【未公開カンフー映画】ドラゴンカンフー水晶拳(奇招CRYSTAL FIST/JADE CLAW)84分

投稿者: | 2023年2月4日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

(カンフーゾンビ)のビリー・チョンがユエンブラザースと組んで製作した正統派コメディカンフーアクション!!

作品紹介

今回ご紹介する作品は、ビリー・チョンユエンブラザースと製作したコメディカンフーアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

遼東鳳眼拳のマ・フェイジェン(チュー・ティエホー)に父を殺された少年ワン(ビリー・チョン)は、

父の仇を討つためにカンフーを習おうと、ある道場を訪ねるが、学費が支払えないため、料理人として住み込みで働きながらカンフーを習う事になる。

しかし、そこの料理長は実は鷹爪カンフーの達人で、料理をしながら本格的なカンフーを習うのだった。

カンフーの腕を上げたワンは、調子に乗って街中でカンフーを披露するが、そこを偶然宿敵であるマの目にするところとなり、

鷹爪派の壊滅を目論むマに襲われる事になるのだった!?

(ビリー・チョン カンフー風林火山)(詳しくはこちら)や、(ビリー・チョン カンフーエグゼキューショナー)(詳しくはこちら)等の

ビリー・チョン主演によるコメディカンフー映画の王道作品です。

1979年製作で、監督は(続・空飛ぶギロチン)や(嵩山少林寺)(詳しくはこちら)等のカンフー作品を監督しているホア・サンで、

師匠役にユエン・シャオティエン、さらにラスボスの部下役で(少林寺達磨大師)(詳しくはこちら)のブランディ・ユエン

武術指導にユエン・シンイーブランディ・ユエンいうこと事で、非常にユエンブラザース系カンフーアクション作品風味の、

言い換えると(ドランクモンキー酔拳)や(スネーキーモンキー蛇拳)風味の香る王道のカンフーアクション作品となっています。

設定やストーリー展開は、少し緩めではありますが、父親を殺されて復讐を誓う主人公(とは言ってもそれほど引きずっている感じではありませんが)が、

カンフーを習うために街の道場を訪ねるも、なんだかんだと結局学費が払えないのでそのまま調理場で働きながらちょっとだけカンフーを教えてもらう事になり、

それでも調理の仕事はやる気がないのでさぼっていたら、そこの料理長である老人にお灸をすえられ、

さらにその老人がたまたまカンフーの達人だったので、老人に本格的なカンフーを教えてもらう事になり、

鷹爪拳を教えてもらうも、調子に乗って街で我が物顔のロシア人格闘家を中途半端な鷹爪拳でやっつけてしまう所を、たまたま両親を殺した宿敵に目撃されてしまい、

後を付けられて、散々痛めつけられ屈辱的な扱いをされた後に帰宅、その惨状を見た老人(師匠)は、

その若者が所持していた翡翠から、悪漢に殺されてしまった弟子の息子である事が偶然分かり、仇を討たせてやるために必殺拳を伝授、

そして、親の仇と主人公の戦いが始まる、という感じで、(酔拳)(蛇拳)(笑拳)等の、当時のコメディカンフー作品の良い所取りのような物語となっています。

ただ、良い所をつまみ食いのように挿入していますので、なんとなく観た事のあるようなエピソードをバラバラで観ているうちにラストバトルになっている、

という感じで、結構行き当たりバッタリで物語が進んでいきます。

父親が殺される、という衝撃のシーンから始まって、その復讐のためにカンフーを習いたい、という人生レベルの目的があってカンフーに挑んでいる割には、

それほど、その思いを背負っているようには全く見えない主人公(酔拳、蛇拳は復讐物語ではないですし、笑拳は、ちゃんと落ち込んでから復活していく心の流れが描かれていました)や、

たまたまお互いの素性をしらずに師弟関係になった主人公と師匠が、まさかの主人公の父親ともかつて師弟関係にあった、

という物凄い確率の奇蹟(主人公の素性を知っていて初めから親の仇を討たせてあげるつもりで近づいてきた、なら分かりますが)、

偶然遭遇した親の仇は、実際はその師匠であるユエン・シャオティエンに報復するために近づいて来たはずなのに、

その当人であるユエン・シャオティエンは必殺拳を伝授するやいなや、『教えられる事は全部教えた、、』

と(酔拳)や(蛇拳)のように姿を消すものの、本当にそこから姿が見えなくなってしまうので、結局宿敵との因縁物語はそのまま放置されたまま、

さらに、ラストバトルも幼少期から引きづっている親の仇との最終決戦にいよいよ挑む、というよりも自分の自宅に火を付けられて全焼させられている現場に遭遇したので、

放火犯人を成敗するために戦いを挑む、ようにしか見えないという感じで、それぞれの設定がなんとなくかみ合っていないままにエンディングを迎える、

という、面白いカンフー映画をふわっとつまみ食いしながら観た、というような、ちょっと残念な感覚の残る作品となっています。

ただ、これだけのアクションの専門家が揃って製作している作品ですので、アクションに関しては、どのシーンも素晴らしく、

前半の痩せと肥えの凸凹コンビのアクションはさておき、悪漢役のチュー・ティエホーの物凄い必殺拳【遼東鳳眼拳】(りょうとうほうがんけん)や、

チュー・ティエホー

その部下(弟子?)であるスン・カムロイブランディ・ユエンの超絶コンビカンフー、

ブランディ・ユエン
スン・カムロイ

後半急に姿を見せなくなってしまうも、出演シーンは意外に多いユエン・シャオティエンの訓練指導シーン、

ユエン・シャオティエン

ユニコーン・チャンの盗撮カンフー(麒麟拳)や名作(ドラゴン怒りの鉄拳)等にも出演している欧米人アクション俳優アレキサンダーによるふにゃふにゃなアクションでさえ、

一流の武術指導と、その相手役としてアクションをこなしているビリー・チョンのおかげで、それなりのカンフーシーンになっています。

アレキサンダー

勿論、ラストバトルも棍を使用したアクションから素手の拳を使用したアクションまでの流れが素晴らしく、

力とキレがあり、多彩なビリー・チョンのアクションと悪役の多いチュー・ティエホーの激闘が楽しめるようになっています。

背中を向けたシーンでは武術指導で参加のコーリー・ユエンの姿も確認できrしまいますが、、。

ビリー・チョンの後ろ姿
どう見てもコーリー・ユエンです

という事で、物語展開は一本筋が通っているような作品ではありませんが、カンフーシーンは十分に楽しめる作品になっていますので、

香港映画好き、カンフー映画好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1979年製作 香港製作 カンフーアクション

監督 ホワ・サン 武術指導 ユエン・シンイー、ブランディ・ユエン、コーリー・ユエン、チン・ユッサーン

出演 ビリー・チョン、ユエン・シャオティエン、チュー・ティエホー、ブランディ・ユエン、ハウ・チウシン、マー・チュンタク、デビッド・ウー、スン・カムロイ

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