【香港映画】キョンシーVSくノ一(趕屍先生VAMPIRE CONTROLLER)92分

投稿者: | 2026年4月7日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

Jホラー要素をアレンジして大ヒットした(怪ーもののけー)シリーズや(金田一手稿之奇異檔案)等、日本の影響を強く受けた作品が人気のトニー・リョン監督が、いよいよキョンシーものに挑んだ意欲作ながらも、やはり忍者や役名等に日本っぽさを残したちょっとぬるめのキョンシーアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、キョンシー映画に、忍者もの、朝廷陰謀ものの要素を掛け合わせたコメディホラーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1708年、ある娼館で朝廷の近衛兵ウォンとガムリンという女性が何者かに殺害された。

二人の遺体を街から運び出すためにキョンシー隊を率いるように依頼されたモウ道士は、弟弟子のチャンチーと、

ライバル門派のマ道士、その弟子のティンケイと共に、キョンシー隊を率いて移動し始めるが、そこへ朝廷からの密命を受けた忍者と呪術師が襲い掛かるのだった!!

監督は、香港で大ヒットし、シリーズ化された(怪ーもののけー)(詳しくはこちら)や、多分日本では絶対にソフト化できない(金田一手稿之奇異檔案)等の

トニー・リョン(リョン・ホンワー)で、本作で登場するくノ一の役名が金田一という、日本人では絶対に付けなさそうな名前になっているのは、

恐らく過去のあやかり監督作品の主人公から持ってきたものだと思われます。

で、主人公となる南派道士の弟弟子チャンチー役で、(ゴールデントライアングル)(詳しくはこちら)や(フラッシュオーバー)等の

ロー・ガーリョンが登場し、美女二人と兄弟子に振り回されていきます。

ロー・ガーリョン

で、その兄弟子役で、(スカイ・オン・ファイア)(詳しくはこちら)や(影なきリベンジャー)等のウェイン・ライが登場し、キョンシーと対峙していきます。

ウェイン・ライ

で、同じキョンシー事件に遭遇する北派のマ道士役で、(西遊記 女人国の戦い)や、(香港魔界大戦)(詳しくはこちら)等の

ユン・キンタン(キングダム・ユン)が登場し、いつもの調子で主人公達と丁々発止を繰り広げます。

ユン・キンタン(キングダム・ユン)

で、その弟子ティンケイ役で、(ドラゴンフォー2)や(女ドラゴンと怒りの未亡人軍団)等のキャシー・チョウが登場し、キョンシーと対峙していきます。

キャシー・チョウ

で、日本からやってきたくノ一・金田一役で、(惨殺のサイケデリア)や(屍人楼)(詳しくはこちら)等の

マン・イーマンが登場し、主人公達に接近します。

マン・イーマン

で、騒動を引き起こす朝廷のハー役で、(イースタンコンドル)(詳しくはこちら)や(サイクロンZ)等の

ユン・ワーが登場し、主人公達を追い詰めて行きます。

ユン・ワー

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、1708年、娼館で朝廷の近衛兵のウォン(黒装束)と、娼婦のガムリンが逢瀬を重ねていると、

そこに別の黒装束が現れて、戦いの果てにウォンとガムリンが毒薬を飲まされて命を落としてしまう事件から始まります。

なぜ忍者っぽいのか?
なぜ西洋人なのか?の説明は一切なし、、、。

その後、ウォンの親族に成りすまして、2人の遺体を引き取る事になった第8親王の密偵モウ・トントンは、

ウォンが隠しているはずの密書を探していたがみつからず、とりあず遺体の腐敗が進む前に街から遺体を運び出そうと、

従弟の道士モウ(ウェイン・ライ)を呼び出して、術によって遺体の運搬を依頼します。

調度、師匠が亡くなり、師匠の息子である弟弟子チャンチー(ロー・ガーリョン)と共にキョンシー隊を率いる予定だったモウは、

男性専門のキョンシー隊を男女混ぜて率いる事ができないため、一度は依頼を断りますが、そこへ女性羽専門のキョンシー隊を率いる北派のマ道士(ユン・キンタン)が、

苗派の見習い弟子ティンケイ(キャシー・チョウ)を連れて現れたため、依頼を受ける事になります。

しかし、そんな別流派の二組が一時的に泊ってる古寺に、今度は朝廷の第4親王の密偵である日本人・金田一(マン・イーマン)が、

密書を奪還するために、ウォンの遺体に近づきます。

しかし、密かに監視していたモウ・トントンが、これを防ごうとしますが、その戦いの最中にキョンシーに傷を負わされたモウ・トントンは、

酷く苦しみ出し、自身もキョンシー化が進んで行きます。

そんなモウ・トントンには、行動を支持する上司ハー(ユン・ワー)がいて、ハーは、使い物にならなくなったモウ・トントンを非情にも術に掛けて悪霊に襲わせて絶命させてしまいます。

