マン・オブ・スウィッチ(MAN OF SWITCH)113分

投稿者: | 2020年10月21日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

死の病から蘇った男が、ヒーローとして立ち上がる!その復活方法に驚愕!!かなり個性的な出自のベトナム産ヒーローアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ベトナム産の格闘アクションヒーロー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

コミックイラストレーターのタム(クオン・セブン)は、ある日医師に体中が癌で侵されており、余命2週間と宣告される。

絶望したタムは森で自死を計るが、親友であるマに救われる。

そこへ、ベトナムマフィアと思われる男が追っ手に撃たれた状態のところに出くわす。

親友のマは、あえなく絶命したマフィアの男の死体を持ち帰る事を提案する。

そこで、タムは、マが秘密にしていたある実験に関する驚愕の過去を明かされる事になるのだった!?

結構身体能力の高いヒーロー

マーベル作品などに影響を受けたベトナム産のヒーローアクションです。

ヒーローとして活躍しているシーンはマーベル作品などでよく見かけるシーンなども多く、お約束の展開といった感じなのですが、

本作はヒーローになるきっかけが、かなり特徴的になっていて、本作の売りになっています。

これは、予告編やDVDジャケット、タイトル名などでも分かりますので、書いてしまいますが、

主人公が、余命2週間と分かった時点で、偶然得たマフィア組織の男の死体の首から下を、主人公の首から下と入れ替えて、

交換手術をして、その交換した体が、たまたま強かったので、なんとなくヒーロー活動を開始する

というもので、かなり文化の違いを感じる展開となっています。

全てが強引過ぎて、この物語を映像化できるのは、なかなか日本やハリウッド、韓国、香港などでは実現できないのではないでしょうか。

例えば、事故などで、放射性物質を浴びて失明してしまったが、その代わりに超人的な聴力や臭覚、蝕覚などを身に着けた(デアデビル)

のようなヒーローはいましたが、首から下を全部入れ替えるヒーロー、という発想はなかなか思いつかない、というか発想しない、と思われます。

まだ、体のほとんどを機械に置き換えた半サイボーグとかだと分かるのですが、他人の死体(しかもマフィア)と入れ替える、という発想。

しかも、超人的な力を持っているわけでもないはずなのに、何故か理由もなく物凄い身体能力。

一応、そのマフィアは生前、影のヒーロー的な義賊っぽいことをやっていたようなのですが、基本的には普通の人でした。

さらに、普通のおじさんだと思っていた(物凄く優しい眼力の人)親友が、実は頭部入れ替え手術の元研究者だった、という奇蹟。

もっと、言うと、この博士は実はまだ明かしていない過去が後半で発覚するのですが、一応それに関しては、楽しみのために伏せておきます。

という色んな(強引)な展開によってヒーロー誕生となるのですが、

本作主演のクオン・セブンは非常に身体能力が高く、動きもキレがあり、アクション自体は素晴らしいです。

しかし、非常に小柄な体格の持ち主で、物凄くキレのあるアクションをしているのに、どうしても敵役のキャストの方が動きが目立ってしまい、戦っていても強そうに見えないんです。

なので、どのシーンも難易度の高いアクションのはずなのに、動きが小さく見えてしまい、なんとなく、こじんまりとした印象しか残らないような気がします。

もうちょっと、敵役の人との体格差を考えたキャスティングとかあれば、良かったのですが、そこまで考慮するのも現実的ではないのかもしれません。

動きは凄く良いのですが、、

ただ、トニー・ジャージェット・リーも小柄なタイプですが、それでもアクションがダイナミックに見えたり、

自分より大きな体形の敵役と戦っても、自身のアクションの方が派手に見えるのは、

やはり、そういう事も考慮して動きを大きく見せるような、まさに魅せるアクションをハイレベルで実現できているトップスターの証なのかもしれません。

それでも、まだまだ発展途上と思われるベトナム産のアクション映画ももっと沢山日本に入ってきて、いろんな作品で楽しませてもらいたいですね。

というわけで、本作は物凄い発想のベトナム産ヒーローアクションとなっています。

ハリウッド産のヒーローものにちょっと飽きてしまった方などは、結構ハマれるのではないでしょうか。

本作のヒロインと思いきや、、

作品情報

2017年製作 ベトナム製作 アクション

監督・脚本 ビクター・ヴー アクション監督 ビンセント・ワン

出演 クオン・セブン、ニャー・フオン、クァック・ゴック・グアン

ヒーローものでお馴染みのシーン。目立ちすぎですが、、。

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