おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
香港人監督、レオン・ポーチー演出によるスティーヴン・セガールが人身売買組織と戦ういつも通りの無双アクション!!しかし全体の3分の1ぐらいは、別人物の声で台詞をアフレコされています!!それで良いのか?セガール!!
作品紹介
2005年2月19日公開
今回ご紹介するのは、スティーヴン・セガールが主演し、香港監督レオン・ポーチーが監督したアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
政府機関の元エージェント、ウィリアム・ランシング(スティーヴン・セガール)は、今はカナダの山中で隠遁生活を送っていた。
そんな孤独に生きる彼も、ボランティア機関を通じて知り合った少女イレーナとだけは手紙のやりとりをしていた。
だがある日、イレーナからの手紙が途絶え、孤児院から彼女が失踪したと伝えられる。その知らせに不審を抱いたウィリアムは、真相を確かめるためポーランドへ向かうのだった!?
スティーヴン・セガール主演のいつもの無双アクション作品です。
監督は香港から登板のレオン・ポーチー。
1980年代にはチョウ・ユンファ主演の名作(風の輝く朝に)や、サリー・イップ主演の(迷宮少女サイキックガール)、
ジョージ・ラム、テディ・ロビン主演の(バナナコップ)などの傑作を数多く監督し、ハリウッドでもジョン・ローン主演の(上海1920あの日見た夢のために)、
ジュード・ロウ主演の(クロコダイルの涙)、ウェズリー・スナイプス主演の(デトネーター)と、バラエティに富んだ作品を制作しています。
そんな香港人監督が演出する本作は、、、、
やっぱりいつもの無双セガール作品となっています。
要するに香港っぽさはほとんど感じられない、ある意味安定のセガール作品となってます。
内容としては人身売買組織と戦う物語ですが、いつものように細かい捜査などをしだすと出演シーンが増えてしまうので、
肝心なところは女性刑事が活躍する、という感じで、ある程度手がかりをつかむとセガールがしゃしゃり出てきて見せ場を奪い去る、
といういつものパターンにハマった内容となっています。
この省エネパターンに救われるべき少女がなんとか、手がかりを残してセガールに助けを求めるサスペンスと、敵組織のボスであるマット・シュルツ(ワイルドスピードにも出演しています)の、
カリスマ的な極悪非道びりを存分に見せていく、というできる限り省エネで物語は進んでいきます。
一応、アクション的な見所としてはラストバトルでのソードアクション対決でしょうか。
カットを割りまくるいつものセガールアクションですが、かなり見通しの良い広い場所での対決で、そんなに誤魔化しの効かない状況となっていますので、
そこでの対決が見せ場となっています。
とはいえ、セガールの見せ場というより、ほとんどスタントマンとカメラマンのカット割り技術の見せ場、ともいえるのですが、、、
そして、本作のどうしても外せない特徴として、セガールが作品中3分の1ぐらいの台詞を別人物がアフレコで吹き替えていてるので、
途中何度も何度も、誰が喋っているのか分からない、状態が多発する、という事が挙げられます。
どういう理由でそうなるのか、分かりませんが、おそらくセガールの気分が乗らなかったとか、そんな理由で後ほど収録すべき音声を拒否した、とかそんな理由ではないでしょうか。
普通は、自分の主演作の声の大部分を他人の声でしゃべられたら、単純に嫌だと思うのですが、そんな事気にも留めないという部分こそが、
一番のセガール無双ぶりが存分に発揮されている部分ではないでしょうか。
という事で、内容的にはいつもの省エネ無双セガール作品ですが、まさかの主人公の声をなんの説明もなく、時々他人が喋る、という前代未聞の作品となっていますので、
内容にもし飽きてしまったら、そんな違和感パートを突っ込みながら鑑賞するのも一つの方法ではないでしょうか。
完全に邪道ですけど、、。
それにしても、それで良いのか?セガール!!!
作品情報
2004年製作 アメリカ製作 アクション
監督 レオン・ポーチー 製作総指揮 スティーヴン・セガール
出演 スティーヴン・セガール、アイダ・ノヴァクスカ、マット・シュルツ、ロビー・ギー
その他のセガール無双作品
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