【推薦!香港映画】トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(九龍城寨之圍城/TWILIGHT OF THE WARRIORS:WALLED IN)126分

投稿者: | 2025年9月13日

おすすめ度 ★★★★★★★★★☆

香港の人気小説を原作とした大人気コミックを、ルイス・クー、サモ・ハンキンポー、リッチー・レン、アーロン・クォック等のベテランキャストと、レイモンド・ラム等の若手キャスト共演で実写映画化し、1980年代当時の九龍城を再現した谷垣健治アクション監督によるバトルアクション!!

作品紹介

2025年1月7日公開

今回ご紹介する作品は、人気コミック【九龍城寨】を映像化したバトルアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1980年代、香港に密入国したチャンは、黒社会のボスが取り仕切る、賞金のかかったある格闘技試合に参加する。

しかし、ボスからはファイトマネーが支払われなかったため、大金の保管所からズタ袋を一つ奪って逃げ、黒社会から追われる身となってしまう。

追い込まれたチャンは、そのまま治外法権が成り立っている九龍城へと逃げ込むことに成功するが、そこは有力者ロンが取り仕切る地域で、

チャンは、部外者排除のためにロンの部下に襲われるのだった!!

監督は、(アクシデント)(詳しくはこちら)や(軍雞SHAMMO)(詳しくはこちら)等のソイ・チェンで、

裏の世界を描いたジョニー・トー製作作品から、日本との合作、さらには(モンキーマジック)のようなドニー・イエン作品まで、

今現在の香港映画界で最も注目を浴びていると言っても過言ではないぐらいの大活躍を見せています。

アクション監督は、監督作(燃えよデブゴンTOKYOMISSION)(詳しくはこちら)や(スペシャルID特殊身分)等、

多くのドニー・イェン作品でアクション監督、アクション指導として参加している谷垣健治が本作でも素晴らしいアクションを演出しています。

谷垣健治

で、主人公の青年チャン役は、(神探大戦)(詳しくはこちら)や(白蛇伝説)等のレイモンド・ラムが演じ、

名優たちを相手にアクションバリバリのヒーローぶりを披露しています。

レイモンド・ラム

で、主人公を助ける九龍城のボス役で、本作のソイ・チェン監督が製作に参加し、大阪アジアン映画祭2025でも上映された(私立探偵)や、

真・三国無双)(詳しくはこちら)等、人気の衰えないルイス・クーが登場し、流石の貫禄で事件と対峙して行きます。

ルイス・クー

で、九龍城の外の黒社会のボス役で、(七人楽隊)(詳しくはこちら)や(極道統一)(詳しくはこちら)等、

近年作品でも、まだまだ大活躍中のサモ・ホンキンポーが登場し、アクションを披露しています。

サモ・ハンキンポー

で、ルイス・クーの友人で九龍城の地主役で、(奪名金)や(ブレイキングニュース)等、男臭い作品で、

アイドルからの華麗な転身を遂げたリッチー・レンが登場し、激闘を繰り広げます。

リッチー・レン

で、かつてのルイス・クーの友人で、殺人王の異名を取る男役で、(ファーストフード店の住人たち)(詳しくはこちら)や

裸足のクンフーファイター)(詳しくはこちら)等のアーロン・クォックが登場し、熱いドラマを繰り広げます。

アーロン・クォック

で、主人公の仲間となる九龍城を守るルイス・クーの部下役で、(スタントマン武替道)や(梅艷芳)等の

テレンス・ラウが登場し、アクションとドラマ両方で活躍していまきす。

テレンス・ラウ

で、同じく主人公を守るルイス・クーの部下役で、(カンフージャングル)や(レイジングファイア)(詳しくはこちら)等の

ジャーマン・チョンが登場し、華麗なアクションを披露しています。

ジャーマン・チョン

で、同じく主人公を守る青年役で、(スーパーティーチャー)(詳しくはこちら)や(ゴールドフィンガー)(詳しくはこちら)等の

トニー・ウーが登場し、主人公を取り巻く熱いドラマを展開していきます。

トニー・ウー

で、くせ者なサモ・ハンの部下役で、(バース・オブ・ザ・ドラゴン)や(THEフェイタル・レイド)(詳しくはこちら)等の

フィリップ・ンが登場し、これまでの作品では見せなかったような印象を残しています。

フィリップ・ン

そんな豪華なスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、1980年代、香港のとある地下格闘場で、主人公であるチャン(レイモンド・ラム)が、

