おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
カンフー映画で有名なトン・ワイセンが監督し、(ドラゴンロード)のヒロイン役シドニー・チャンが主人公を熱演するタイを舞台にしたオカルトホラー!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、タイを舞台にシドニー・チャンの熱演が光るオカルトホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
何をやっても不運続きのジャッキーは、香港からタイへと逃れるように友人の家に身を寄せるも、それでも不運な事が続き、
ついに友人の勧めでマオシャン道士に依頼し、赤子の霊を守護神として以降は、幸福な日々を送っていた。
しかし、幸せのあまり、決まりの礼拝を怠ってしまった事で、赤子の復讐を受けることになるのだった!?
タイを舞台にした香港製のオカルトホラー作品です。
監督は、(老鼠街)(詳しくはこちら)や、(斗え!デブゴン)(詳しくはこちら)等、多くのカンフー映画で俳優として活躍しているトン・ワイセンで、
本作では脇役として顔を出しつつ、オドロオドロしいオカルトホラーの世界を演出しています。
主演は、同年製作のジャッキー・チェン主演(ドラゴンロード)のヒロイン役や、同じくジャッキー・チェン製作の(孖寶闖八關)、
その後も、シルビア・チャン主演の(暴風少年)、(越界)等、近年でも活躍しているシドニー・チャン(シュー・リー)で、
(ドラゴンロード)では想像できないようなヒロイン役を、体当たり演技で熱演しています。
で、そんなヒロインの、言わば、とばっちりで赤子の霊に取り憑かれてしまう、主人公の彼氏役を演じているのは、こちらもトン・ワイセン同様に、
(中華道士)(詳しくはこちら)や(ゴールデンスワロー)(詳しくはこちら)等、多くのカンフー系作品に出演し、
本作ではスタッフ側としても参加しているチョイ・シウキョンで、前半は登場しないながらも、後半は凄まじい演技で、
霊に取り憑かれた可哀そうな善人を熱演しています。
で、そんなチョイ・シウキョンの友人でお祓い(西洋系)のエキスパート役で、(香港東京特捜刑事)(詳しくはこちら)や、
(平安夜サイレントナイト)’(詳しくはこちら)等のメルビン・ウォンが登場し、物語を盛り上げていきます。
で、シドニー・チャンに相談され、赤子の守護霊を授けながらも、結局暴走してしまったので、霊の怒りを鎮めるマオシャン道士役で、
(南北醉拳)(詳しくはこちら)や、(佛掌皇爺)(詳しくはこちら)等、こちらも多くのカンフー作品で活躍しているチン・ユッサーンが登場し、
雰囲気満点で、悪霊と呪術合戦を繰り広げていきます。
さらに、出番は少な目ですが、(ドラゴンロード)や(ビリー・チョン風林火山)(詳しくはこちら)等で、気弱な役柄を多く演じているチェン・カンイーや、
製作者としても参加している(燃えよデブゴン)(詳しくはこちら)や(カンフージャングル)、(カンフースタントマン)(詳しくはこちら)等のビリー・チャン等も登場し、作品を盛り上げています。
そんな、一見カンフー映画が製作されそうなスタッフ・キャストが集結した本作の物語は、主人公のシドニー・チャンが、
香港でギャンブルによって借金がかさみ、ホステスとして働いていた店の常連客が、借金を肩代わりしてくれるはずが、
直前で抗争で殺害されてしまい、身動きができなくなってタイの友人宅に身を寄せにやってくる、という所から始まります。
で、新生活を開始するも、友人のコネでホステスとして働き始めた所、速攻で悪党を絵に描いたような暴れ者の常連客に捕まってしまい、
出勤初日に強引にお持ち帰りされて、そのまま襲われる、というトンデモナイ目に合ってしまいます。
で、それでも、友人とタイ観光等で気分転換しつつ、勤務二日目、今度は感じの良い金持ちお坊ちゃんに1か月貸し切りの予約を入れられる、
という良く分からないシステムで、とりあえず良い方向に向かいそうになっていきます。
で、上機嫌で店を出ようとすると、駐車場に、初日の常連が部下を引き連れて現れ、『横取りするな!』という感じで、、、、
金持ちを銃殺する、というまたトンデモナイ目に合ってしまいます。
で、これは、ちょっとお祓いか何かを受けた方が良い、という事で、タイで有名なマオシャン道士を訪ねる事になります。
で、このマオシャン道士が行った不運を幸運に変える術というのが、養鬼という言われる術で、何らかの理由で亡くなった赤子の霊を呼び寄せ、
その霊に守護霊になってもらって、あらゆる災害を防いでもらう、という秘術で、対象者は幸せにはなるものの、
毎月13日(赤子が亡くなった日)の深夜0時にお祈りを必ずしなければいけない、というルールが決められています。
で、その術を受けて以来、気運は上昇し、悪い事は起きなくなり、また起きそうなときは、何者かの力が働き、災いを遠ざけてくれる、
という事で、新しい恋人であるチョイ・シウキョンも登場し、順風満帆、不安な要素は少しも無い、という所で、
あまりの幸せボケで、絶対に行わなければいけない13日のお祈りを忘れてしまう、という失態を犯してしまいます。
で、ルールを守らなかった事で、今度は養鬼の怒りを買ってしまい、壮絶な逆襲が始まる、というのが後半に向けての見所となっていきます。
振り返ってみると、そもそも主人公自身が作ったギャンブルの借金から始まっている物語なので、それを不運で片づけたり、
毎月たった1回だけのお祈りも、それほど難しいルールでもありませんので、それを怠ってしまうのもどうかという感じなのですが、
後半にかけてのオカルトアクション展開が、なかなかのハードぶりで、演じるシドニー・チャンも(ドラゴンロード)のお飾りヒロイン的な役柄とはかなりイメージの違う、
大熱演を披露していますので、ブレがちな主人公のキャラクターも、力技で、壮絶な目に合う悲劇の主人公としてのイメージを残していきます。
それというのも、やはり相手役となるチョイ・シウキョンの迫真の悪魔憑き演技があってこその熱演で、
アクション映画で鍛えた動きと存在感をそのままカンフーではなく、バトルホラーシーンに活かした、他の国で製作された作品とは一線を画すような、勢いに満ちたオカルトバトルとなっています。
そのシドニー・チャンとチョイ・シウキョンのバトルに割って入るように、道士役のチン・ユッサーンの呪術バトルが加わり、
最終的には、チョイ・シウキョンVSチン・ユッサーンというカンフーバトルが始まりそうな二人のオカルト対決で終幕となっていきます。
という事で、物語自体はシンプルで、下手したら、同じような内容のコメディホラーでも通用しそうな内容ですが、
後半の熱演オカルトバトルは、なかなか見ごたえのあるシーンとなっていますので、ホラー好きの方や、香港映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
日本版のVHSジャケットイメージは、ハードルが高そうなイラストですが、意外に普通の香港ホラー作品ですよ。
因みに、カンフー要素は、ほぼ0%です。
作品情報
1982年製作 香港製作 ホラー
監督 トン・ワイセン 製作 ビリー・チャン、チョイ・シウキョン
出演 シドニー・チャン(シュー・リー)、チョイ・シウキョン、メルビン・ウォン、チン・ユッサーン、チェン・カンイー、ビリー・チャン、トン・ワイセン
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