お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆
クリス・へムズワース主演の迫力の長回し銃撃シーンとシンプルな物語が直球のド迫力傭兵アクション!!
作品紹介
インターネット配信専用作品
今回ご紹介するのは、クリス・ヘムズワースが傭兵を演じるバトルアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
バングラデッシュのダッカで麻薬王同士の抗争に巻き込まれ、一方の息子オヴィが誘拐される。
これを知った父親は自身が投獄収監中だったため、部下に命じ、闇世界のプロの傭兵、タイラー・レイク(クリス・ヘムズ・ワース)を高額で雇う。
救出任務は難なく成功した。
しかし、麻薬王の父親はタイラー率いる奪還チームに礼金を支払う事が出来ずにチームのメンバーを全滅させ、強引に息子オヴィを奪還しようとする。
命からがら、オヴィと身を隠したタイラーは無数の敵に囲まれた地からの脱出を図るのだった!?
ソー役で人気のイケメンタフガイ、クリス・ヘムズワース主演の傭兵アクションで、インターネット配信専用となっています。
内容的には至ってシンプルな傭兵アクションもので、タフガイがチームを率いて誘拐事件の被害者を奪還しに行って、孤立無援となり、敵地から助け出す、という物語です。
物語的にはシンプルですが、本作の魅力はなんといってもインドで縦横無尽に展開されるド迫力のアクションにあります。
流石(アベンジャーズ)シリーズや(スーサイドスクワッド)でアクション監督をやってきた実力派、サム・ハーグレイブ監督だけあって、アクションの見せ方のバリエーションが非常に豊富です。
さらに、おそらく潤沢な予算を贅沢に使ったであろう大掛かりな撮影で、今まで見た事がないようなシーンが連発します。
特に中盤に建物を縦、横、縦横無尽に使ったワンカット長回しカット(※建物から飛び降りたり、登ったり、殴られて落ちて、そのまま車に轢かれて吹っ飛んだり、をワンカットなので恐らくワンカット風撮影のような気はしますが、、。戦争大作1917のような。でも、それぐらい凄いシーンです。)が大変見どころとなっており、実際、タイラーと一緒に逃げているような錯覚に陥ります。
そのような、苦難を乗り越えて、被害者のオヴィと逃避行を重ねるうちに、二人の間に親子関係にも似た信頼関係が生まれるようになっていきます。
単純な物語ですが、卓越したアクションセンスとそのアクションの合間に適度に挿入されるドラマがシンプルながらもしっかり感情移入させる良質な作品へと本作を押し上げています。
全てが終わった後の最後の最後のワンカット。
非常に絶妙な終わり方で、個人的は非常に良い余韻の残る終幕でした。
というように、本作は物語よりもアクション重視の作品ですが、明らかに他のアクション作品とは違った魅力を持っている作品ですので、インターネット配信の環境があってご興味ある方は一度ご覧いただきたいと思います。
作品情報
2020年製作 アメリカ製作 インターネット配信専用作品 アクション
監督 サム・ハーグレイブ 製作・原作・脚本 ジョー・ルッソ 製作 アンソニー・ルッソ
製作・出演 クリス・へムズ・ワース 出演 ルドラクシャ・ジェイスワル、パンカジ・トリパティ、デヴィッド・ハーバー
スタッフ・キャスト
監督のサム・ハーグレイブはスタントマン出身で、アクション監督として2016年製作(スーサイドスクワッド)、2016年製作(シビルウォー/キャプテンアメリカ)、2018年製作(アベンジャーズ/インフィニティウォー)、2019年製作(アベンジャーズ/エンドゲーム)などに参加。本作で監督デビューを飾る。
主演のクリス・へムズ・ワースは2009年製作の(スタートレック)リメイク版で主人公の父親ジョージ・カークを演じハリウッドデビュー。その後2011年製作(マイティソー)の主人公ソー役で大ブレイク。2012年以降(アベンジャーズ)シリーズでもソー役を演じ続ける。その後も、2013年製作(ラッシュ/プライドと友情)、2016年製作(ゴーストバスターズ)など精力的に活躍を続ける。
その他の配信専用作品
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