なのですが、犠牲になって散っていくキャラクターが割と分かり易く設定されているのも、
完全にB級路線に振り切ってしまっている本作の特徴と言えるかもしれません。
そういうベタな部分をあえて包み隠さず見せていく、という表現でシリーズ6作目まで続いた前作を成功に導いた製作者たちの安定したトンデモ展開(変な表現ですが)が、今回も楽しい作品となっています。
本作の見どころは、勿論ゾンビが大量に含まれる大津波によるディザスターシーンが一番なのですが、その大津波シーン自体もかなりインパクトがありますが、
個人的には、割と遠い位置から無数の平泳ぎをしている姿が映るカットが、あまりにシュールすぎて、他の作品では絶対に見られない映像ですので、
クライマックス、と言っても良いぐらいに強烈に印象に残るシーンですので、お薦めです。
ただ、(シャークネード)のトルネードと違って、津波は基本的に1回かぎりで、トルネードのように留まりながら被害を拡大していく展開にはなりにくいので、
津波が来た後は、普通のゾンビパニックになってしまうのが、少し残念ですが、
今後のシリーズ展開で、この辺をさらになんらかの強引な理由で【今度は複数津波だ!】的にスケールアップしてきそうで、今から楽しみですね。
主演のアイアン・ジーリングも(シャークネード)の主人公とほとんど変わらないキャラクターを、期待通りにヒーローっぽく演じていて、
ある意味セガールや、ドルフ・ラングレン並みに安心感があります。
この安定感もシリーズを長く積み重ねてきた故の安定感、といった感じで、アイアン・ジーリングが登場すれば、絶対に何があろうとサメ ゾンビをやっつけてくれる安心感があります。
本来、サメパニックやゾンビパニックのキャストが安心感を与えてしまっては逆効果になりますが、アイアン・ジーリングだけは特別な存在ですね。
まさにアイアン・ジーリングは、B級パニック作品におけるセガールのような無敵な存在になりつつあるのかもしれません。
そういうツッコミ所をあえて魅力として楽しむ作品ですので、ゾンビの特殊メイクがチープであっても特に気にならずに、逆にそれが魅力的に見えてくるので不思議です。
これも、シリーズを積み重ねてきたからこそ、醸し出せるお約束感、といったところでしょうか。
という事で、(シャークネード)シリーズが楽しめた方や、アサイラム社製のB級作品などがお好きな方でしたら、確実に楽しめる作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
とにく、ゾンビの大漁平泳ぎがシュールでもっと観たくなる作品です。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 ゾンビアクション
監督・脚本 アンソニー・C・フィランテ
出演 アイアン・ジーリング、エリック・チカシ・リンズビグラー、シェルトン・ジョリベット、チェリー・カシディ
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まぁ自分にとってはビバヒルのスティーブだけどね!
Appiさんコメントありがとうございます。アイアン・ジーリングは、やっぱり永遠の青春スターですよね!