恐竜グワンジ(THE VALLEY OF GWANGI)96分

投稿者: | 2020年5月25日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

キングコングなどの王道のストーリー展開が特撮の父レイ・ハリーハウゼンによる特殊効果で蘇る現在見ても色あせない特撮映画の元祖!

1969年製作 SFアクション

監督 ジェームズ・オコノリー 製作・特殊効果 レイ・ハリーハウゼン

出演 ジェームズ・フランシスカス、ギラ・ゴラン、リチャード・カールソン

体色が独特です(青)

製作と特殊効果は(猿人ジョーヤング)、(アルゴ探検隊の大冒険)、(シンバッド七回目の航海)などミニチュアによる特殊効果撮影の父と言われるレイ・ハリーハウゼン。出演は(世界崩壊の序曲)、(続猿の惑星)などのジェームス・フランシスカス。

体色が独特です(薄青)

あらすじ

20世紀初頭、メキシコにある禁断の谷で肉食恐竜グワンジを生け捕りにしたサーカス団はそれを自分たちのサーカスの見世物にしようと街へ連れ帰り多くの観客を呼び寄せる。だが、お披露目の当日予想以上の力を秘めていたグワンジは捕らえらえていた檻を破壊し、集まった観客たちに襲い掛かるのだった!!

体色が独特です(紫)

感想

レイ・ハリーハウゼンのコマ撮り撮影が魅力的な特撮映画の元祖的作品です。ストーリーこそ(キングコング)などと同じような流れになりますが、やはり前半の小さな馬の特撮や後半に畳みかけるようなグワンジと象とのバトルなど特撮映画としての見どころは満載の作品でした。多分グワンジのサイズ感が大きすぎず、小さすぎずで調度良いのだと思います。日本のゴジラやウルトラ怪獣たちのような巨大感はなく、象とバトルするぐらいのサイズですので調度リアルに怖いサイズ、最近でいえばポン・ジュノ監督の(グエムル漢江の怪物)の怪物ぐらいのサイズかと思います。なので人間でもがんばれば生け捕りにできてしまうサイズで、そういった設定がメキシコの田舎地方の街という舞台設定にあっていたのだと思います。CG全開の作品も良いですが、本作のような昔ながらの特撮作品にしかだせない味と臨場感もまた作品を面白くする魅力だと思いますので、たまにはこういった昔の作品も鑑賞してみてはいかがでしょうか。

子猫ぐらいの馬

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