パラサイト半地下の家族(PARASITE)132分

投稿者: | 2020年3月8日

高台の家に住む裕福な家族とそこに寄生していく半地下の家に住む貧しい家族。環境の違う2つの家族を貧しい家族目線で丁寧に描いていく人間ドラマ

2019年製作 韓国製作 サスペンスドラマ

監督 ポン・ジュノ

出演 ソン・ガンホ、チェ・ウシク、チャン・へジン、パク・ソダム、チョ、ヨジョン

半地下に住むキム家兄妹

監督はグエムル、殺人の追憶、母なる証明など作品を生み出すたびに各賞を総なめにするポン・ジュノ。出演はキム家の父親役にシュリ、JSA、南極日誌、殺人の追憶など出演作の多数ある実力派ソン・ガンホ、兄役に新感染ファイナルエクスプレス、ゴールデンスランバーのチェ・ウシク、妹役に殺されたミンジュ、京城学校のパク・ソダム、母親役にシークレットサンシャインのチャン・へジン、また寄生される側のパク家の母親役に純愛中毒のチョ・ヨジョンなど実力派が顔を合わせています。本作は第92回アカデミー賞でアジア映画としては異例の作品賞・監督賞・脚本賞・国際映画賞を受賞しています。

高台の大豪邸パク家

あらすじ

全員失業中で半地下にある住宅で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、ある日高台の豪邸で暮らす裕福なパク一家のもとへ家庭教師の面接を受けに行きます。高給の勤め先を見つけた兄に続き、妹のギジョンも家庭教師として足を踏み入れます。さらに家政婦として母親が、専属ドライバーとして父親がパク一家を就職先として寄生していくことになります。やがてこの生活圏の全く違う2つの家族の奇妙な生活に綻びがでたとき、現実を目の当たりにした家族たちは、思いもよらない結末へと向かって行くのです。

キム一家の大黒柱ソン・ガンホ

感想

ポン・ジュノ監督の過去作の殺人の追憶やグエムル、母なる証明などのように本作も人間ドラマが非常に丁寧に描かれていました。半地下の住宅などは韓国独特の文化を知っていないと十分理解しきれない部分もありますが、そういった状況を元にした人間ドラマがメインですので終始非常にスリリングな気持ちで鑑賞できました。中盤、帰宅してきたパク家の家族にばれないように隠れながら散らかしたごみを片付けていくシーンなどはまるでミッションインポッシブルやオーシャンズシリーズのようなスリル感でした。後半は怒涛の展開で、気持ちの整理のつかないままラストになだれ込みますので、圧倒されてしまいました。そういった物語への没入感を感じるのも出演者それぞれがぴったりと役に合っていてそれぞれが名演技だった事もあり余計に後半の展開が身につまされたのだと思います。ラストに関しては見る人によって意見が分かれるラストだと思います。そういえば殺人の追憶でもラストは絶妙な終わり方でしたので、ポン・ジュノ監督はラストには人一倍こだわりがあるのかもしれません。

パク家の母親

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