一方、戦いの果てにモウ道士とマ道士達によって、捕らわれの身となった金田一は、問い詰められて、自身は朝廷の密偵で、

ウォンが朝廷から奪った財宝の隠し場所を探している、と嘘をつく事で、貪欲な道士達の一向に加わる事になります。

すんなり仲間に加わる金田一

しかし、ハーも密書奪還を諦める事は無く、今度は自身が出向いてウォンの遺体に近づきますが、そこでティンケイに見つかってしまったため、遺体に術だけかけて退散していきます。

その後、術をかけられたウォンとガムリンの遺体は、動き出して想いを遂げて、その後ガムリンは身ごもって子供を産み落とすことになります。

キョンシーですけど、、、。

その子供は、近くに安置されていた女性の遺体へと乗り移り、狂暴化して逃亡、自らが自由になるために、再び両親の遺体を滅ぼしにやってくることになります。

子供っぽくないですが、子供キョンシー(スライム系)が、大人女性に寄生している状態です。

そこに至って使命に目覚めた道士達は、悪鬼を滅ぼすために自らの命を投げうって決死の戦いに挑む!!

、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

怪ーもののけー)や(金田一手稿之奇異檔案)等、やたらと日本の影響を行けた作品で知られるトニー・リョン監督のキョンシーアクション作品です。

今回の日本風味は、まさに忍者とくノ一の登場と、そのクノ一の名前が金田一、しかも最初に偽名として名乗る偽名が、

松嶋菜々子というトンデモぶりで、さらに、ユン・キンタンが、名前の文字数の多さを引き合いに出して、

その名前は、松島で区切るのか?松島菜で区切るのか?等のちょっとしたギャグ質問をかける、という当時の日本映画の人気ぶりが伺える世界観となっています。

確かに香港では、名前の漢字は二文字が三文字が一般的だと思われますので、5文字はパッと見てどこで区切るのか分からない、

という恐らく現地では繰り返されてきた、日本人の名前に関するベタ系のギャグだと思われます。

そんなリアルな世界観よりも、ギャグや日本要素を優先した本作ですが、ジャンルとしては完全にキョンシー映画で、

お馴染みの二つの流派のいがみ合いや、キョンシーに噛まれた人物もキョンシー化するエピソード等、

王道的な展開が基本として語られて行くのですが、本作独自の魅力としては、忍者(といっても黒装束の中国人も登場するので雰囲気もの的な感じですが)同士のバトルや、

お札を貼るのではなく、黄色い布袋をかぶせて術をかけたり、キョンシー独自にはまだ魂が宿っていて、生殖機能もあるので男女一緒に率いることはできない等、

他のキョンシー映画では見かけないような設定や展開が加わっています。

ただ、第4親王や第8親王の密偵等、入り乱れた要素が加わって、さらにその密偵の容姿が無茶苦茶似ていて区別がつかなかったり、

くノ一と中国側の密偵の黒装束が戦うと誰が誰だか分からなくなったりと、お気楽系キョンシー映画にながらも、非常に混乱する要素が存在しています。

ですので、それほど舞台を移動する事なくドタバタを繰り返すだけ、という本来シンプルそうな物語であるにも関わらず、

こちらの想像力で補填しないと、理解できないシーンや設定が結構登場してしまい、戸惑っているうちに、

全然進まないストーリーとの合わせ技で、理解する事を放棄してしまう方も多いと思われます。

この人と、
この人が、同じ朝廷側の身分で、別の皇子たちの密偵という設定が、混乱を招きます、、。髭で見分けはつきますが、付け髭を付けている同一人物にも見えてしまったり、、。

だからと言って楽しめない作品というわけでもなく、アクション自体はしっかり目で、ユン・ワーもあっけない退場こそしますが、

しっかりとしたアクションを少しだけ披露していますし、ハイレベルなスタントマンのおかげで、非アクション系キャストの作品ながらも、

ちゃんと武術に長けたキャラクター達には見えるように撮影されています。

という事で、誰もが気楽に楽しめる娯楽キョンシー映画とは、ちょっと言いがたいですが、それでもキョンシー映画の雰囲気を楽しみつつ、

ちょっとしたカンフーアクションと日本風味も楽しみつつ、朝廷の陰謀もの、忍者もの等、色んな要素も楽しめる、、、、

要するに香港映画らしいゴチャっとした娯楽作品となっていますので、香港映画好きの方や、キョンシー映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2001年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 トニー・リョン(リョン・ホンワー)

出演 ロー・ガーリョン、キャシー・チョウ、マン・イーマン、ユン・ワー、キングダム・ユン(ユン・キンタン)、ウェイン・ライ

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