賭け格闘技に挑戦するも、元締めである黒社会の大ボス(サモ・ハンキンポー)に騙され、ファイトマネーも支払われない事を知り、

部屋にあったドラッグ入りのズタ袋を奪い取って逃げ去り、大ボスの部下達に追われて、そのまま成り行きで泣く子も黙る九龍城へと逃げ込むシーンから始まります。

しかし、九龍城は、その地区を取り仕切るボス、ロン(ルイス・クー)によって細部まで管理されているため、

一番の部下であるソンヤッ(テレンス・ラウ)に命じて、早速部外者であるチャンを排除しようと襲い掛かります。

お互い武術の腕は高いため激戦となりますが、なんとか傷つきながらも逃げ延びたチャンは、住民の助けによって、

負傷した肩を医療の知識を持つセイチャイ(ジャーマン・チョン)に治療してもらい、改めてボスのロンの元を訪れます。

部屋に大量の日本のポルノを所有し、そこに映るある人物を探しているセイチャイ

事情を聴いたロンは、臨時で住む部屋を提供し、仕事も世話してくれ、チャンは、貧しいながらも、初めてまともな生活を手に入れることに成功します。

大ボスとの因縁話も、ロンが間に入って何とか抑える事ができ、チャンも九龍城での生活に慣れて行き、

ソンヤッやセイチャイ、そして二人の仲間であるサップイーシウ(トニー・ウー)とも友情が芽生え、家族のような関係を築け平和な日々が訪れます。

しかし、そんなある日、全ての関係が覆るようなチャンの過去に関するある事実が発覚することになり、

チャンは、ロンの親友であるチャウ(リッチー・レン)と大ボスに再び命を狙われる事になり、既に友情で熱く結ばれていた

ソンヤッ、セイチャイ、サップイーシウの三人、そしてボスであるロンは、チャウと大ボスたちの襲撃に決死の覚悟で立ち向かう、、、、、、、という流れが大体の大筋となっています。

過去の出来事と現在の出来事が前後したり、現在の物語の大筋に過去の因縁が絡んできたり、それぞれのボスの立ち位置や関係性の説明があっさり目であったりと、

物語の流れと人物関係を把握するのに少し時間がかかりますが、しっかりとした筋道ができてからは、非常にシンプルでコミック原作っぽい熱いストーリーが展開される

実に香港映画らしいバトルアクション作品となっています。

原作に馴染みのない日本では、色々と端折ってそうな物語展開を、想像で補完するしかありませんが、

それでも、敵として出会った若者達が、お互いを認め合い、信頼関係を結び、熱い友情を育んでいくという、

少年ジャンプ)のような友情・努力・勝利なテーマはしっかりと描かれていますので、観れば観る程に感情移入してしまう楽しみ易い作品となっています。

正義漢一筋だったフィリップ・ンの怪演は、本作のかなりの魅力

アクションに関しても、谷垣健治アクション監督による、計算された狭いセットを縦横無尽に駆使しつつ、コミック的な要素もやんわり残した立体的なアクション演出によって、

中国産のアクション作品では感じることができないような興奮度をMAXまで高めることに成功しています。

特に、リッチー・レンルイス・クーのような非武術系のキャストに関しても、演出やカット割り、スタントマンの素晴らしい技の連続によって、

しっかりとキャスト自身が武術の達人に見えるような表現になっていて、他の国の映画スタッフでは表現しきれない

今現在の香港映画界のアクション演出の一つの到達点とも言えるようなシーンの連続となっています。

さらにBGMには日本から川井憲次も参加しているという事で、ほぼドニー・イェンの出演していないドニー作品の印象があり、

ドニー映画で感じるようなワクワク感を感じる事ができる内容となっています。

という感じで、ドラマ、再現セット、キャスティング、アクションと非常に素晴らしい本作ですが、

超個人的には、主人公を演じているレイモンド・ラムのキャスティングだけが、正直?と思ってしまいました。

最近作の(神戦大戦)でも、主人公に近い立ち位置の重要な役柄を演じていたりと、レジェンドキャストの相手役のような役柄が多いようですが、

本作に関しては、若手の武術アクション系のキャストの方が良かったのではないかと思ってしまったのですが、どうでしょうか。

そうはいっても原作もある作品なので、原作のキャラクターイメージにぴったりハマっているのかもしれませんが、、、、。

という事で、中国製作作品に押され気味の香港映画ですが、本作に関しては、かつての香港映画の勢いを感じることができる内容となっていますので、

香港映画好き、アクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2024年製作 香港製作 アクション

監督 ソイ・チェン アクション監督 谷垣健治

出演 ルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、リッチー・レン、ケニー・ウォン、サモ・ハンキンポー、アーロン・クォック

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