リベンジ・ガン(SWELTER)96分

投稿者: | 2020年9月25日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ジャンクロード・ヴァンダムが主演ではなく、あくまで出演者の一人として登場するクライムアクション!

作品情報

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ジャン・クロード・ヴァンダムが珍しく、主演ではなく、完全に出演者の一人として加わっているガンアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

アメリカ西部の田舎町に黒スーツに身を包んで銃を従えた4人の男たちが現れる。

彼らの目的はある事件をきっかけに大金を持ち逃げしたかつての仲間、ビショップ(レニー・ジェームス)を探し出し金を取り返す事だった。

しかし、この町で暮らしていたビショップ本人は事件による後遺症で記憶を失い、金の事はおろか、自分が何者だったかも思い出せないでした。

そんな状況のビショップについに4人の男たちが立ちはだかったのだった。

前半はカッコいいシーン多いです

ジャンクロード・ヴァンダムや、ドルフ・ラングレンなどのベテランアクション俳優の出演作品は、主演に見せかけてほとんど相棒が活躍したり、

大した役ではないのにやたらと短い出演シーンが何度も入ったりなど、

主演と宣伝されながら実際の主演は別俳優が演じているパターンが多くありました。

しかし今回は珍しく、ちょっと目立つ脇役、ぐらいの扱いで、ちゃんと脇役として正当に扱われている(というのも変な表現ではありますが)作品となっています。

正直変に気を使って作品のバランスがおかしくなるくらいなら、本作のような作品世界を壊さないような位置の役柄の方が良いと思います。

と、思って途中まで先の展開を期待しながら鑑賞したのですが、、、、。

最後まで鑑賞してみると、何故、ヴァンダムをキャスティングしたのか分からないような扱いでした。

活躍しないにもほどがあります。

いきなり登場の物凄い武器

せめておじさんに見えて実は強い、とか、脇役だけど一瞬キレのあるアクションを見せる、とか、少しでも何か印象を残すような出来事がないとヴァンダムである意味がありません。

バンバン廻し蹴りを決めたり、重いパンチの打ち合いをしたり、とかは無くても良いので、ヴァンダムとしての痕跡を少しでも残してくれていれば、多分今のファンは納得すると思います。

しかし、本作では何かやりそうで、結局何もしません。

強くもありません。

せっかく、珍しく良い位置のキャラクターを演じているのに非常にもったいないです。

そのヴァンダムの肩透かし起用に加えて、さらに、期待の銃撃戦が思った以上にあっさりしていて盛り上がらないという、肩透かしの二段構え、となっていました。

前半悪漢4人が黒いスーツを着てスローモーションでカッコよさそうに登場し、そのうちの一人がやたらと二丁拳銃をクルクルと振り回して後の活躍を期待させますが、たいして活躍しません。

というか、悪漢のリーダーと主人公以外はそれほど目立ったガンアクションはありません。

アクション自体はあるのですが、印象に全く残らないです。

作品内容的には現代版の西部劇をやりたかったようで、その発想自体は良かったのですが、

残念ながら面白くなりそうな要素がありながら、そのほとんどを生かし切れていなかったような印象が残りました。

というように、ヴァンダム作品としてもガンアクションとしても中途半端となってしまってはいますが、

珍しい役柄を演じているヴァンダムが見れる作品という事で、一応貴重ではありますので、

アクション好きの方でしたら楽しんでご鑑賞頂けるかと思います。

ヴァンダムは決してメインではありません

作品情報

2014年製作 アメリカ製作 アクション

監督・脚本 キース・パーマー

出演 ジャンクロード・ヴァンダム、レニー・ジェームス、アルフレッド・モリーナ、ブラッド・カーター

ロン毛、イケメン、二丁拳銃

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ショー・コスギとバトルを繰り広げた初大役作品(ブラックイーグル)はこちら

アンダーグラウンドな世界で生きる用心棒の生き様(ザ・バウンサー)はこちら

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