【B級監督列伝!】映画製作者一家の二世監督は、B級路線のエンタメ派、アンソニー・ヒコックス監督

投稿者: | 2021年1月18日

皆さん、こんにちは、まぁくです。コロナの緊急事態宣言もまた発令されてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。

必然的に、自宅での映画鑑賞が改めて注目されていますが、

先日公開予定だったブラムハウスピクチャーズの期待の新作(ザ・スイッチ)が1月15日公開から、公開延期となっていまいました。

結構楽しみにしていたので、非常に残念ですが、理由が理由なのでしょうがないですね。

それにしても、正直、Sランクとは言えないような作品でも直前で公開延期になる、という事はそれぐらいに自体は緊迫している、という事も言えそうなので、なんとか早く収まって欲しいでところですね。

さて、【B級監督列伝】、今回は、恐らく、ほとんどの方の記憶からは消えてしまっているであろう二世監督、アンソニー・ヒコックス監督について年代順に少し振り返ってみたいと思います。

アンソニー・ヒコックス監督

イギリス出身で、お父さんは有名な映画監督のダグラス・ヒコックスです。

ダグラス・ヒコックスジョン・ウェイン主演の(ブラニガン)や、(電撃脱走地獄のターゲット)【詳しくはこちら】、スカイアクションの傑作(スカイライダース)、(ズールー戦争)など傑作を多く監督していて、

イギリスのインディーズ映画祭りで設けられている新人賞ダグラス・ヒコックス賞は、その名前からとられているぐらいに映画界に業績をのこしている映画監督です。

因みに、母親のアン・V・コーツも編集技師で、

さらに、弟ジェームズ・ヒコックスも映画監督で(クロコダイル)、(サーベルタイガー)など兄以上にB級路線全開の作品を監督しています。

まさに映画製作者一家ヒコックス家、といった感じですね。

で、気になるアンソニー・ヒコックスですが、今までの監督作品を振り返ってみますと、、、

1988年製作 ワックスワーク(WAXWORK) 劇場公開作品。ジキル博士にサド侯爵、狼男にミイラ男、バンパイア、とホラーキャラクター総登場の蝋人形館のホラーワールド。特殊効果を担当したのは(ヘルレイザー)のボブ・キーン。もしかしたら、後の(ヘルレイザー3)を監督するきっかけになったかもしれない作品。主演は(グレムリン)シリーズのザック・ギャリガン。(ツインピークス)のダナ・アッシュブルックなんかも出てます。

1989年製作 サンダウン ボクたち、二度と地は吸いません (SUNDOWN THE VAMPIRE IN RETREAT) 劇場公開作品。カンヌ映画祭で上演されるぐらいに話題性のあった作品。バンパイアもので、人間と共存しようとする善のバンパイアとそれに反対する悪のバンパイアの戦いを描くホラーコメディ。主演は偽カンフースター、デビッドキャラダインと(死霊のはらわた)などで人気のブルース・キャンベル。(ツイン・ピークス)のダナ・アッシュブルックもまた出てます。

1992年製作 ワックスワーク2失われた時空 (WAXWORK2 LOST IN TIME) 劇場公開作品。前作同様、蝋人形館を舞台にしたホラーコメディ。今回は時間旅行の鍵を手に入れて、フランケンシュタインン博士の世界に行ったり、中世イギリスで黒魔術師と戦ったり、宇宙空間でエイリアンと戦ったり、と娯楽要素がエスカレートする内容。主演は前作同様ザック・ギャリガンと(サンダウン)組からデビッド・キャラダインとブルース・キャンベルも参戦。特殊効果も前作、この後の(ヘルレイザー3)で組むボブ・キーンが担当。

