シューター無限射程(SHARPSHOOTER)85分

投稿者: | 2020年6月18日

お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

普通のおじさんにしか見えない凄腕スナイパーの濡れ衣を着せられての必死の逃走劇!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ややこしいタイトルが怪しさを醸し出すジェームズ・レマー主演作品です。

それでは、まずはあらすじから、

引退を決意した凄腕スナイパーのディロンに旧知のCIAエージェントより最後の依頼が入る。

ターゲットはミサイル誘爆装置の密売に手を染める武器商人のフィリップス。

任務を開始したディロンだったが、その任務の裏には闇組織が絡む政府の陰謀が隠されていた!

冒頭、砂漠地帯で颯爽とバイクで登場。カッコいいです。

マーク・ウォルバーグ主演の(ザ・シューター極限射程)の公開にあやかってDVD発売された(シューター無限射程)というややこしい邦題が付けられた作品です。

しかし、あやかってはいますが一応英語の原題が(SHARPSHOOTER)という事で全くの嘘タイトルというわけではありません。

物語も引退を決意したスナイパーが陰謀に巻き込まれ、濡れ衣を着せられて逃亡者となる、という物凄くひいきめに観れば本家の物語に似てはいます。

ただ、似たようなストーリーにも関わらず演じる人によってここまで違うものか、と思うくらい全く別物となっています。

理由はとにかく主演のジェームズ・レマーのおじさん感に尽きます。

とにかくおじさん

冒頭砂漠地帯で颯爽とフルフェイスのメットを被った状態でバイクで登場し、一人で人質を救出してまた颯爽とバイクで去っていくシーンは結構カッコ良くて先の展開への期待が高まるのですが、

場面変わって帰国して普段着に着替えたとたんに日曜日のお父さんのようなまったり感が漂います。

もう、そう思ってしまうと気持ちの切り替えはできないので終幕までおじさんが頑張っている映像をみている状態でした。

後半は山の中(裏山的な)に入ってランボーのように追っ手を倒しながら、途中敵の車の屋根に飛び乗ってしがみつくお約束のアクションもあるのですが、もうここまでくると、おじさん、怪我しないようにがんばれとしか思えませんでした。

しかしながら、面白くない、とまではいかず、なんとなく最後まで観れてしまうから不思議です。

アクション自体もどこかで見たようなシーンばかりですがなぜか最後まで観れてしまいました。

これは、要するに既視感のただようアクションでも今まで全く見たことがないようなおじさんがそのアクションを演じれば、ハラハラ感が伴い、なんとなく今まで観たことがないような作品を観ているような錯覚に陥ってしまう、という事なのかもしれません。

という事で、主演のジェームズ・レマーのおかげで作品として逆に珍しい存在となっています。

ザ・シューター極限射程)を鑑賞済みの方、鑑賞予定の方は合わせて本作も鑑賞されてはいかかでしょうか?

本家の面白さが際立つと思います。

戦闘服を脱いだら普通のおじさんにしか見えないジェームズ・レマー

作品情報

2007年 アメリカ製作 アクション

監督 アーマンド・マストロヤンニ

出演 ジェームズ・レマー、マリオ・ヴァン・ピープルズ、ブルース・ボックスライトナー

閑静な住宅街をライフル抱えて走り回ります。(なぜか警察はきません)

スタッフ・キャスト

監督は(ゴーストアーミー怨霊部隊)や(クロスライン)など主にB級作品での監督作の多いアーマンド・マストロヤンニ

出演は(ヘイトフルエイト)や(RED)などの話題作での助演の多いジェームズ・レマー。

共演に(黒豹のバラード)や(パンサー)などでブレイク後はどちらかというとB級作品での活躍の多かったマリオ・ヴァン・ピープルズ。

車の屋根に飛び乗って頑張っています。(必死でしがみついている、という感じ)

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