おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ブルース・ウィリスとジョン・トラボルタが29年ぶりに共演し、善と悪に分かれて激突するシーンを演じた(マスク)のチャック・ラッセル監督によるテンポの良いバウンティハンターアクション!!
作品紹介
2023年10月27日
今回ご紹介する作品は、ブルース・ウィリスとジョン・トラボルタが激突する犯罪アクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
10年間、巨大な麻薬組織を追っていた賞金稼ぎのイアン・スワンは、ついに、重要人物をハワイのビーチへと追い詰めるが、逆に組織員達に銃撃され海に沈んでしまう。
その知らせを受けたイアンの息子で、同じく賞金稼ぎのライアンは、父親の元相棒のロビーと手を組んで犯罪組織を調べ始めるが、
時を同じくして、地元の有力者バックリーの妨害を受け始めるのだった!?
監督は(エルム街の悪夢3)、(ブロブ)とヒットを飛ばし’(マスク)、(イレイザー)で大作映画監督へと上り詰めたものの、
最近はB級作品で活躍しているチャック・ラッセル監督で、意外に陽気な世界観で麻薬組織とバウンティハンターの戦いを描いています。
主演ではありませんが、主人公の父親でバウンティハンター役で、(ザ・ローブ)(詳しくはこちら)や(ガンズ&バレッツ)(詳しくはこちら)等、
そろそろ出演シーン撮影済みの作品も少なくなってきたブルース・ウィリスが扮し、意外にしっかりと物語に絡んでいきます。
で、その敵役となるラスボス役で、本作のチャック・ラッセル監督作品(リベンジリスト)や(ファナティック)(詳しくはこちら)等、
比較的小規模な作品で活躍しているジョン・トラボルタで、ブルース・ウィリスとは(パルプフィクション)以来29年ぶりに同じ作品に出演しています。
で、実質的には準主役ぐらいの位置のバウンティハンター役で、(セシル・B・ザ・シネマウォーズ)や(バックビート)等の
スティーブン・ドーフが登場し、前半では主人公の様に活躍して行きます。
で、実質的には主人公となるブルース・ウィリス演じるバウンティハンターの息子役で、(アメリカンアニマルズ)や(スィート17モンスター)等の、
ブレイク・ジェナーが登場し、共感を呼ぶキャラクターを好演しています。
で、その相棒となる女性刑事役で、モデルでもあり(バンコックアドレナリリン!)や(SUPERCELL)等の映画作品でも知られる
プライヤー・スワンドークワイが登場し、ホットな魅力で見せ場を攫っていきます。
というスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、まずいきなり何かの組織と戦いながらハワイの浜辺へ辿り着いたバウンティハンター、ブルース・ウィリスが、
一人の男を連れながら、激戦を繰り広げ、割とあっけなく銃撃されてしまい、海に落ちてしまう、というショッキングなシーンから始まります。
いきなり、スルース、出番これだけ?という感じですが、とりあえず、その出来事に関してはそれで終了となってしまいます。
で、物語は移り、同じくバウンティハンターのスティーブン・ドーフが、ある賞金首を追いかけていたら、
女性刑事プライヤー・スワンドークワイにそのまま逮捕されそうになり、すったもんだを繰り広げていると、
ブルースの息子(役)であるブレイク・ジェナーが、いきなり登場し、見せ場をさらって賞金首をノックアウトし、
ブルースの元相棒だったスティーブンに接触し、ブルースが追っていた賞金首の話が持ち上がります。
で、その賞金首というのが、麻薬や殺人等、多くの罪を犯し、一度警察に逮捕されながらも、逃げ延びた超大物テランスという悪党で、
ブルースが、その悪党を追っているうちに逆に命を奪われる事になった、という事で、スティーブンとブレイクは、バディを組んでそのテレンスを追う事になっていきます。
で、早速ブルースの泊まっていたホテルに行ってみると、何故か動きを察知されていた闇の組織に襲われ、
スティーブンは拉致され、
ブレイクはまさかの、、、、
10階の高さから、頭から真っ逆さまに、ホテルの庭の鯉が泳いでいる浅そうな池にダイブして全く無傷というスーパーマンぶりを発揮し
なんとか逃げ切りますが、正当防衛ながらも、とりあえず逮捕されてしまいます。多分騒いだので。
で、騒動が起きたそのホテルでは、偶然にもジョン・トラボルタ演じるバックリーという島の有力者が、ひいきの政治家の後援会パーティを開いている最中で、
迷惑は被るものの、ブレイクを(権力で)保釈してくれたりしますが、やんわりと島から、さっさと出るように脅されます。
で、スティーブンという相棒を、あっという間に失ったブレイクですが、今度は捜査から外されたセクシーホットコップ、プライヤーとバディを組むことになり、
ブルースが銃撃された浜辺に連れて行ってもらい、最新の金属探知機を使ってセクシー証拠探索を開始します。
で、最新式の探知機が功を成したのか、セクシーさがそうさせたのか、もともとの僧座が杜撰だったのか、なんとブルースのスマホを発見する、という大物を釣り上げます。
で、トラボルタの支配下にある島の中で、セクシーホットコップ・プライヤーだけが知る、唯一完全に安心できる場所へとブレイクを案内する事になります。
そこが、本作の原題ににもなっている(パラダイスシティ)と呼ばれる自然に囲まれた現地民だけのコミュニティで、
実は、トラボルタは、この島を支配して開発するために、色んな要所を賄賂で買収していたものの、このパライスシティの人々のみが賄賂をはねつけていた、
という対立の構図が見えだして、パラダイスシティに招かれたブレイクは、そこである人物と会い、事件の真相を知っていく、というのが大筋となっています。
心配されたブルースの登場シーンの少なさは、回想シーンや、物語展開で、見せてくれますので、通してみると最近の作品の中では、ブルースの存在を感じる作品となっています。
ただ、(パルプフィクション)以来29年ぶりのトラボルタとブルースの共演、という事ですが、実際の共演シーンはほとんど無いような、
いつものスタントダブルと使った撮影法なのですが、最後の浜辺のシーンは一瞬同じ撮影をこなしていたようです。
正直本編では確認しにくいのですが、本作スタッフロール時にNGシーンが流れるという楽しい仕様になっていますので、
もう数少ないブルースのNGシーンや、スティーブン・ドーフとちょっとおどけた笑顔を見せたり、トラボルタと冗談を言い合うシーンが収録されていますので、そういう意味でも貴重な映像となっています。
物語展開も、主役がコロコロと変わるので、その都度少しためらいますが、非常にテンポ良くアクションとストーリーが進行して行き、
さらに、ハワイの自然を最大限に活用した内容に、主人公を演じるブレイクの、感情移入を誘う絶妙な頼りなさ、
そして刑事には見えないながらもホットなプライヤーの好演、トラボルタの相変わらずの存在感、ブルースのちゃんとした扱い、
という、色んな少しづつの良い要素が上手くまとめられているのは、流石に一度はハリウッドの大作映画を複数監督したチャック・ラッセル監督の手腕が光る内容となっています。
という事で、少ない予算と制限の厳しい状況で、それでもB級アクション作品としては、しっかり楽しめる作品となっていますので、
ブルースファンの方や、トラボルタファンの方、アクション映画ファンの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2023年製作 アメリカ製作 アクション
監督・脚本 チャック・ラッセル 製作・脚本 コーリー・ラージ
出演 ブレイク・ジェナー、スティーブン・ドーフ、ジョン・トラボルタ、ブルース・ウィリス、プライヤー・スワンドークワイ
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