お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
いわくつきの廃精神病院に動画撮影に向かった若者たちが直面する恐怖体験をPOVで表現した韓国製作のリアルホラー!!怖いです!!
作品紹介
2019年3月23日公開
今回ご紹介するのは、韓国で製作されたPOV(主観視点撮影)によるホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
YouTubeで恐怖動画を配信しているハジュンは、自身が主催する人気チャンネル(ホラーナイト)の撮影のため、戦時中に建てられ、
その後精神病院となるも、不可解な事件が多発し、閉鎖されて立ち入り禁止になっているホラースポットにスタッフ6人と共にに入る。
動画再生回数を増やすために、やらせなどの演出で盛り上げていたが、自分たちで仕掛けた演出ではない説明のできない出来事が多発する、、!?
(世界7大心霊スポット)の一つに選出されるコンジアム精神病院を舞台にしたPOV撮影の韓国産ホラー作品です。
実際にその恐怖スポットで撮影されたそうで、非常に恐ろしい雰囲気に満ちています。
展開としては、近年良くありがちなPOV撮影によるリアルなホラー作品の流れをくむ内容となっています。
他のPOV作品の例にもれず、本作も前半は人物紹介の時間が結構ありますので、怖いもの見たさで肝試し的に集まった若者たちの調子ノリっぷりが延々と続きます。
この前半部分はPOV作品の前振りとしてどうしても必要ではありますので、通常のYouTube動画を何気なく見ている感覚での鑑賞になります。
ただ、本作に関しては、偶然映りこんでしまった恐怖映像ではなく、実在の恐怖スポットに恐怖動画を撮影しに行く、
という大きな目的に向かって行く作品ですので、観ている側も登場人と同じように恐怖スポットに向かって行って、
そこで何らかの恐怖映像を目撃するかもしれない、という登場人物たちと同じようなじわじわと迫り来るような期待感と不安感が混ざった感情がいつの間にか芽生えるようになっています。
この辺の流れは邦画の人気ジャンルである心霊スポットを巡るようなホラー作品と同じ雰囲気が味わえます。
そんな感じで、調子に乗りながら廃病院に乗り込んで行く事になりますが、この後の展開も例にもれず、
動画チャンネルの主催者側が、こっそり演出を仕込んでいて、出演者を驚かせて、そのリアクションを撮影するという展開になります。
で、その後、演出していない出来事が起こり、、、
といった感じで、ここからがメインの恐怖シーンとなっていきます。
この恐怖演出がなかなか凝っていて、ハリウッド作品ではまず表現できないような、暗闇にうっすらと浮かぶ何かの存在を常に感じるような、うすら寒い怖さ、が常に画面を覆っています。
この恐怖感は実際鑑賞して、体感してみないと理解しにくいかと思われますが、
実際鑑賞した後は、ちょっと暗めの場所に行くのがしばらく怖くなる、そんな作品になっています。
邦画で言えば名作(リング)ジリーズ(オリジナルの方です)を鑑賞した後の感覚に似ているかと思われます。
本国韓国では、ホラー作品の歴代興行収入1位である(箪笥)に次ぐ2位の大ヒットを記録したようで、まさに今の時代に相応しい一番怖い韓国映画といえるのではないでしょうか。
という事で、物語展開としては特に新鮮味はありませんが、怖さ、という点では一見の価値のあるリアルホラー作品となっていますので、
ホラー好きの方でまだ鑑賞されていない方などは、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
特に何者かに取り憑かれた女性の恐怖描写が『うわっ!。』という感じで怖いですよ。
作品情報
2018年製作 韓国製作 POVホラー
監督・脚本 チョン・ボムシク
出演 ウィ・ハジュン、パク・ジヒョン、オ・アヨン、ムン・イェウォン、パク・ソンフン
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