1992年製作 ヘルレイザー3 (HELLRAISER3 HELL ON EARTH) 劇場公開作。人気シリーズ第3弾にしてB級路線へと大きく舵をとった記念すべき作品。魔導士GOSE TO NYなジェイソンシリーズでの8作目のような作品。それでも、製作総指揮はまだ、クライブ・バーカー自身が務めています。特殊効果は(ワックスワーク)でも組んでいる(ヘルレイザー)シリーズの顔、ボブ・キーン。

1993年製作 ザ・ハルマゲドン ワーロックリターンズ (WARLOCK THE ARMAGEDDON) (ワーロック)の続編だけども内容的には繋がりのない、主演がジュリアン・サンズという共通点だけのアクションファンタジー。サタンを復活させようとする魔導士とドルイド僧の末裔たちのバトルアクション。共演はクリス・ヤングと(ワックスワーク)シリーズのザック・ギャリガン。

1993年製作 頭脳侵略シュリンジ(FULL ECLIPSE) 劇場公開作品。接種すれば超人的な力を身に着ける事ができる液体を巡って警察内部で抗争が勃発。主演はマリオ・ヴァンピープルズ。共演はブルース・ペインとヒロインにパッツイ・ケンジット。特殊効果は(ダークマン)のトニー・ガードナー

1994年製作 侵入者 PAYBACK (PAYBACK) 隠し金を巡る犯罪サスペンス作品。当時、B級未公開作品の帝王と言われていた(日本の帝王は竹内力)C・トーマスハウエル主演作。最近ちょっと見かけないのが残念ですが、、。それまでのSFファンタジー路線から、大人向けのサスペンス作品へと作品の幅を広げていた時期の作品。

1995年製作 スティーヴン・キング アーバン・ハーベスト (CHILDREN OF THE CORN3 URBAN HARVEST) 劇場公開作品。 スティーヴンキング原作の(トウモロコシ畑の子供たち)の映画化(チルドレン・オブ・ザ・コーン)の第3作目。内容はシリーズ通してほとんど同じで、子供たちしかいない村に迷い込んだ大人が、トウモロコシ畑で惨殺されていく、という物語を都会に舞台を移した作品。監督は実弟ジェームズ・ヒコックスで、アンソニー・ヒコックスは製作総指揮を担当。特殊効果はまさかのケビン・イェガーと日本の誇るエンタメ特殊メイク王、スクリーミングマッドジョージ。

1996年製作 ザ・プライバシー (INVASION OF PRIVACY) 脚本は様々なエンタメ作品で有名な(フォーンブース)などのラリー・コーエン。ハンノ・ヒューズ主演のサイコサスペンス。運命の出会いと感じたイケメン彼氏はとんだサイコ野郎だった、というラリー・コーエンのエッジの効いた物語が秀逸な作品。アンソニー・ヒコックス監督がチョイ役で出演しています。

1997年製作 エクスカリバー戦記 (PRINCE VALIANT)(アーサー王と円卓の騎士)の物語をファンタジー要素満載で描く剣と魔法のファンタジー映画。主演は(クイルズ)のスティーブン・モイヤーと後にラブコメ作品でブレイクしたキャサリン・ハイグルが出演しています。キャサリン・ハイグルはそういえば沈黙シリーズ、唯一の本当のシリーズ作品、暴走特急でセガールの姪サラ・ライバックを演じていましたね。

1999年製作 ドルフ・ラングレン ストーム・キャッチャー (STORM CATCHER)人間核弾頭inステルス戦闘機。今回は戦闘機乗りの役柄で、相変わらず無敵ぶりを発揮。戦闘機ストームキャッチャーが略奪され、濡れ衣を着せられるドルフ。追う側にまたしてもアンソニー・ヒコックス監督自らも参加する、B級感満載のスカイアクション。そういえばセガールも(沈黙のステルス)で戦闘機乗りを演じていましたが、ガタイがでかすぎて、コクピットの窮屈感が半端ないのが共通点です。

