お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
コメディっぽい邦題とは裏腹な、割と大人向け、濃い暗めのダークファンタジー!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、一人で留守番する事になった少年が邪悪な存在と孤軍奮闘するダークファンタジーです。
それでは、まずはあらすじから、
小学生のイーライは自宅の地下室に悪霊であるバーグリーが潜んでいる、と信じていた。
家族や周りの人にも信じてもらえなかったが、同級生のヒラリーがかつてこの町で起きた連続児童殺人事件の犯人がバーグリーという名前だった、という新聞記事を見つけてくる。
その日の夜、両親は外出し、イーライの世話をするはずだった姉も出かけてしまう。
そしてイーライは一人ぼっちとなってしまい、地下室からは何かの気配がするのだった、、、!?
内容的にはスティーヴン・キングの(IT)シリーズや、(サマーオブ84)などのようにジュブナイル的な少年物語+ホラーといった雰囲気のある作品です。
そのジュブナイル的物語に、一人で留守番する事になった少年が、自分だけが信じている(と周りに思われている)怪物と自宅で戦うことになる、
という設定だけは(ホームアローン)と少し似た展開となっています。
ただ、(ホームアローン)のような明るさや、ファミリー向けっぽい色合いはなく、
終始ダークな雰囲気に包まれていますので、同じような内容を期待した方はがっかりするのではないでしょうか。
個人的には(IT)シリーズが凄く良かったので、途中までの雰囲気は非常に良い流れで、
怪物はいる、と訴えてもだれも相手にしてくれなかったり、
唯一の親友は大柄な体形のとても良い少年だったり、
とホラー映画のお約束設定が多数でてきて非常に楽しめました。
難点をあげれば、姉が意地悪をするのはお約束ですが、
通常意地悪した結果、大ごとになったりして、ラストでは反省して逆に助けてくれる存在になったりしますが、本作では自分勝手なままで終わってしまいます。
せっかく良い雰囲気と設定だったので、ただ問題を起こすためだけに登場したみたいで少々もったいなかったかと思います。
あと、おそらく、本作を鑑賞した方のほとんどが思う事だと思いますが、
本作はかなり予想外な終わり方をしています。
楽しみ半減してしまうので、ここでは書きませんが、予想外である事は間違いないと思います。
そのラストの意図するものが何なのか、監督に聞いてみないと誰にも分かりませんが、
個人的には続編の企画があり、次につながる伏線、という事であれば、ある程度納得できる終わり方だと思います。
本作単独で考えると、その終わり方で本当に良いのか?という感じはしますが、、。
という事で、本作は主演の子役俳優の奮闘により、B級ながらも、割と楽しめる作品となっていますので、ご興味ある方はご鑑賞されてはいかがでしょうか。
ラストの事はとりあえず気にしないで鑑賞してみてください。
とかも、あんまり書かない方が本当は良いですね、、。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 ホラー
監督・脚本 アジマル・ザヒール・アーマッド
出演 パーカー・スミアク、レミントン・ギールニアック、アリエル・オルホフスキー、ブランドン・マシュー・レイン、マリア・ワシコウスキー
その他の少年がゴーストと戦う作品
スティーヴン・キング原作大ヒット作品の続編(IT THE ENDそれが見えたら終わり)はこちら
ギレルモ・デルトロ製作の有名原作の映画化作品(スケアリーストリーズ怖い本)はこちら
ホラーおたく少年と邪悪な存在の戦い(ディアボロ世界一呪われた事件)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