新感染半島ファイナルステージ(PENINSULA)116分

投稿者: | 2021年1月8日

お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆

大ヒットシリーズ最新作は前作の作品世界を引き継ぎつつ、黙示録映画として発展させたゾンビバトルアクション作!!

作品紹介

2021年1月1日公開

今回ご紹介するのは、2016年製作の大ヒットゾンビホラー(新感染ファイナルエクスプレス)の続編となる作品です。

それでは、まずはあらすじから、

わずか一日で、韓国を崩壊させた強力なウィルス。

当時、姉が感染者に襲われ、姉と甥を同時に失った元軍人ジョンソク(カン・ドンウォン)は、4年後の現在では、

香港に亡命し、姉の夫である義兄とともに、絶望感に苛まれなが暮らしていた。

そんな時、裏社会の組織から、再び封鎖された半島に侵入し、隠された2000万ドルを奪還するように言われる。

香港に居場所のない二人は、この申し出を受ける事にし、チームを組んで潜入を開始する。

しかし、そこは4年前とは全く違う、荒廃した地獄と化していたのだった!?

再び訪れた地は地獄と化していた!!

2016年製作の(新感染ファイナルエクスプレス)の続編であるゾンビアクション作品です。

続編ではありますが、登場人物などは前作とは無関係ですので、前作を鑑賞していなくても、本作だけで十分楽しめる内容となっています。

前作ではオーソドックスなゾンビ映画を列車内という限定された空間や、駅などを舞台とし、

そこに乗客それぞれの深みのある人間ドラマを散りばめた、非常に良くできた新鮮味のある作品となっていました。

そこで、今回ですが、本作は前作とは打って変わって完全なるホラーアクションという事で、

ジャンルごと捻りを加える作品となっていました。

前作もアクションシーンは比較的多い方でしたが、本作に至っては、ゾンビよりもカーアクションなどのアクションシーンにさらに比重が置かれています。

恐らく、本作でやりたかったのはジョン・カーペンター監督の(ニューヨーク1997)や、ジョージ・ミラー監督の(マッドマックス怒りのデスロード)などの黙示録アクション系統の作品世界ではないでしょうか。

あと、(バイオハザード)シリーズの影響なども受けているようにも思われます。

個人的にはゾンビも黙示録ものも好きなジャンルですので、楽しく鑑賞できましたが、

あまりに前作とのギャップがあるので、前作のような作品を期待した方で、黙示録ものには入り込めない、

という方には期待外れ、と感じてしまうかもしれません。

それぐらいに雰囲気は変わっています。

それでも、相変わらず、アクションの合間に人間ドラマを入れるのが上手く、しっかり登場人物に感情移入できるように物語が展開していくのは、

流石、といった感じで、多少ベタなシーンが多いですが、素直に感動はさせられてしまいます。

アクションシーンがメインになり過ぎて、多少前作よりは人間ドラマが薄めになってしまった印象はありますが、

それでも、散りばめた伏線を後半に向けて回収していく展開は、前作に引き続き、ゾンビ映画の新しいジャンルとして、

これからも、色々な物語やジャンルに発展していけるのではないでしょうか。

ただ、もうちょっとゾンビが活躍して欲しい気もしますが、、。

あと、主人公であるはずのカン・ドンウォンが、なんとなく、物語の主軸から微妙に少しズレた位置にいてるようで、

主役であるはずなのに、何故か狂言回し感が漂います

元軍人なので戦闘スキルは高いです。

後半でも泣き崩れて抱き合っている家族の横で、その様子を、横で立って見ているカン・ドンウォンが印象的でした。

これは、恐らく監督が一番やりたかったのは(マッドマックス怒りのデスロード)のような物語だと思われますので、

それを考えると(マッドマックス怒りのデスロード)での主役はどちらかと言うとマックスではなく、

シャーリーズ・セロンの方だったので、そのマックスの狂言回し的なイメージと本作のカン・ドンウォンのイメージに共通項があるような気がします。

ゾンビ映画というジャンルを用いて、そこで生きる人々や、そのドラマを描いていく、

そのためにカン・ドンウォンというキャラクターを中心近くに配置しながら、周りのキャラクーを掘り下げていく、という感じではないでしょうか。

作品内容が前作と違うのは、ゾンビ映画の可能性を求めて、色々描くために監督の判断であえて前作とは違う内容を選択したのではないでしょうか。

リドリー・スコット監督のSFサスペンスホラーの傑作(エイリアン)をジェームズ・キャメロン監督がSFバトルホラー(エイリアン2)で、

今度は戦争だ!】みたいにしたように。

シリーズ3作目の本作で、あえて違うジャンルを選択した事で、今後の作品世界の広がりがまた期待できそうですね。

という事で、前作とは作品内容が違う続編ですが、娯楽アクションの王道作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

結構グッときますよ。

2000万ドルは誰の手に!?

作品情報

2020年製作 韓国製作 ゾンビホラーアクション

監督 ヨン・サンホ

出演 カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、イ・レ、クォン・へヒョ、キム・ミンジェ、ク・ギョファン

荒廃した世界で生き残っていた一家

その他のゾンビホラー作品

ジム・ジャームッシュまさかの脱力系ゾンビコメディ(デッド・ドント・ダイ)はこちら

まさか、まさかのゾンビミュージカル(アナと世界の終わり)はこちら

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新感染半島ファイナルステージ(PENINSULA)116分」への2件のフィードバック

  1. アバター映画マン

    ファイナルエクスプレスの続編ですね~。これもぜひ観てみたいです。
    アクションがすごく見ごたえありそうですね!
    相変わらず人間ドラマは良くできているようで、さすがだな~。

    最近、韓国映画にハマって来ちゃいました(笑)
    コクソンとか、結構面白かったですね。

    返信
    1. まぁくまぁく 投稿作成者

      こんにちは、いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。こちらも大変面白いですよ!前作とはまた違った魅力のある作品となっていました。同じ世界観ながらも、あえて違うタイプの作品を目指しているようで、人によって1作目と2作目の好みが分かれるぐらいに路線変更していましたが、どちらも良くできたゾンビ映画ですので、今後もまた違うタイプのゾンビ映画にしていって欲しいですね。韓国映画は一時のブームを通り抜けて成熟期に入った感じで秀作が多いですね!

      返信

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