2000年製作 バイオ・ディザスター (THE CONTAMINATED MAN) 極秘化学兵器によって保菌者となった逃亡者が、そうと知らずに行く先々で細菌をばらまきまくる、という恐ろしいサスペンスアクション作品。主演は名優ウィリアム・ハートと(ロボコップ)のピーター・ウェラーという豪華なキャスト。未公開作品ですが、結構サスペンス演出が秀逸な娯楽作品。

2000年製作 ジルリップス  殺戮者 (JILL LIPS) 劇場公開作品。SMプレイの果てに殺された殺人事件を追う元刑事、ドルフが、捜査の過程でSMの女王様にブリーフ一丁で吊るされて、責められるという、ある意味お宝映像的なエロティックサスペンス。ドルフの模索期の象徴のような作品。劇場で鑑賞したとき唖然とした事を覚えています。

2001年製作 シークレットミッション (LAST RUN) CIAのエージェントが元KGBエージェントの亡命を手伝うミッションを受けるが、暗殺部隊と戦いとなるスパイアクション。主演はアーマンド・アサンテと(Uボート)などの名優ユルゲン・プロポノフ。同名の韓国作品とは無関係。アンソニー・ヒコックス監督がまたチョイ役で出演しています。思い出作りにすでに入っていますね、、。

2002年製作 FEDERAL PROTECTION 日本未公開作品。アーマンド・アサンテ主演、(ライブリポート)や(ソウ)シリーズのディナ・メイヤー共演のサクション作品のテレビムービー。

2004年製作 BLAST 日本未公開作品。ヴィニー・ジョーンズ主演、エディー・グリフィン共演のアクション作品。他にもヴィヴィカ・A・フックス共演。

2005年製作 沈黙の追撃 (SUBMERGED) 劇場公開作品。ついに沈黙シリーズの監督に、、。しかし、まだなんとか劇場公開作レベルの作品を製作していた時期のセガール作品。内容はいつも通り。共演はヴィニー・ジョーンズと実写版(北斗の拳)が懐かしいゲイリー・ダニエルズ。

2008年製作 スリラー (KNIFE EDGE) 田舎町に引っ越してきた一家に降りかかる何者かの監視の死線。幻影に悩ませながら募らせる隣人たちの怪しい態度。得意のアクション要素は控えめにした田舎サスペンス作品。

2013年製作 ピラミッドの逆襲 (PRISONERS OF THE SUN) 監督ではなく脚本で参加の(インディジョーンズ)風冒険アドベンチャー作品。出演も同シリーズで有名な太めのおじさん、ジョン・リズデイビス。砂漠の嵐や、地下都市の復活などのスペクタクルSFシーンが満載の作品。

といった感じで、まさにB級街道まっしぐらで、娯楽系の作品が多く、1900年代に監督した作品は話題のシリーズの続編や、小味の効いたB級話題作などが多いですね。

オリジナリティや作家性は薄めだけれども、娯楽作品として求められている内容に関しては手堅い結果を残している、といえるのかと思われます。

お父さんほどの作品は残せなかったものの、B級作品好きの人にとっては、見過ごせない作品はそのキャリアの初期にしっかり残していますので、

今後もその作品群は親しまれていくのではないでしょうか。

個人的には、初期の(ヘルレイザー3)や、(ワックスワーク)シリーズや、(ワーロック)シリーズなどは気に入ってVHSでよく鑑賞していました。

その頃がアンソニー・ヒコックス監督作品的にも一番勢いがあり、波に乗っていた時期だったといえそうです。

あと、出たがりの一面もあるようで、自身の監督作品の多くにチョイ役で出演していたりしますので、結構ユニークな一面もあるのかもしれません。

2013年以降目立った活動が見られないのは残念ですが、いつの日か、またB級魂に溢れるホラー作品の新作などが観てみたいですね。

という事で、緊急事態宣言で大変な今日この頃ですが、皆さんお体には、お気を付けて自宅でエンタメライフを楽しんでください。

それでは、本日は、お立ち寄り頂きありがとうございました。

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