お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ゾンビではなく悪魔に取り憑かれた邪悪な存在と戦うバトルホラー

作品情報
作品紹介
2017年8月19日公開
今回ご紹介するのは、お馴染みドルフ・ラングレン主演のアクションホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ミシシッピーのとある田舎町に連続猟奇殺人事件が発生する。
捜査にあたったFBI捜査官ピアス(クリスティーナ・クリーブ)は捜査に行き詰まりを感じるがそんな時、事件の真相を知るという謎の男、ウッドリー(ドルフ・ラングレン)が現れる。
ウッドリーによると、殺人事件の犯人は解き放たれた悪霊の仕業で、人から人へ憑依しながら破滅へと導いている、と言うのだった。
かくしてピアスとウッドリーと悪霊たちとの戦いがはじまるのだった!?

まず、ゾンビは一体も登場しません。
出てくるのは悪魔に憑依された人間だけです。
という事でドルフはゾンビハンターではなく悪魔ハンターです。
ゾンビが人気があり、引きとなるのは分かりますが、ゾンビが出てこない映画にゾンビハンターというタイトルは流石にちょっとノリが過ぎるような気がします。
しかし、ゾンビ目的で本作を鑑賞すると肩透かしですが、ドルフ目的で鑑賞するとゾンビだろうと悪霊だろうと全く関係ないと思います。
タイトルが内容と全く違うのに問題ない、というのも変な話ですが、、、。
作品内容は設定が少しアイデアものとなっていました。
本作では、悪魔にとり憑かれた者を殺せば、殺す原因を作ったものにそのままその悪魔が憑依する、という設定になっています。
つまり、とり憑かれた者は、外見はそのままだが、精神は悪魔自体に乗っ取られてしまい、やりたい放題大暴れする、という事です。
で、また次の体にとり憑くために周りの人に自分を殺させようと仕向けます。
これを繰り返していくうちにどんどんと人間を殺していくという、非常に回りくどいやり方で人間を破滅させていこうとします。
パっとさっき閃いたような幼稚なアイデアではありますが、そこで生まれるサスペンスもあったりします。
犠牲を止めるために自分は毒薬を飲み、まだ毒が回っていないうちに既に憑依されている者を殺し、その後自分に憑依させて毒が回るのをまって自害する、といったドラマも生まれます。
じゃあ、原因を作った人物が複数いる場合や、殺意がない場合、そもそも本人に悪魔に取り憑かれた者を殺したという自覚がない場合などはどうなるか?など突っ込みどころは満載ではあります。
ですが、この手の作品で突っ込みだすとキリがないので、そこは純粋な気持ちでB級(C級)度合いを楽しむ心を持てればそれなりに楽しめます。
それと後半、急に上がる残酷度合いもなかなかの見ものです。
ラストは悪魔ハンターの旅は続くよどこまでも、、。
という感じで好評であれば続編も、という終わり方ですが未だに続編はなさそうです、、。
という事でゾンビファンの方はがっかりするとは思いますが、ドルフファンの方はそれなりに楽しめる作品となっています。

作品情報
2016年製作 アメリカ製作 WACウェルカムアクションシネマ2017にて上映 アクションホラー
監督 マイク・メンデス
出演 ドルフ・ラングレン、クリスティーナ・クリーブ、ジェームズ・チャルク

スタッフ・キャスト
監督は(ラバランチュラ全員出動!)、(メガスパイダー)などのマイク・メンデス。
主演は(エクスペンダブルズ)での復活以降(クリード炎の宿敵)、(アクアマン)などメジャー作品での活躍も増えた元人間核弾頭ドルフ・ラングレン。

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