【推薦!】21ブリッジ (21BRIDGES)99分

投稿者: | 2021年4月14日

お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆

チャド・ウィックボーズマン最後の主演作は、自身で製作も兼ねた入魂作!!アップテンポな後半のチェイスシーンとそれに続く事件の結末にアドレナリンの噴出が止まらない!!

作品紹介

2021年4月9日公開

今回ご紹介するのは、(ブラックパンサー)のチャドウィック・ボーズマンが主演したサスペンスアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

麻薬組織の保管庫から元退役軍人のマイケル(ステファン・ジェームズ)とレイ(テイラー・キッチュ)はコカイン50キログラムを強奪した。

現場に駆け付けた警察官8人を射殺し、逃亡を図った二人は、即刻指名手配犯となる。

事件の担当となったアンドレ(チャドウィック・ボーズマン)は、その発砲件数の多さから、問題視されていたが、警官殺しの二人の担当となり、

周りの警官からの期待が高まる。

犯人逮捕が急がれる中、アンドレがとった作戦は、大胆にもマンハッタンにかかる21の橋の全面封鎖だった!?

警官殺しの犯人を追うのに、発砲件数の多い警官が担当する、という燃える展開

2020年8月に惜しくもこの世を去ったチャドウィック・ボーズマン製作・主演のサスペンスアクション作品です。

製作も兼任という事で入魂の最後の本格主演作品となっています。

内容としては、タイムリミットの午前5時までに、警官殺しの犯人を逮捕するためにマンハッタンにかかる21の橋を全て封鎖する、

という大掛かりな展開となっています。

非常に緊迫感のある内容で、常にタイムリミットを気にしながらの物語展開となります。

冒頭、人々が寝静まるマンハッタン、退役軍人であるマイケルとレイのコンビは、麻薬組織のコカイン保管庫を襲います。

マイケルは基本的には人の良さそうな人柄で、レイの方は、どっちかと言うと問題児的な性格となっていて、

このレイに誘われる形で、マイケルも事件にのったといった感じです。

で、その保管庫襲撃現場に駆け付けた警察官を、二人は重武装したマシンガンなどで、8人も射殺してしまいます。

それでもマイケルの方は、できるだけ被害者を出さないようにしていましたが、どうしても成り行きで、そのまま逃亡犯となっていまいます。

という流れで、退役軍人の二人は指名手配となり、警官を8人も殺害した、という事でマンハッタンの警察官じゅうの標的となります。

そんな状況で、この事件の担当が、警察官であった父を任務中に悪党に殺されたチャドウィック・ボーズマン演じるアンドレ刑事で、

普段からその強すぎる正義感から、銃の発砲件数と射殺件数が非常に多く、内部調査もされるぐらいの存在になっている刑事です。

で、その事件が麻薬絡みの事件だったため、相棒として麻薬課の女性刑事シエナ・ミラー演じるフランキー・バーンズ刑事とコンビを組むことになります。

物語は、このマンハッタン中の警察官に追われる警官殺しの元退役軍人二人と、その二人を追う正義感があり過ぎるあまりに射殺も厭わない刑事と麻薬課の女性刑事の捕物帳を軸に展開していきます。

そのタイムリミットの午前5時までにアンドレが取った逮捕のための作戦が、マンハッタンにかかる21の橋の全面封鎖という大掛かりな作戦で、

深夜だからこそできる大胆な作戦となっています。

チャドウィック・ボーズマンの正義感が燃え盛る!!

そこに(セッション)などでの好演が光るJ・K・シモンズ演じる警察署長の渋いキャラクターも絡んできて、物語はタイムリミットへと突き進んでいきます。

ずっこけ超大作(ジョン・カーター)や(バトルシップ)以降脇役で活躍しているテイラー・キッチュの問題児ながらも、

ただの悪人というわけではなく、意外に友達想いの一面もある意外な深みのあるキャラクターも良いですが、

なんといっても後半予想以上にに大活躍する逃亡犯役ステファン・ジェームスと、

チャドウィック・ボーズマンのチェイスシーンが非常にアップテンポで疾走感のある名シーンとなっています。

それまでの大掛かりで規模の大きかった捕物帳がだんだんとその捜査範囲を狭めていき、

ついに1対1のチェイスへと収束していって、そこからさらに加速していきます。

このアクションシーンだけでも通常のアクション作品1本分ぐらいに楽しめる大盛り上がりとなっていますので、それだけでも観る価値のある作品となっています。

その非常にアクティブなアクションシーンの後に、物語の決着となる静かな緊迫感のあるシーンへと繋がりますが、実力派キャストが演じている事もあり、ラストも非常に盛り上がります。

という感じで、本作は上映中、ずっと前に向かって走り抜けていっているようなテンポがあり、サスペンスアクション作品の醍醐味を堪能できる傑作となっています。

ブラックパンサー)も傑作アクションでしたが、本作もまた違ったタイプの傑作となっています。

チャドウィック・ボーズマンの最後の雄姿を目に焼き付けるためにも、機会がありましたら、是非ご鑑賞ください。

そのなんとなく、憂いをおびた眼差しがチャドウィック・ボーズマンの魅力ですね。

今回の役柄は正義のためなら、発砲、射殺も容赦ない一本気な警察官

作品情報

2019年製作 アメリカ・中国製作 サスペンスアクション

監督 ブライアン・カーク 制作 ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ

出演 チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズ、ステファン・ジェームズ

女性警官とのバディムービーにもなっています

その他の一晩に起こる事件を描いた作品

後半の驚愕の展開が燃える(ナイトチェイサー)はこちら

ニコラスケイジ主演の不倫をする、しないというトンデモ映画(ナイトストーム)はこちら

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す