【レア作】EXエグザイル（IN EXILE)92分

お薦め度　★★★☆☆☆☆☆☆☆

スターウォーズのマーク・ハミル主演、コマンドーのレイ・ドーンチョン共演の未来からタイムスリップしてきた戦士が現代で戦う、あの作品風バトルアクション！！

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、マーク・ハミルとレイ・ドーンチョンが追っ手であるブライオン・ジェームスとチェイスするバトルアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

2022年、宇宙ステーション所属の軍人マイケル（マーク・ハミル）は、人類滅亡を目論む他の惑星人と戦い、傷ついていた。

いよいよ、最後の攻撃を受けるという段階になり、やむをえず、救命艇で´脱出するマイケル、

地球人の存亡は、マイケルにかかっていた。

異次元空間を通りぬけ、マイケルがたどり着いた地は、1992年の地球のアメリカで、

そこでは、後の世界大統領ニーラ（ブライオン・ジェームス）が、まだ上院議員だった時代だった！？

（スター・ウォーズ）で有名なマーク・ハミル主演のSFアクション作品です。

VHSジャケットのイメージや、マーク・ハミルや（ブレードランナー）のブライオン・ジェームスが出演している事から、

宇宙空間で戦闘を繰り広げるような作品を期待しますが、

内容的には完全に（ターミネーター）です。

宇宙空間のシーンは冒頭の数分のみで、宇宙ステーションを脱出したら、異空間に入ってしまって、

1992年のアメリカにたどり着いてしまう、という物語となっています。

（ターミネーター）はしっかりした目的があって、未来戦士がやってきましたが、

本作はたまたま、脱出したら、30年前のアメリカに着いた、というちょっと行き当たりばったりな大筋となっています。

せっかくなので、そこで後の世界大統領として圧政を強いる事になるブライオン・ジェームスに会いに行きます。

で、何故か少し未来を予見する能力も身に着けてしまい、自分がこれからすべきことなどが分かるようになります。

この辺の展開はクリストファー・ウォーケン主演でスティーヴン・キング原作の傑作サスペンス（デッドゾーン）の設定をそのまま頂いてしまっています。

途中ピンチを助けてくれる女性にレイ・ドーンチョンが配されているのは（コマンドー）っぽいですし、

ブライオン・ジェームスのキャスティングとアンドロイドが登場する展開は（ブレードランナー）をイメージさせます。

もう、とにかく色んなSFものやアクションものの良いところだけを凝縮してみたら、逆に薄味になった、といった印象の作品となっています。

マーク・ハミルも（スターウォーズ）が当時終了していましたので、本作以外にも（風の惑星スリップストリーム）や日本のコミックが原作の（ガイバー）など、

まだまだ、SFヒーローの主人公像が拭いきれていないようで、なかなか注目されなかった時代かと思われます。

残念ながら未DVD化作品率は高いですね。

近年（スターウォーズ）最新シリーズでの復活は、そんなマーク・ハミルが観たかった

と思えるような堂々の貫禄があり、作品の重厚さに一役買っていました。

あと、本作は、製作された1992年が、そのまま物語が展開されるメインの時代で、マーク・ハミルは30年後の未来からやってきた、

という設定ですが2022年の未来て、現実ではあと1年後なのですが、宇宙ステーションに勤務している宇宙軍や、

世界大統領はまだ、登場していませんので、アンドロイドやエイリアンに人類滅亡に追い込まれる事はしばらくなさそうですね、、。

という事でデジャヴ感の漂う作品ですが、B級アクション好きの方でしたら、結構楽しめると思われますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

VHSのみなので、一応はレアですが、中古販売などでは比較的安価で購入できると思います。

作品情報

1992年製作　アメリカ製作　SFアクション

監督・脚本　マイケル・マゾ

出演　マーク・ハミル、レイ・ドーンチョン、ブライオン・ジェームス、マーク・バウアー、ゴードン・ティブル

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