お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
逆ダイハード状態に巻き込まれた、ニコラス・ケイジ扮する猛獣ハンターが活躍するサスペンスアクション!!
作品紹介
2020年2月21日公開
今回ご紹介するのは、ニコラス・ケイジと旧(X-men)シリーズのジーン・グレイ役、ファムケ・ヤンセン共演のアニマルパニックものです。
それでは、まずはあらすじから、
猛獣を密漁しているハンター、フランク(ニコラス・ケイジ)は、ある貨物船に裏工作をして乗り込み、猛獣を許可なく護送する。
しかし、その貨物船には、極悪犯ラフラー(ケヴィン・デュラント)が護送中であり、巧みな工作で脱獄に成功する。
船内で銃器で武装した脱獄犯は猛獣の檻を開放し、ホワイトジャガーを解き放つ。
混乱する船内を収めるため、特殊部隊に協力するフランクだったが、猛獣は予想以上に獰猛になっていた!?
貨物船内という閉鎖された空間でたった一人の悪人に、少しづつ味方がやられていく、というまさに逆ダイハードなアクションです。
もう、特殊部隊員が無能すぎて、ただのサイコ殺人鬼一人相手にバタバタと殺されていく、というちょっとイラッとする展開です。
その逆ダイハードな大筋に、たまたま乗船している猛獣ハンターのニコラスが絡んでいくという無茶な流れですが、正直猛獣は割と添え物的で、それほど活躍しないのが残念です。
というか、猛獣使いの話と、護送中の凶悪犯の話が関係なさすぎて、まるで相乗効果になっていないように感じました。
ニコラスも元軍人という設定なのに、それほど軍人らしい活躍もしませんので、後付けで設定を付け足していった結果、こうなった、という行き当たりばったり感も匂います、、。
ヒロイン役のファムケ・ヤンセンは最近B級作品のヒロインとして、割り切って活躍していますが、流石に皺ひとつない表情が、なんともいえない切なさを感じてしまいます。
ジーン・グレイのときはいっぱい感動させてくれたのですが、、。
ファムケ・ヤンセンもなんとなく活躍しながら、CGで描かれた猛獣とも対峙しつつ、極悪犯と戦うのですが、
個人的には極悪犯役のケヴィン・デュラントが神経を逆なでするような雰囲気を持っていて、どうしても受け入れられない、というか嫌悪感を感じるような佇まいが、いつもの単純なニコラスと非常に好対照、というか不釣り合い?でした。
というわけで、ストーリー自体は逆ダイハードプラス、アニマルパニックものという分かりやすいB級作品設定で押し切るシンプルな作品ですので、そのようなジャンル好きの方は十分楽しめる作品かと思います。
そろそろ、ニコラス・ケイジの(トレジャーハンター)シリーズや(ゴーストライダー)シリーズのようなA級のちょっと下ぐらいのランクの作品が観たいですね、、。
作品情報
2020年製作 アメリカ製作 モンスターパニックアクション
監督 ニコラス・パウエル
出演 ニコラス・ケイジ、ファムケ・ヤンセン、ケヴィン・デュラント、マイケル・インペリオリ
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設定が雑なんですね。
いくらB級映画でも、最低限キャラクター設定などはしっかりしてほしいですね。
しかも、モンスターパニックなのにあまり猛獣が活躍しないとは…
頭空っぽにすれば楽しめそうです。
こんにちは、いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。そうなんですよね。設定が雑なんですよね。というか、ニコラス・ケイジが出演している作品は大体設定が雑です。スターなのでスポットは凄くあたるのに、物語のメインになっている囚人との戦いとは微妙に無関係な位置にいるので、猛獣使いというキャラクターもそんなに活躍しないんですね。ブルース・ウィリスとかニコラス・ケイジなどの80年代から活躍しているスターの最近作のあるあるですね。